25年間、一度も学校や会社を病欠したことがないハードワーカーの処世術 #UPSIDERアドベントカレンダー2025
こんにちは。株式会社UPSIDER(以下、UPSIDER)で人事責任者をしている Kohei です。これは、UPSIDER Corp アドベントカレンダー 2025の12月22日公開の記事です。
UPSIDERのアドベントカレンダー2025 では、Biz・Tech・Corporate の3つに分かれて、それぞれのチームメンバーが日替わりでさまざまな内容をお届けします。
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私は小中高12年間、社会人13年間、あわせて 25年間、一度も体調不良で学校や会社を休んだことがありません。
※大学時代はサボり散らかしていたのでノーカウントです😉
※そしてこれはあくまでも“平日の話”で、土日や長期休暇には毎回えげつない風邪をひきます😷
こう書くと「身体やメンタルが強いんですね」と言われますが、実態はまったく逆で、喘息・慢性鼻炎・アトピーの三刀流。どう考えてもベースは虚弱体質です。
それでも25年間走り続けてこられたのは、根性や精神論ではなく、“壊れる前に気づき、自分なりの処世術で立て直す”この習慣を淡々と積み重ねてきたからだと考えています。
本ブログでは、予定が立て込み何かと慌ただしく、さらに風邪も流行するこの師走の時期に、どなたかのお役に立てればと思い、それらの処世術をご紹介します。
■ 処世術 #1 :身体のサインを拾う(気づきの精度を上げる)
身体は必ずサインを出します。私の場合、それは 顎に大量のニキビができる ことです。この兆候が出た瞬間、やるべきことはほぼ決まっています。
睡眠を最優先して、とにかく早く寝る
キャンセルできる仕事以外の予定は全部キャンセルする
市販薬・ポカリ・のど飴を薬局で大量に購入し、早めにのんでおく(もちろん適量で)
感覚としては、「壊れる前に一回、強制的に止まる」 という行為です。1日無理して働いて1週間崩すか、半日で立て直して翌週からまた普通に戦えるか。
この分岐点は、サインに気づいて“ちゃんと止まれるかどうか”にあります。
そして重要なのは、身体のサインは人によって違う ということ。
口内炎が出る
首や肩が急に張る
睡眠の質が落ちる
食欲が不自然に増える/減る
胃がキリキリする
こういった小さな変化を、「自分だけの初期サイン」として言語化しておくことが、処世術の最初の一歩だと思っています。
■ 処世術 #2 :心のサインを扱う(感情も“症状”と捉える)
心もまた、静かにサインを出します。
集中できない
イライラする
なんとなく身体が重い
これらは身体が弱いのでもましてや根性が弱いのでもなく、風邪と同じく“症状” です。そんなとき、私の処世術は「自然にどっぷり浸かること」です。海を見に行ったり、川を見に行ったり、キャンプをしたり。時間がなければ、空をぼーっと眺めるだけでもいい。自然のスケールを前にすると、自分の悩みが一気に“小さく”なります。別に解決していないのに、「まあ、なんとかなるか」と思えるところまで心が緩む。
そしてもう一つの処世術が「走ること」です。走ると言っても5kmや10km走るとかではなく、5分でも10分とか少しの時間を全力で走るだけで大丈夫です。ほんの短い時間でも、頭と心の濁りが驚くほど晴れます。
正直、私はずっと疑問でした。「なぜ経営者やハードワーカーほど走るのか?」疲れているのに、さらに体力を削るような行為をする理由がわからなかった。でも実際にやってみるとその効果の大きさと必要性に気付かされます。
もちろん、ある程度科学的な裏付けもあります。
軽いランニングでも エンドルフィン が分泌されて気分が上がる
セロトニン が整って、精神の安定や睡眠の質に良い影響が出る
ドーパミン によって「やるか」という気持ちが少し戻ってくる
学術的な論拠が重要な人は色々と調査して納得してから試してみるのがよいと思いますが、こういった小難しい話が嫌いな人は、一旦近くのコンビニに昼食を買いに行くために全力で走るだけでもいいと思います(帰りは弁当の具材がひっくり返ったり、ラーメンの汁がこぼれるのでやめましょう。行きで試すのをオススメします)
心の処世術とは、「感情も症状。悪化する前にケアする」この姿勢を持ち続けることだと思っています。
■ 処世術 #3 :のみ込まれずに進むためのマインド
仕事をしていれば精神的にしんどい瞬間は誰にでもあります。そんな時、私はまず、心の中で 「おもろいな!!」 と一旦思うようにしています(なんなら口にも出ます)。実際のところは、全然1ミリもおもしろくはないのですが、一歩“ズラして”眺めるだけで、出来事と自分の間に少しだけ距離(余裕)が生まれます。すると、完全にはのみ込まれなくなります。
さらに、自分のための “心の避難場所” を持つことも重要だと思っています。
「何を言われても、私には〇〇がある」
この“〇〇”は、人それぞれで良いと思っています。
私のほうが強い。
私のほうが運動神経が良い。
私のほうが友達が多い。
なんでもいいのですが、「この領域だけは、さすがに自分のほうが勝っている」と静かに思える場所をひとつ持っておく。これは他人を見下すためではなく、“自分の心を守るための避難場所”として持っておくイメージです。これがあるだけで、折れにくくなります。
そして、最後にここがマインド面でもっとも大切なポイントなのですが、「最悪やめてもいい」と思うこと。そして、本気でそう思えるだけの実力を、裏側で磨き続けること。これに尽きます。
スキルを磨く
どこでも食える状態をつくる
自分の人生を自分で選べるようにしておく
これらを地味に積み上げておけば、働くことは圧倒的に気楽になります。「逃げ道があるから」ではなく、「選択肢があるから」 です。
