日記 | 2025.4.28~5.4 | ミシン・本棚・祖父の誕生日
4/28(月)
この家は風の通りが良く、それは嬉しいことだなと思っていたのだけれど、最近吹き込む風があまりに強く、頬を髪を身体を常に風に揺らされるとストレスに感じることを知った。風を少し入れたくて窓を細く開けても、そこから強風が吹きこもうとするためひゅうひゅうと窓が鳴る。かなりの風量が差し込み髪を巻き上げる。身体も冷えるしちょっと勘弁してほしい。
昨日の喧嘩の余波から、私は元気がなく夫は私を気遣っている。ティコ(娘・1歳・仮名)は通常通り可愛く元気。ティコは最近絵本を読んでもらう、ということをやっと理解し始め、絵本を私たちのところに持ってくるようになった。途中で飽きてしまって最後までは聞いてくれないことも多いけれど嬉しい変化。お気に入りは『だるまさんが』シリーズと『みかんのおひさま』。
4/29(火)
祝日。10時過ぎくらいにのんびりと起床。ゆったりと身支度を整えて、買い物に出かけた。
お昼は商業施設に入っている中華料理店に入り、私は海苔入り海老ワンタンメン、夫はチャーシューメン、スペアリブの蒸し物とホタテの蒸し餃子、春巻きを注文した。お隣のマダムたちがランチメニューの酢豚や油淋鶏を食べているのを見て、私も白米をがっつりいきたかったな……とちょっと後悔しつつ到着を待つ。海老ワンタンメンは、うーーーーーん……な感じ。夫のチャーシューメンもうーんだったみたい。やっぱり私たちは上品な中華ではなく日本人が作ったがっつりしょっぱいラーメンが口に合うね。と言い合った。
食後、紀伊国屋書店で『フォース・ウイング』の2巻を買ってもらった。もったいなくて1巻をまだ読んでなかったため、早急に1巻から読み始めなければ、と思うのだけれど1巻は段ボールの山の中に封印されている。昨年12月に引っ越しをして、まだその荷解きを終えていない体たらく。段ボールに20箱くらい本があるけれど収納できる本棚をそろえていないのでそのままにしてしまっているのだ。さて、いよいよ。いよいよ開けなければという気持ちがむくむくと湧いてきた。やるぞ。
4/30(水)
気合だけはあるのだけれど、なんだか身体の具合が優れない。身体が重だるく、頭の芯がずんと重く生あくびを何度もしてしまう。とにかく横になりたくてティコを連れて寝室でひっくりかえっていた。ティコはベッドの上でゴロゴロしたり立ち上がって歩いてみたりと忙しい。ベッドの端から落ちそうになる度にティコを隣に連れ戻してうつらうつらしていたところ、仕事が一段落した夫が寝室に顔を出し「少し眠ったら」とティコを連れ出してくれた(大変ありがたいこと)。半目しか開けられず、半分夢の世界に旅立っている状態だったため「10分だけ寝るね」と断り目を閉じた。当然のことだけれど、10分では起きることができず30分ほど気絶したところ少し体調が回復した。眠りは大事。
5/1(木)
夫が有休に入り、当家のゴールデンウイークが始まった。
最近ミシンが欲しくってたまらない私。好きな布でブックカバーやブックポーチを作ってみたいと思い立ったが吉日、さっそく布を集め始めたりミシンを検索してみたりしているわけです。ミシンって3万円程度で購入できる感覚だったのだけれど全然違う。1万円や2万円で買えるものから、それこそ100万円を超えるものまで本当に幅広くってどうしようという感じ。どの程度の機能を求めて、どの程度真剣にやるのか、予算はどのくらい割けるのか、で候補を絞り込まなければならない。
夫はミシンを買うのであれば刺繡機能が欲しいという。でも刺繍ができるミシンとなると15万円~というレベル。しかも夫がやりたいような自分でデザインを作るソフトは別売りで10万円以上する。
私たち夫婦は、初心者で続くかもわからないくせに、良いもの・機能が盛りだくさんのものが欲しくなって、最後買ってしまうという悪癖がある。ティコの離乳食のために買ったブレンダーもそうだった。最低限の機能でよいのに、ハイパワーかつたくさんの付属品がついたものを購入した。2万円以上したけれど、結局ほとんど使っていないし、使いこなせてもいない。
だからミシンでも同じ轍は踏まないよう、シンプルなものを買うべきなのに、どうしてもどうしても機能が盛りだくさんの高価なミシンに惹かれてしまう。
一旦実物を見に行きましょう、あわよくば店員さんに説明してもらいましょう。ということで、手芸店に向かった。店舗に置いてあったものは4、5万円程度のもの~30万円以上するものまで幅広く何が何だかやっぱり分からない。デザインがかっこいいもの、液晶がついていて操作しやすそうなものなど、見ていて楽しいがちんぷんかんぷんだ。
ミシンアドバイザーがいると張り紙を見つけ、店員さんにアドバイスがほしい旨を伝えたが、なんとミシンアドバイザー、休憩中で戻りは1時間後とのこと。夕方に予定があったため、泣く泣く退店した。ミシン、奥深き世界よ。いつ手に入れることが叶うのだろうか?
