娘から“推し活”を学ぶ|『門司港レトロ×コンビニ兄弟』での気づき
町田そのこさんの小説『コンビニ兄弟』は福岡県北九州市門司区の門司港を舞台に書かれています。
『門司港レトロ30周年×コンビニ兄弟』のタイアップ企画が10月24日(金)から年を越して1月31日(土)まで開催中です。
わたしは妻と娘二人を誘って11月15日(土)に久留米駅から新幹線に乗って門司港レトロまで行ってきました。
なんと自分から「行ってみようよ」と呼びかけながら、現地では娘たちにリードされて案内してもらうことに……この記事ではそんな珍道中を『コンビニ兄弟』中心でリポートしたいと思います。

『コンビニ兄弟』との出会い
わたしは町田そのこさんが2021年本屋大賞を受賞された『52ヘルツのクジラたち』を読んで感銘を受けたのですが、衝撃も大きくて正直なところしばらくは次の作品に手が伸びませんでした。
そんなとき「読書メーター」で数々の受賞歴を持つnoterのsayuriさんが記事で「待ち焦がれていた『コンビニ兄弟シリーズ』第四弾。」と紹介していたので、これは読まねばと踏み切ったわけです。
まず4巻を買ったところ冒頭からグイグイ引き込まれる面白さ。これは1巻から読むべきだと、途中で読むのを止めて1巻~3巻を購入。あっという間に読破しました。
妻に勧めたら「これはおもしろい。こんなコンビニがあったら行ってみたい」とお気に入りの様子、離れて暮らしている長女に貸したところ同じくハマったようなので今回の企画に誘いました。
還暦過ぎて“推し活”を学ぶ
アラカンとなってますます外出することが減った父親(わたし)と対照的に、娘二人は“推し活”や観光で全国各地を飛び回っているらしいのです。
そもそもビートルズやゆず(夏色の方ね)を教えたのも、『ドラゴンボール』や『スラムダンク』を教えたのもわたしなんだけど。今やアーティストもアニメも娘たちの方が詳しくなって、ほとんどついていけません。
今回の旅でも“推し活”で培った行動力を発揮してくれました。だから還暦すぎのわたしは後ろからついて行くばかり。
まずはJR「もじこう」駅でのこと。
閑散としたホームで、わたしは4番と5番側にそれぞれ電車が停まっているのに注目。車両をとらえようと一生懸命にシャッターを切ったのです。

すると、長女がスマホで撮った1枚を「ほら」と見せてくれました。

なんと『コンビニ兄弟』4巻を手に持って、表紙と同じ構図で撮っているではありませんか。
「なるほど!うまいね!」
わたしが唸っていたら
「“推し活”で慣れてるから」
とのたまうのです。
言われてみればSNSなどで見かける、ファンが推しのアクスタと一緒に撮った写真を思い出しました。
「侮れんな“推し活”」と心の中でさらに唸ったものです。
娘は同じ要領で、2巻と3巻の表紙に描かれたスポットを探し出して撮っていました。


ちなみに「1巻」は架空のコンビニ・テンダネスを描いた表紙だから「写真は撮れない」とのこと。
見どころの下調べもバッチリ。
『門司港レトロ×コンビニ兄弟』コラボによる特別企画は、フォトスポットや街なかアート展示、コラボグッズ(有料)などがあります。
(※聖地巡礼ツアーは有料:5000円なので今回は参加せず。時間とお財布に余裕がある方はぜひ)
主に「門司港レトロ展望室」や「関門海峡ミュージアム」で開催されていますが、娘はすべて把握済み。わたしは後ろをついていけばよいので、写真を撮るのに専念できました。







門司港レトロ展望室31階でコラボグッズを販売

制服について
「男性は多分、店員だと思う。パステルピンクとライトブラウンが基調の制服をちゃんと着ているから間違いないはずだ」



関門海峡ミュージアム1階 レトロ通り内特設ブース


関門海峡ミュージアム4階 プロムナードデッキ



プロムナードデッキで門司港レトロサイダーを飲みながら一休み。
持参した『コンビニ兄弟』を並べて記念写真を撮りました。
「その1」と「その2」のどちらかを父親(わたし)、どちらかが娘(長女)による写真です。
性格というかセンスの違いが表れるものですね。さてわたしの作品はどちらでしょう?(答えはのせません)
まとめ
推し活について
推し活とは、アイドルやアーティスト、俳優、アニメキャラクター、スポーツ選手など、自分の「推し」を応援する活動を指します。
ライブやイベントに参加して直接応援する、公式グッズやオリジナルアイテムを集める、SNSで情報発信や仲間と交流する、聖地巡礼や応援企画に参加するなど、その楽しみ方は実に多様です。
わたしの記憶によると「推し」という言葉はAKB48が全盛だった頃に流行りだしました。「推し活」はその中から生まれた言葉なので、少し後になるはずです。
在宅のみで応援するファンも「推し活」に含まれるという解釈もあります。しかし、わたしは言葉を知っていても「推し活」という自覚はありません。
今回は『門司港レトロ×コンビニ兄弟』企画を楽しめましたが、娘を見ていて“推し活”は甘くないのだと感じました。
わたしも胸を張って推し活していると言えるようになりたいものです。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。
※参考資料
・小説「コンビニ兄弟」の生まれた街・門司港で初のタイアップ企画が決定!
・門司港レトロがコンビニ兄弟とコラボ決定!!
※この記事はカタリベ活動に参加しています。
