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ラインスタンプのリジェクトと洞察力の欠如

「あけおめスタンプ2025」のスタンプの審査でリジェクトになりました。
メッセージセンターに届いたメッセージを確認し、審査ガイドラインを再確認し、「あけおめスタンプ2025」の特設ページも再確認しましたが、リジェクトの理由がわかりませんでした。

リジェクトの理由

リジェクトの理由は以下でした。

1.1.当社が定めるフォーマットに合致しないもの
※あけおめスタンプ2025の特別フレームに類似したもの
>該当多数

LINEクリエイターズマーケットのメッセージセンターより

「1.1.当社が定めるフォーマットに合致しないもの」がリジェクトされることは、もちろん知ってます。

ところが、そのあとに
「※あけおめスタンプ2025の特別フレームに類似したもの」
という記述があります。

ひょっとしたら、「あけおめスタンプ2025」の特設ページに書かれていた条件を見落としていた?!
と思って、再度、「あけおめスタンプ2025」の特設ページを確認しましたが、そのような条件の記載は見当たらなかったです。

念のため、審査ガイドラインも再確認してみましたが、もちろん、そのような「特集」に特化した条件の記載はありません。

ということは、
「あけおめスタンプ2025の特別フレームに類似していないこと」が「当社が定めるフォーマット」の決まりの中に含まれる
ということなのですね。

そんな話は初めて聞きました。


そもそも「フォーマット」って何?!

urajoの素朴な疑問

コトバンクさんによると、例えば以下のような解説があります。

知恵蔵 「フォーマット」の解説
フォーマット
使われ方によって3つの意味がある。1つ目は、ディスクの内容を消去し、OSがファイルを読み書きできるように基本情報を書き込むこと。「初期化」ともいう。2つ目は、パソコンで作成する書類の「書式設定」のこと。3つ目は、ファイルの種類、つまり「ファイル形式」のこと。なお、本来の意味は「書式(化)」であり2つ目の意味に近い。どの意味で使われているかは文脈によって判断する。

https://kotobank.jp/word/ふぉーまっと

今回は1つ目の意味ではなく、2つ目や3つ目の意味と考えるのが妥当です。

その点でみると、制作ガイドラインに、きちんとした記述があります。

メイン画像
  
1個 横240px × 縦240px
スタンプ画像(選択式)
  
8個/16個/24個/32個/40個
  横370px × 縦320px(最大)
トークルームタブ画像
  
1個 横96px × 縦74px

· サイズの単位はすべてpixelです。
· フォーマットはすべてPNG形式です。
· 画像のサイズは、自動的に縮小されるため偶数にしてください。
· 画像の解像度は72dpi以上、カラーモードはRGBにしてください。
· 画像のサイズは、1個あたり1MB以下にしてください。
· すべての画像をZIPファイルにまとめてアップロードするには、ZIPファイルを20MB以下にしてください。
· イラストなどの背景は透過にしてください。

LINEスタンプの制作ガイドライン

これは、間違いなく「フォーマット」の規定ですね。

では、「※あけおめスタンプ2025の特別フレームに類似したもの」という条件は、どこから派生して生まれたのか?

これがいくら考えてもわからないのです。

urajoの洞察力の欠如かもしれない
誰か教えてください

審査ガイドラインの記載

あらためて、審査ガイドラインの記載を確認してみました。

1.画像(スタンプ画像、メイン画像、トークルームタブ画像)

1.1.当社が定めるフォーマットに合致しないもの
1.2.会話、コミュニケーションに適していないもの
1.3.視認性が悪いもの(例:横長な画像や、8頭身キャラクターの全身など)
1.4.スタンプ全体のバランスを著しく欠いているもの(例:淡色ばかりのもの、単なる数字の羅列など)
1.5.ロゴのみのもの
1.6.単純なテキストのみの画像
1.7.スタンプ内の文字に誤りがあるもの
1.8.説明文、タイトルと矛盾しているもの
1.9.販売するスタンプの画像と著しく異なるメイン画像、タブ画像
1.10. 既にスタンプショップで販売または審査されているスタンプの複製

LINEスタンプ審査ガイドラインより

上から順番に見てみましょう。

1.1は、そもそもフォーマットに合致していないと、LINEというシステムやアプリにおいて動作に支障を及ぼすため、必ず守らなければなりません。

1.2~1.4は、スタンプユーザの使い勝手を悪くし、LINEアプリ、LINEサービスの質を左右するという点において、重要な点でしょう。

1.5~1.6は、「スタンプ」という製品(概念)に反するものということで、受けれがたい、ということのように思います。

1.7~1.9は、ユーザーに混乱を招く可能性があるから、これも重要な点のように思います。

1.10は、過去に別の記事でも書きましたが、「複製」の定義にもよりますが、非常に似たスタンプがマーケットにあふれることを防止する点においては重要な点かと思います。
※個人的には、大量にマーケットを占有している「名前の違い」のみで「絵柄がそっくり」のスタンプを何とかしていただきたいです。