5/2(金)
今日こそは! という気持ちで、昨年末の引っ越し以来未だ段ボールに封じられているさまざまなものたちを片付け始めた。これも良いゴールデンウイークの過ごし方。
ティコをベビーゲート内に入れテレビを見ててもらいながら、夫は和室、私はティコの部屋に山積みになっている段ボールを片付け始めた。家は一応3LDKで、リビング、和室、寝室、ティコの部屋があるのだけれど、和室の半分とティコの部屋いっぱいに段ボールが残っている。引っ越して半年がたったというのに。
私の担当は本。約半年間読めなかった愛する蔵書を開放できるとあってルンルンで作業を始めた。しかしあれですね、本ってなんでこんなに重いんでしょうね。作業のために動かしたくてもびくともしない、持ち上げることなんて到底できない。どうにか持とうとしてみても、腕の筋肉がミチミチと悲鳴を上げているのが分かる、それよりも頭の血管がぷつんと切れそうになる。ああ、力を入れると頭にも多大な負荷がかかるのね、と人体の構造に思いを馳せたり馳せなかったり、そんな現実逃避をしてみても箱はびくとも動かない。
自分の想定よりも自分が非力で何だか自分じゃないみたいな信じられない気持ちになりつつ、にっちもさっちも行かないから夫を呼んで箱を動かしてもらった。男女の差って、よく目にするフレーズだけれど、差、というよりももう次元が違うよね。できることの次元が全く違うと感じる。夫は素手であっさり私を殺せるけれど、私は素手で夫を制圧することは出来ない。こんな圧倒的な力差がある生物と一緒に生活しているんですもの、世の中の女性は本当に勇敢、無謀。せめて同じ力を揮える身体構造だったら良かったのに、そうしたら悲しい事件はこんなにも多く世の中にはびこらないのにと、そんなことを段ボールを動かしてもらいながらぼんやり考えた。
とまれ、私の愛する蔵書はようやく日の目を見ることができた。久しぶり! ああ、こんなところに! これ読み返したかったやつ! 積読たちよ! キャッキャしながら開封しては一旦本棚へ適当に並べる。今日の最大の目的はフォース・ウイングを見つけること。5箱目を開けても、まだフォース・ウイングは見つからないけれど、川上未映子や十二国記が出てきて新鮮に嬉しい気持ちでいっぱいになる。本、大好き。
7箱目、正直今日は無理か?と諦めかけたとき、ようやくフォース・ウイングが見つかった。長かった。よし今日から読み始めるぞ! と気持ちが片付けから完全に切り替わってしまい、今日のところはお終いにした。持っていた本を改めて眺めたにすぎないけれど、新しい本がたくさん手に入ったような気持ちになった。最高!
5/3(土)
明日実家に帰省予定のため電車の切符を買いに行く。Webでとれるように手続きをすればよい話なのにそれをしないままここまで来てしまった。ティコが生まれてからは、もっぱらグリーン車を使っている。理由は、一般車両ではベビーカーと一緒に乗ることは不可能だから。お金で解決できるのであればお金を払って楽を買った方が断然良い。
無事に切符を購入し、少しスタバで休憩。イチゴのフラペチーノを飲む。フラペチーノって想像しているより、いつも少しだけ美味しくない。色が綺麗だし季節のものだから時々すごく買いたくなってしまうのだけれど、買ってから「あれ???」って首をかしげることになるのよね。期待値が高すぎる。

さて、今日はキノコの炊き込みご飯と塩サバ、トマトでさっぱりと夕食にする。和食メニューにしたときに、夫が「いいご飯だった」とつぶやく確率が高い気がする。カロリーの高いものが好きなくせに面白い。
深夜、祖父母に渡すためにティコのアルバムを作る。ほんの数か月前のことなのに小さいティコが愛おしくって、切なくなりながら写真を張っていった。すべて不可逆なのですね。私もあなたも、誰も彼も。とどまることもできないのですね。自然の流れを苦しく思ったりするのは人間だけなのかなあ。
アルバムを作り終えた後、昨日見つけた『フォース・ウィング 第四竜騎団の戦姫』を満を持して読み始める。ロマンス+ファンタジーでロマンタジーと呼ばれるだけあって恋の雰囲気もたっぷり。それよりも驚くのは、本当にすぐに人が死ぬところ。滅茶苦茶あっけなく死んでしまうから、主人公が生き残れるのかハラハラして苦しくなってしまうほど。盛り上がってきたところで就寝。
5/4(日)
実家へ帰省。毎年この日だけは帰省するのは祖父の誕生日だから。今年で92歳。こんなに長く一緒にいることができて私はとっても幸せ者。
祖父は信心深く、思いやりがあり、思いやりが深すぎて心配性でものすごく優しい。美味しいものがあったら必ず人にあげてしまうような人。私はこの祖父の元に生まれてこれたことを心から嬉しく思っている。
祖父母宅に行った時には必ずお仏壇にお参りをする。そのように小さい頃から教育されたから、無視することはできない。そのとき、昔から私は「私の寿命をあげますから、じいちゃんばあちゃんが長生きしますように。」とご先祖さまにお願いしていた。ご先祖様がお願いを聞いてくれているのか、祖父母は長生きしてくれている。これは私は長く生きられなくても文句は言えないとは思うのだけれど、ティコが生まれたので申し訳ないがティコがせめて成人するまではきちんと生きていきたいと欲がでてきた。しかし、祖父が毎日朝昼晩と一族みんなの安全と無事を祈っているので、きっと私もその祈りに守られているから大丈夫だろうと根拠なく思ってもいる。
