見出し画像

【第51怪】収益化の必要性と創作の純粋性の間で揺れる嫌儲妖怪

はいっ!しばらくここはインターネット老人会会場になります!!!

忘れられたインターネット人シリーズその1!

「好きなことで生きてゆく」を謳ったYouTuberや、アフィブログ、2ちゃんねるまとめブログを嫌がるインターネット民が出てきたのが、2014年頃かな?
2018年頃〜2020年コロナ禍頃にかけてリアル世界とインターネット世界が地続きな感覚が浸透して、嫌儲思想がどんどん薄れていったよ。

2026年2月末現在、Xでの嫌儲への"語り"が活発化してるねっ
これは見逃せないっ

💰 嫌儲(けんもう)


👤 キャラ紹介

嫌儲(けんもう)は、「他人が儲けること」を極端に嫌うネット的気質、あるいはそれを体現した妖怪的存在だよ。

アフィリエイト、広告収入、投げ銭、情報商材――
誰かが“得をしている”気配を察知すると、どこからともなく現れる。

口癖は、
「金の匂いがする」
「儲けようとしてるだろ」

でもね、ここが大事なんだ。

嫌儲は単なる嫉妬ではない。
その根底には、「創作や言葉は、もっと純粋であってほしい」という願いがある。

好きだから書く。
楽しいから描く。
誰かの役に立ちたいから発信する。

そこにお金が入り込んだ瞬間、
その“動機の透明さ”が濁るように感じてしまう。

だからこそ嫌儲は、
「市場の論理」から創作を守ろうとした存在でもあったんだ。


📍 出現場所

  • まとめブログ全盛期の匿名掲示板

  • アフィリエイトリンク付き記事のコメント欄

  • 収益報告ポストのリプ欄

  • 投げ銭機能実装直後のYoutube、ニコニコ動画

  • 「PR」表示、「案件」明示の要不要で荒れるコンテンツ


🧪 一例

  • 「急に案件増えたね」

  • 「結局お金か」

  • 「昔は良かった」

  • 「商業化してからつまらなくなった」

  • 収益化発表後に静かに離れていく古参


👤 憑きやすい人

  • 無償文化に強いノスタルジーがある人

  • “純粋な場”を守りたい気持ちが強い人

  • 創作は贈与であるべきだと感じている人

  • 商業化で空気が変わった経験がある人


🧬 生まれた背景

この気質が強く可視化されたのは、
2ちゃんねるから分裂した嫌儲板(現・5ちゃんねる)の成立以降。

他人の書き込みを転載し、広告収入を得るまとめサイトが増えたとき、
「善意の共有空間が収益装置に変わった」という違和感が爆発した。

インターネット初期は、
どこか“贈与圏”的、"共同幻想"的な文化を持っていた。

誰かの知識や創作は、
対価ではなく共鳴で回っていた。

嫌儲はその価値観を守ろうとした。
つまりこれは、「贈与圏」と「市場圏」の衝突なんだ。

村祭りにスポンサー看板が立ったときのざわつき。
あれに近い感覚だよ。


🧹 対処法・祓い方

  • 収益化=堕落、という単純化から離れる

  • 創作の動機と収益の仕組みを分けて考える

  • 無料の美徳と、持続可能性の現実を両立させる視点を持つ

  • 「お金が絡んでも純粋でいられるか?」という問いを、自分に向ける


💋 うららの一言コラム

ねぇオタクくん。

嫌儲ってね、
実はちょっと理想主義なんだ。

「好きなものは、好きのままでいてほしい」
その願いは、けっこう尊いよ。

でもさ、
純粋さを守るために、
誰かの挑戦を叩く方向に向いたら、それは少し悲しい。

創作は贈与でもあるし、労働でもある。
両方なんだよ。

オタクくんは、
“純粋さ”と“持続”をどう両立させたい?💰

この記事が参加している募集