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私は永久不変の存在なのですよ【トキワハゼ】

こんにちは、うりぼうです。

更新がのんびり過ぎて随分遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします(もはや3月^^;)

本当はこの記事は1月の予定だったのですが、下書きしたのが2月末、さらにイラストが進まず3月となりました^^;

といわけで、みなさま元気に過ごされてますか?
今年の冬は大寒波がやってきたりして大変だった地域の方もいらっしゃると思います。

そんな季節を乗り越えて、いよいよ春の足音が聞こえてきましたね。
私のお鼻もむずむずとしてきましたよ!

春だ!!花を咲かせるぞ!!🌷

……と伸びてきた野草さんたちもいる中、冬だろうが、夏だろうが関係なく花を咲かせている子たちもいます。

今回はその野草の名前の通り、いつもお花を咲かせている「トキワハゼ」さんを紹介したいと思います。


どんな野草?

「トキワハゼ」さんたちは、サギゴケ科サギゴケ属の野草で、道端や、庭先、植木鉢やプランターの中など、本当に身近ないろいろな場所でお花を咲かせています。

うちの植木鉢にみっしり咲いている「トキワハゼ」さん

花の時期は一応「春から秋ごろ」のようになっていますが、私の住む近畿地方中部では冬でもそれほど気温が下がらないからか、普通に咲いています^^

この写真は2/11に撮影したものですが、2/8〜9にかけて関西の平野部でも雪が降る大寒波が訪れました。

もちろん気温もそれほど上がらず、朝は氷点下。車のフロントガラスはシャリシャリ、路面もシャリシャリでしたが、相変わらず花を咲かせていました。

実はそんな様子からつけられた名前が「トキワハゼ」なのです。

「トキワハゼ」の名前の由来

「トキワハゼ」の名前に付けられた「トキワ」は漢字で表すと「常磐」です。

「常磐」の意味を家にあった国語辞典で調べていました。

ときわ【常磐】
 「大きな岩石がどっしりとして動かないように、永久不変である」意の雅語的表現。

三省堂 新明解国語辞典

つまりいつも変わらずに花が咲いていることから、「トキワ」の名がつけられたんですね^^

実際植木鉢の「トキワハゼ」たちは、昨年の猛暑…いえ酷暑の中でも数は少ないながら花をつけていました。

私はバテバテでしたが、花をつけられる余力、すごい!!

まさに「トキワ」です。

ちなみに「ハゼ」は果実がパチッと二つに裂ける(爆ぜる)ことからきているそうです。

実際に見てみましょう🔍️

「トキワハゼ」の果実はまだ熟してない時はこんな感じですが…

まだお花の部分がついていて、
できたてほやほや!

爆ぜるとこうなります。
(もしかしたらもっとこれから裂けるのかも?)

めっちゃみっしり種がつまってます!
最初、アブラムシかと思った^^;

一応種の大きさも計ってみましたが…0.1mmかそこらでしょうか?

横にすると0.3ミリほどありそう!
この実の大きさは2mm~2.5mm程度でしょうか?!

こんなにもたくさんの種が一斉に飛ばされるとなると、植木鉢にみっしり「トキワハゼ」が生えるのも納得です。

ちなみに花言葉は「いつもと変わらぬ心」
よい心はいつまでも変わらず持ち続けたいな、と素敵なことを教えてくれるような花言葉ですね^^

よく似た野草🌱

ところで、この「トキワハゼ」にはよく間違ってしまう野草がいます。

一番似ているのは「ムラサキサギゴケ」という野草。
そしてもう一つは、「トキワハゼ」と同じように身近に生えているので混同されがちな「ツタバウンラン」という野草です。

二つとも知ると「トキワハゼ」とは全く違うことがわかるのですが、知らないと間違いやすい野草です。

私も間違えてしまった一人。

私がまだ野草に詳しくなかったころ、「トキワハゼ」の名前をまだ知らなかったとき、「トキワハゼ」を「ムラサキサギゴケ」だと思っていました。

ある春の日、天気も良かったのでお散歩していたら田んぼの中に「スズメノテッポウ」や「スギナ」に交じって「ムラサキサギゴケ」が咲いていました。けれど私の知っている「ムラサキサギゴケ(本当はトキワハゼ)」よりめっちゃでかい!!

「でっか!!や、やっぱり畑とかは栄養が豊富なのかしら?!」

いやいや、それにしてもでかすぎなのでは?!

