暑い場所が苦手だった。インプレッサムツアシガメという亀
インプレッサムツアシガメという亀がいます。
東南アジアの山地に暮らす、
少し変わったリクガメです。
リクガメと聞くと、
どんな景色を思い浮かべるでしょう。
暑い場所
乾燥した大地
強い日差し

そんなイメージかもしれません。
実際、多くのリクガメは暖かい場所を好みます。
ところが、
インプレッサムツアシガメは違います。
山の中に暮らしています
標高の高い森
霧が出る森
涼しい森

むしろ、暑さが苦手です。
夏の強い日差しより、
ひんやりした森の方が落ち着く。
少し不思議です。
リクガメなのに、みんなと違う場所を選んだ。
しかも、
落ち葉が積もった森を歩きます。
果実を食べる。
そして、
キノコを食べる。
実はこの亀、
野生ではキノコを好んで食べることで知られています。

森の中を歩き、
落ち葉の下を探し、
キノコを見つける。
まるで森の住人です。
派手な亀ではありません。
目立つ模様もない。
大きな角もない。
でも、自分に合った場所で生きています。
ボクは甲羅の形がスキなんだよなー。

僕らは、つい周りに合わせようとします。
みんなが頑張っているから。
みんなが好きだから。
みんなが向いているから。
だから、
自分も同じ場所で頑張ろうとする。
でも、
苦しくなることがあります。
力が出ないことがあります。
自分が弱いのかと思う。
努力が足りないのかと思う。
でも、
そうではないのかもしれません。
もしかすると、
場所が合っていないだけかもしれない。
環境が違うだけかもしれない。
インプレッサムツアシガメは、
暑い平地を目指しませんでした。
自分に合った森を選びました。
その結果、今も生き残っています。
強さというのは、
無理して周りに合わせることではない。
自分が生きやすい場所を見つけること。

インプレッサムツアシガメは、
そんなことを教えてくれる亀なのかもしれません。

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