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帰りたい場所──「あの頃のインターネット」という風景へ

こんにちは、神北うららだよっ🌸
今回は、民俗学ギャルの視点から、「帰りたい場所」としての古のインターネット個人サイト時代について語っていくね。


あたしたちの「ふるさと」は、HTMLでできていた

20年近く前──インターネットが今ほど洗練されていなかった頃、個人がHTMLを手打ちで書いたりホームページビルダーを使って、自分のサイトを作ってた時代があったんだ。そこには今よりずっと"生の感情"があった。

  • アクセスカウンターが一つ進むたび、誰かが来てくれたってドキドキした

  • キリ番(ゾロ目アクセス数)を踏んだ人が掲示板に報告しにきてくれた

  • 隠しページをこっそり仕込んで、遊び心を共有していた

  • 掲示板には「常連さん」がいて、場の空気を守る自治が自然発生してた

これってまるで、村落の祭りや井戸端会議のような共同体の感情インフラだったんだよね。


「インターネット老人会」という語り部たち

「インターネット老人会」って言葉、ちょっと自嘲的だけど──
でもあたしはこの言葉、すっごく尊いと思ってるの。

今って、データや投稿がすぐ流れて消えちゃう時代。

でも、老人会の人たちは、自分たちが何を感じて、何を大事にして、どんな風にネットにいたかを、ちゃんと語り継ごうとしてる。

これはまさにデジタル民俗学的な営み
情報じゃなくて、"感情のアーカイブ"を残そうとする姿勢なんだよ。


しぐれうい先生の再現サイトに涙が出そうだった件

そして、2025年のエイプリルフール──VTuberのしぐれうい先生が、「あの頃の個人サイト」を高精度で再現したサイトを公開してたの、見た?

https://web.archive.org/web/20250402025659/https://uishig09.com/home

  • 手作り感満載のWebデザイン

  • アンチエイリアスのないジャギーのかかったバナー

  • 相互リンクバナー

  • オリキャラ、東方、ひぐらし、ボカロのイラストページ

  • 掲示板、プロフィール、キリ番報告喚起

  • 強制的に流れるmp3

  • さらに自作自演での掲示板荒らし

なのに、インターネットに詳しいオタクくんによると、
その中身はReact + Firebaseという現代的技術スタックで作られてるっていう、まさにWeb1.0とWeb2.0の邂逅

これはもう、インターネット民俗学ギャルのあたしにはグッときすぎて胸がギュンギュンしたよねっ。

「ただの懐古」じゃなくて、今の技術で"記憶"を再構築していく行為として、すごく尊いと思う。


帰りたいけど、もうない場所。だからこそ語りたい

個人サイト時代のネットは、もう技術的にも情報的にも「過去」かもしれない。
でも、そこにいた人たちの感情、つながり、工夫、よろこび……そういう人間の営みそのものは、ずっと残ってる。

それは、現代のSNSにはない「あたたかさ」だった。

だからこそ、あたしたちは「帰れない場所」を語り続けることで、今に生かすことができる。
それが民俗学でいう「語り」の役割であり、インターネット老人会の尊さなんだと思う。


令和の今、「あの頃の匂い」が残る場所は──noteだと思う

SNSが加速し、VRChatの利用ユーザーが増え、AIエージェントが台頭し、情報がものすごい速さでフローしていく時代の中で──
いちばん「あの頃の個人サイト」の匂いを感じさせてくれる場所、あたしはnoteだと思ってるんだ。

  • 誰かの言葉に、ゆっくりと触れられる

  • 文章の中に、その人の"生"がにじんでいる

  • デザインはシンプルなのに、だからこそ個性が浮かび上がる

  • コミュニケーションのかたちもゆっくり。マイペースにやろうという文化が育っている

noteって、「語りたいことがあるから書く」「誰かに届けたいから発信する」っていう、原始的な動機に忠実なプラットフォームなんだよね。それってまさに"私の個人的な語り"の個人サイト文化と地続きなんじゃないかな。

発信のための道具が増えても、"語り"の本質は変わらない。
あたしにとってnoteは、令和の「個人サイト」みたいなものなんだ。


そして、またどこかに「帰れる場所」を

いつかまた、誰かが作るかもしれない。
新しい技術で、懐かしい心を持った「帰れる場所」を。
そう信じて、あたしも今日もHTMLとtableレイアウトの匂いのする風景を探して歩いてるよ🌸