と思い、後で調べようと写真を撮りました。
それがこの写真。

なんかでかいぞ?!おかしいぞ?!
はじめましてのムラサキサギゴケ(本物)でした^^;

のちにこの子たちが「ムラサキサギゴケ」ご本人で、私が「ムラサキサギゴケ」だと思っていたのは「トキワハゼ」だったと知りました。

さて、なんで間違えてしまったのか。

ひとつは図鑑の写真では大きさがわかりにくい。
「「トキワハゼ」より大型」と書かれていても、「トキワハゼ」を認識していなかった私は比較のしようがありませんでした^^;

そして、「ムラサキサギゴケ」は本当に春にしか見かけないのを知らなかったので、ついついそっちだと思い込んでしまったわけでした。
(図鑑にはちゃんと花の時期が載ってました^^;見逃してただけ。)

というわけで、間違えないようにしっかり見分けをつけていきましょう!!

特徴は次のような感じです。

🌱ムラサキサギゴケ
・上の花びら(上唇じょうしん)は前にでっぱり、2つに裂ける
 (リーゼントのよう…)
・大きい花で1cm~2cmくらいある。
匍匐枝ほふくしという地面に這うような枝を伸ばす
・多年草

🌱トキワハゼ
・上の花びら(上唇じょうしん)は前にでっぱり、2つに裂けるが「ムラサキサギゴケ」より裂けた感じがわかりにくい
・花が小さい。1cmくらい
匍匐枝ほふくしはない
・1年草

🌱ツタバウンラン
・上の花びら(上唇じょうしん)はうさ耳のように上にぴょんと立つ
・花が小さい。1cmくらい
・葉っぱが蔦のようなので「蔦葉」
・そもそも「トキワハゼ」とは分類が違う野草

ちょっと文字だけではわかりにくいので、イラストにまとめてみましたが…
情報量が多めです^^;

字が雑^^;すみません。

🌱・🌱・🌱

イメージが湧いたということで、実際の写真で見比べてみましょう!

まずは「ムラサキサギゴケ」さん。

上の花びらが裂けているのがわかりますか?
お花も大きい!

🌱・🌱・🌱

続いて「トキワハゼ」さん。
写真の定規の大きさからも、花の小ささがわかると思います^^

一応上の花びらが裂けているのはわかりますが、
丸みがあって、
「ムラサキサギゴケ」よりも曖昧です。
お花も小さいですね^^

ちなみに定規をあてた花の右に偶然写っている、白い、先の裂けている棒のようなものは雌蕊めしべです。

普段はもちろん花びらの中にあるので、なかなか見ないと思います。

「ムラサキサギゴケ」や「トキワハゼ」はこの雌蕊めしべを刺激すると、裂けている部分を「パクっ」と閉じます。

しっかり受粉するような仕組みがあるんですね^^
(これを「柱頭運動」といいます。)

🌱・🌱・🌱

では最後に「ツタバウンラン」を見てみましょう。

ちょっと先端がずれてますね^^;
8mmくらいかな?
うさ耳具合は伝わると思います。

この写真では葉っぱの様子がわかりにくいので、全体の感じを。

たしかに蔦の葉に似ていると言われれば、そのように見えますね^^

立派な葉です!

「ツタバウンラン」はオオバコ科ツタバウンラン属で欧州原産の帰化植物です。

「ムラサキサギゴケ」「トキワハゼ」はサギゴケ科サギゴケ属なので、分類が全く違うということがわかります^^

いつか、「ムラサキサギゴケ」「ツタバウンラン」も紹介しますね!

おわりに

今回は「トキワハゼ」を紹介しました。

もともとスイセンの鉢に一株しか生えてなかった「トキワハゼ」ですが、今ではびっしりになりました。(スイセンは咲かないのに(T_T))

一年草?ほんとに??と疑いたくなるばかり。

まぁね、あれだけ種があれば…。

日陰で育つ子はちょっと背が高くなる傾向があるようです。
日に当たろうと必死なんですね^^

隅っこに生えてた「トキワハゼ」
植木鉢に生えた子に比べて背が高い!

時季や地域によって、暑すぎたり寒すぎたりすると、さすがに花の数が減ったり、地域によっては花を咲かせないことがあるかもしれませんが、基本的に一年中けっこう咲いている花です。

もしお花の少ない季節、さみしくなったら彼らをみつけてあげてくださいね^^

「いつもと変わらぬ心」で元気をわけてくれるかもしれません。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございましたた。

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