処世術とは、逃げるための準備ではなく、いつでも尊厳を保ったまま次の選択肢を取れる自分でい続けることなのだと思います。
ここまでが、今の自分なりに言語化した処世術の話です。ただ、こうした考え方は最初から持っていたわけではなく、ギリギリの境地を何度か踏んできた結果として身についたものです。ここからは、その背景として少しだけ過去の話を書きます。
■ 1. ギリギリの境地を経験した
病欠ゼロと聞くと、毎日健康に順調に生きてきたように見えるかもしれませんが、社会人最初の頃はむしろ逆でした。新卒時代の私は、“頑張ることが正義”だと本気で信じていました。
朝、家を出ようとすると憂鬱と吐き気が襲ってきて、本当に吐いてから会社に行った日もあります。玄関で動けず数分固まった日もあれば、電車のホームに立っただけで心が沈む日もありました。
今振り返れば、あれは完全に “壊れる前のサイン”。ただ当時の私は、その意味にも、それをどう扱えばいいかにも気づけませんでした。この経験が、
壊れる前に気づくこと
気づいたら、自身の処世術で立て直すこと
この2つを人生の基礎に据えるきっかけになりました。
■ 2. 新卒時代:無法地帯で叩き込まれたもの
先程も触れましたが、新卒で入った会社は、色々なことがセーフでまかり通っていた時代ということもあり、良い意味で“無法地帯”でした。終電を逃し、始発で帰宅して着替えて再出社。二日徹夜で仕上げた提案書が、目の前で上司に丸めて捨てられる。逃げ場のないロジカルなフィードバックに押しつぶされる。
これは会社が悪かったわけではなく、当時の自分が圧倒的に未熟だっただけです。ただ、あの「苦しかったけれど逃げずに戦い続けた時間」が、処世術の最初の土台をつくってくれました。(※念のため書いておきますが、今の時代に推奨はしていません!)
■ 3. 二社目:スタートアップ創業期で気づいた“自分の扱い方”
人材系スタートアップに転職してからの7年間は、自由でありながら、逃げ場はほぼゼロの濃密な時間でした。
創業初期に一桁社員として入り、「事業が伸びるか、会社が存続するかが自分にかかっている」。そんな環境で働かせてもらったことは、本当にありがたい経験でした。信頼して色々と任せてもらい、気づけば執行役員として事業も人事も統括する立場に。この頃からようやく、自分の取扱説明書が見えてきました。
どこでパフォーマンスが落ちるのか
どこからが危険領域なのか
どうすれば立て直せるのか
処世術の“原型”は、この時期に生まれました。
■ 4. 現職UPSIDER:大きな挑戦をするために優しさが同居する環境
社会を変える大きな挑戦がしたくてUPSIDERに入社しました。UPSIDERには、本当に強くて賢くてユニークなメンバーが揃っています。前職までの成功パターンはほぼ通用せず、毎日アップデートが必要な日々。表現を変えると、“毎日健全なハードシングスと向き合う会社” です。
ただUPSIDERには同時に、体調やメンタルが不安なら、立ち止まって休むことが推奨される文化 があります。実際、重要なMTGでも「今日は体調が悪いのでリスケします」ということが言いづらい、ということはありません。かつてのオファーレターには、こんな内容が明記されていました。
人生では、誰にでも予期せぬ出来事が必ず起きる
だから、何かあったときに夢を諦めなくていいようにしたい
調子が100%の時期なんて誰にも続かない
崩れそうなら、早めに相談し、手を取り合っていこう
UPSIDERは“長いマラソン”。その前提で一緒に走りたい
私はこの価値観がとても好きです。
■ 最後に
正直に言うと、こんなブログを書いておきながら、明日には体調不良で普通に休むかもしれません。それに今働いているUPSIDERはとてもカオスな環境です。優秀なタレントが揃い、世界を変えるような大きな挑戦をしている会社なのでそれは当たり前のことです。毎日がとてもとてもカオスです。そして私はそれを求めてUPSIDERに入社しました。
その中で、「あ、これちょっとやばいかも」という瞬間が定期的にあります。
だからこそ、この記事で書いた処世術も、今後効かなくなる可能性は全然ある と思っています。
人は、環境によって壊れ方も変わる。だから処世術もアップデートし続けなければいけない。もしかしたら明日、私が倒れるかもしれません。でももしそうなったら、そのときはちゃんと休めばいい。
整えながらであれば、人は思っている以上に長く走れます。無理をする必要はありませんし、立ち止まることも悪ではありません。
25年間病欠ゼロというのは特別な才能ではなく、壊れる前に気づき、自分なりの処世術で立て直してきただけの話です。
このブログに書いたこと、どれか一つでも、あなたの明日を少し楽しみにできますように。
そして最後に。こうしたカオスな日々に向き合い続けられているのは、共に戦ってくれる仲間たちと、静かに支えてくれる家族の存在があるからです。この場を借りて、そっと感謝の気持ちを置き、本ブログの締めとさせていただきます。
#UPSIDERアドベントカレンダー2025
株式会社UPSIDERのメンバーがお届けする、 #UPSIDERアドベントカレンダー2025 。Biz・Tech・Corporate の3つに分かれて、それぞれのチームメンバーが日替わりでさまざまな内容をお届けします。
内容は仕事に限らず、日々の学びや経験、好きなこと、趣味の話、ふと思ったこと など、自由に…!UPSIDERで働くメンバーの “素顔” が垣間見えるような、そんな企画になっています。
気軽に読みながら、メンバーそれぞれの雰囲気を感じていただけたら嬉しいです。
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