以上のように、審査ガイドラインに書かれていることには、共感できますし、この基準には、ユーザーやLINEというサービスを守るための「正義」があるように思います。

ここまではよくわかります

さらにこの続きも見ていきましょう

2.テキスト(スタンプタイトル、商品説明文、クリエイター名、Copyright)

2.1.当社が定めるフォーマットに合致しないもの
2.2.テキストに誤りがあるもの
2.3.タイトルや説明文に、告知文言が入っているもの(例:"○月○日発売予定" "○○と検索"など)
2.4.URLが表示されているもの
2.5.ハートなどの絵文字や機種依存文字が入っているもの
2.6.著しく短いもの
2.7.スタンプ画像と矛盾しているもの

LINEスタンプ審査ガイドラインより

今回のスタンプは、これらの条件にも該当しないと思います。

3.モラル

3.1.犯罪を助長、または奨励するもの
3.2.暴力や子どもの虐待・児童ポルノを描くもの
3.3.肌の露出が多いもの
3.4.アルコールの過剰摂取や違法薬物、または未成年者によるアルコールやタバコの消費を奨励するもの
3.5.飲酒運転を助長するもの
3.6.違法な武器などの現実的な描写、またはその使用を奨励する恐れがあるもの
3.7.フィッシングやスパム目的のためのもの
3.8.人や動物の殺傷、撃たれる、刺される、拷問などの現実的なイメージを描いたもの
3.9.特定の個人や法人、国、グループなどを誹謗、中傷、攻撃する可能性のあるもの
3.10.第三者もしくは自己の個人情報を開示し、または開示する恐れのあるもの
3.11.過度に不快、または粗野なもの
3.12.宗教、文化、民族性、国民性を攻撃し、または特に不快感を与えるもの
3.13.宗教への勧誘や啓蒙にあたるもの、宗教的要素の強いもの
3.14.政治的な表現を含むもの、選挙に関するもの
3.15.ユーザーが混乱、嫌悪するように設計されているもの
3.16.性的な表現を含むもの
3.17.賭博を助長し、または賭博に類するもの
3.18.ユーザーのパスワードや、プライベートなユーザーデータなどの取得を目的としたもの
3.19.青少年の健全な育成を妨げるおそれのあるもの(例:パチンコ、競馬など)
3.20.自殺、自傷行為、薬物乱用を誘引、または助長するもの
3.21.いじめ行為を誘発・助長するもの
3.22.差別を助長する、またはそのおそれのあるもの
3.23.その他反社会的な内容を含み、または他人に不快感を与えるもの

LINEスタンプ審査ガイドラインより

改めて読みましたが、これらの条件は、すごく重要な観点ですね。
でも今回のスタンプは、これらには合致しないと思います。
(これに合致してたら、それをリジェクト理由として教えてくださいますもんね。)

これは大事。

4.ビジネス・広告・その他

4.1.スタンプを購入するために個人情報/IDを提供する必要があるもの
4.2.個人的な利用の範囲を超えて、第三者へ無償・有償で提供する目的であるもの(例:企業キャンペーンなどにより、来店者へスタンプをプレゼントするなど)
4.3.メッセンジャーアプリ、またはそれに類するサービスの名前に言及しているもの、またはそれに関するキャラクターのもの
4.4.アプリ・サービスなど企業商業用の広告、宣伝(求人募集等を含む)を目的としたもの
4.5.チャリティーや寄付を募るもの
4.6.政治団体、宗教団体、反社会的勢力、その他の団体への加入を勧誘、寄付を求めるもの

LINEスタンプ審査ガイドラインより

これらも、該当なし。

5.権利・法律

5.1.当社または第三者の商標権、著作権、特許権、意匠権などの知的財産権を侵害し、または使用されている素材がサードパーティの利用条件に違反しているもの
5.2.権利の所在が明確でないもの(例:二次創作など)
5.3.肖像権、パブリシティ権などを侵害しているもの(例:許諾を得ていない人物の顔、似顔絵など)
5.4.権利者からの許諾が証明できないもの
5.5.その他当社がサービスを提供する地域の法令などに違反し、または第三者の権利・利益を侵害するもの

LINEスタンプ審査ガイドラインより

これらにも該当しないと思います。

そして、最後の記述です。

上記内容にかかわらず、当社が不適切と判断したスタンプについては販売を制限、停止、変更、終了する場合があります。当社の設置する窓口への通報により、当社が不適切と判断したスタンプについても同様です。

LINEスタンプ審査ガイドラインより

なるほど。「上記内容にかかわらず、当社が不適切と判断したスタンプについては販売を制限、停止、変更、終了する場合があります。」ですね。
これは「販売開始後」を想定した記載のような気もしますが、最初の審査においても、この考え方が適用される可能性はあります。

今回のリジェクトは、「1.1.当社が定めるフォーマットに合致しないもの」に付記する形でリジェクトされましたが、ひょっとしたら「当社が不適切と判断したスタンプ」ということなのかもしれません。

LINEさんとしては、「あけおめスタンプ2025」という特集を行うにあたり、「※あけおめスタンプ2025の特別フレームに類似したもの」は出したくない、ということと(勝手に)理解しました。

でも、なぜ?

urajoの洞察力ではたどり着けない謎
いくら考えても、わからね~!!

