Google創業者ラリー・ペイジを「発明家」にした、12歳の夏の一冊とは?
検索エンジン、自動運転、AI――。
未来を創り続けるGoogleの壮大なビジョンは、どこから来たのでしょうか。
その答えは、共同創業者ラリー・ペイジが12歳の時に出会った、ある「悲劇の天才発明家」の自伝にありました。
今回は、彼の人生の方向性を決定づけた、運命の一冊に迫ります。
【ラリー・ペイジ氏とは?】
Googleの共同創業者であり、検索順位を決定する中核技術「PageRankアルゴリズム」の発明者。
Alphabet社の初代CEOも務めた。
「10x thinking(10倍良くする思考)」を掲げ、Waymo(自動運転)など、世界を根底から変える“ムーンショット”プロジェクトを推進する、現代を代表するビジョナリー。
📖 運命の一冊:『My Inventions』
著者:ニコラ・テスラ
交流電流システム、無線通信など、現代技術の礎を築きながらも、トーマス・エジソンとの電流戦争に敗れ、不遇の生涯を終えた天才発明家ニコラ・テスラ。
本書は、彼の驚異的な着想や創造の哲学が自身の言葉で語られた自伝です。
💬 ラリー・ペイジと『My Inventions』の出会い
12歳のラリー・ペイジは、この本を読んで、テスラの偉大な発明と、その才能に見合わぬ不遇な結末に深く心を動かされました。
Business Insiderは、この読書体験が彼の夢を決定づけたと報じています。
“When he was 12, Google cofounder Larry Page read the autobiography of famed scientist Nikola Tesla. He already wanted to be some kind of inventor, and this just drove it home.”
(12歳の時、Google共同創業者ラリー・ペイジは著名な科学者ニコラ・テスラの自伝を読んだ。彼はすでに何らかの発明家になりたいと思っていたが、この本がその思いを決定的にした。)
ペイジがテスラの生涯から学んだ最も重要な教訓は、「偉大な発明」と「それが社会に受け入れられること」の間には、大きな隔たりがあるという事実でした。
この「発明と商業化の落差」こそが、ペイジに「単に発明するだけでなく、それを社会実装までやり切る」という強い信念を植え付けたのです。
🚀 テスラ自伝から学ぶ、3つの「ペイジ流」発明哲学
この本から、私たちはGoogleのDNAとも言える3つの重要な原則を学ぶことができます。
10倍優れたもの(10x)を創る: 少しの改善では、既存のものを置き換えることはできない。テスラの交流電流がエジソンの直流より圧倒的に優れていたように、世界を変えるには、現状より「10倍良い」と言えるような、根本的なイノベーションを目指す。
発明だけでは、世界は変わらない: どんなに素晴らしい発明も、多くの人々に届き、使われなければ意味がない。テスラの悲劇は、商業化の失敗にあった。 brilliantなアイデアと、それを社会に届けるスケーラブルな仕組みの両方が不可欠である。
壮大なビジョンで、人を惹きつける: テスラが描いた「世界システム(無線送電)」のような壮大なビジョンは、多くの人々を魅了した。世界を変えるという大きな志を掲げることが、世界中から最高の才能を集めるための鍵となる。
読みたくなったら、こちら
ラリー・ペイジにとって、テスラの自伝は単なる偉人伝ではなく、壮大な夢を現実世界でどう実現させるかという、生涯をかけた問いを与えてくれた「最初の教科書」なのでしょう。
Googleの挑戦は、テスラの未完の夢の続きなのかもしれません。
ご興味がありましたら、ぜひ一度、手に取ってみてください。
今後も、成功者の思考に影響を与えた一冊を、お届けします。
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