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花の雨

「花の雨」

花の雨 行けよ待てよと 傘叩く

桜の花に降り落ちる雨、桜の花時に降る雨。
古くから、その様は風雅なものとして、俳諧では捉えられてきました。

花見を楽しむ人々の姿もない、雨のそぼ降る静かな広場。

桜の並木たちは、競うように鋪道に向かって枝を伸ばしてきましたが、それを讃える者はなく、いくつかの傘が言葉なしに行き交うばかり。

それを見送る桜の気持ちを思うと、風雅というより、もの悲しくなってしまうのが、えどにしき。

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