「※あけおめスタンプ2025の特別フレームに類似したもの」は悪か?!

さて、今回のリジェクト理由、
「※あけおめスタンプ2025の特別フレームに類似したもの」
の話に戻りましょう。

このルールを持ち込んだ理由はどこにあるのか?
このルールに「正義」はあるのか?

これが最大の謎です

話は少しそれますが、2年前のあけおめスタンプの創作において、
「特別フレームをtab画像に張り付けて」リジェクトされたことがありました。

これは、「特別フレーム」というLINEさんの著作物を改変(縮小)して、LINEさんの指示以外の場所(tab画像)で使っているという時点で問題ありです。すぐに修正して審査に出しなおしました。

でも、今回は、LINEさんが提供する「特別フレーム」を流用したり改変したものではないのです。確かに色は似ていますが、著作権的な問題はないと思います。
もし、色が似ているだけで「ダメ」となったら、クリエイターにとっては大きな制約となります。

では、「ユーザーが何らかの迷惑を受けるか」「混乱するか」という点を考えてみたのですが、そもそもマーケットに表示されるのは、メイン画像のみであり、そのメイン画像の「特別フレーム」に似たスタンプがあったとしても、困る理由がわかりません。

マーケットに並ぶのは、メイン画像だけだから、特別フレームに似たスタンプ画像があっても間違いようはないです。

「3.モラル」の観点でも問題ないと思います。

デザイン的にも、めでたい感じがでていて、個人的にはよい出来だと思っています。もし、同じように「このスタンプいいね!」と思ってくださるユーザーさんがいるとすれば、それをリリースできないというネガティブな側面の方が気になります。ユーザーファーストではないです。

はたして、このリジェクトに「正義」はあったのでしょうか。

とはいえ、
プラットフォーマーのLINEさんが「ダメ」というならダメなのです。

修正しないと、一生、世に出ることはありません。

理由はわかりませんが、修正しましょう!

urajoの結論
修正しますから、リリースさせてください。

「※あけおめスタンプ2025の特別フレームに類似したもの」の意味

ラインスタンプ画像の修正をはじめて、はたと、この文章の解釈が非常に難しいことに気が付きました。

  • あけおめスタンプ2025の特別フレームに類似した「フレームを書いたスタンプ」がダメなのか

  • フレームの有無に寄らず、「特別フレームに類似したスタンプ」もだめなのか。

さあ、どっちなんだろう?

もし後者だとしたら、片方は「フレーム」で、もう片方はフレームじゃないのだから、「特別フレームに類似した」って言われても、似ようがないと思うのです。

じゃあ、色が同じだったらだめということ?
さすがにそんなわけはないですね。

どんどん泥沼にはまってきました。

あらためて、メッセージセンターを眺めていたら、一つのことに気が付きました。

LINEさんのメッセージより

「NG画像」には、40枚すべての画像が掲載されています。
にもかかわらず、メッセージ文は「>該当多数」なのです。
「すべて」ではなく「>該当多数」なのです。

※通常(これまでのリジェクト)では、NG画像の番号が「>1, 23」のように書かれ、その該当画像だけが「NG画像」として掲載されると思うのですが、今回は書き方が変です。

これは、あまりにもたくさんのスタンプが該当しているので、全部の番号を書くのが面倒で「>該当多数」と書いた、つまり、「すべて」がNGではない。

urajoの洞察

ということだと結論付けました。

とはいえ、LINEさんに確認していただくしかないので、ひとまず、前者の
「あけおめスタンプ2025の特別フレームに類似した「フレームを書いたスタンプ」がダメ」
という意味だと(勝手に)理解して、再審査に出すことにしました。

さてさてどうなることやら。

ここで一旦筆を置きます。おやすみなさい。

果報は寝て待て

結果は、

さて、翌日、結果が返ってきました。

無事、審査通過しました~!!!

歓喜のurajo

半分はあきらめていたのですが、想定外の「審査通過」でした。
(あけおめスタンプ2025の第3弾に滑り込みセーフ)

ということは、上で書いた解釈があっていた、ということです。
おそるべし、urajoの洞察力!(自画自賛)

LINEの審査員さん、ありがと~

もうちょっとで、フレーム以外のスタンプも修正するところでした。

今回の結論は、(なぜいけないのか、その理由はわからないが)

あけおめスタンプ2025の特別フレームに類似したフレームを持つスタンプを作ってはならない

あけおめスタンプ2025の審査ガイドラインに追加

ということだと思います。

おわりに

「あけおめスタンプ2025」のスタンプの審査でリジェクトになったという報告でした。

いよいよ明日から、あけおめスタンプ2025の第4弾(最後)の期間に入ります。まだまだ間に合います。

これからあけおめスタンプを作ろうと思っているクリエイターの皆様、あけおめスタンプ2025の特別フレームに類似したフレームを持つスタンプを作ってはいけませんよ~。

(おまけ)

この記事を書いていて、10年前に読んだ本を思い出しました。
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※かなり読み応えのある本なので、読むときにはそれなりに気合を入れて読んでください。


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