猪狩翔一 oneman live “単独飛行vol.4 感想
tacicaのVo.Gtの猪狩さんのアコースティックワンマン第4弾は故郷である北海道での公演。
前日はバンドのツアーファイナルだった。ライブからの弾き語りという連日のイベントはなかなか珍しいような気がする。
感想① ゆる〜くスタート
入場してまずは今回から新発売のカセットテープを購入。1回目の名古屋公演では即完売となってしまったカセットだが、今回はちゃんと数があり、また整理番号を控えられるという徹底具合だったのでスムーズに購入できた。
椅子が用意されているのでその分狭い。トイレとドリンクの列は激混み。あと椅子も足りてなかったようでスタッフが急遽用意していたり、開演時間は過ぎているのにバタバタとしていた。
10分ほど過ぎた頃に猪狩さんが登場。
珍しくギターが2本あるのと、猪狩さんの右手側にもう一つマイクスタンドが立てられていて、色々と察する。
ギターを触るよりも先にパソコンを何やらいじっていた。
「猪狩翔一です。よろしくお願いします」
弾き語りではお馴染みの挨拶後には前日のライブと同様に倒木からスタートを切った。
この曲は2回目の単独飛行京都公演で初めて聴いた曲。あの時は唐突に新曲が始まって、ミニアルバム「YUGE」に入るのではないかと勝手に思っていた。
ライブでもアコースティックで演奏されていたので大きな違いはないように思えるけど、変わってみえる。後半のベースやドラムがない分、さらに寂しげな楽曲になったような気がする。
そういえば前日のMCで「明日弾き語りやるんですけど、声出なくなるかもしれないくらい歌います」と言っており、最後のアースコード終わりの際に若干声が掠れ気味だったので少し心配だったが、そんな心配は無用なくらいな声の張り具合だった。
「前、近いね」
客席との近さに驚いているようだった。
「バンドと違ってゆるくやります。なのでミスとかしても許してください」
今回というか弾き語りはいつもわりとそうだけど、一曲終わったらチューニングして場を繋ぐように話し始める。確かにゆるい。バンドもMCはゆるいけど。
1曲目とは打って変わってイントロから太い音を出していた冒険衝動。
それがしたいから仕様がない
エンジン載せ替えてまで行きたい場所がある
冒険衝動に肖りたい事ばかりだよ
tacicaそして猪狩さんの弾き語りのためにわざわざ飛んできたきっと私だけじゃない鹿の仔のことを歌っているかのよう。やりたいことがあったら衝動に任せて仕舞えばいい。
あのねと呼びかけるように歌っていたのが聞いて欲しいという思いが溢れているような気がして印象的だった。
演奏が終わると奥にいたスタッフの方にコーヒーください、と要求。みんなも飲み物飲んでもらって構わないのでと促していた。そして運ばれたホットコーヒーに触るなり、ちょっと熱いなと言いながら飲んでいた。
3曲目はデッドエンド。数年前の弾き語りで初めて聴いた時から好きで、バンドサウンドになってからも大好きな曲。
入りから力強い歌声とギターを奏でてくれる。
バンドサウンドでは入りからサビまでを一気に走り抜けていくような感じだけど、弾き語りだと一歩一歩ちゃんと地面を踏みしめていくように歩いているような感じで進む。
きっと涙が落ちるのは
スポットライトの下じゃなく
見つけ難い場所だったり
或いは飲み込んでしまうから
弾き語りだと音数が少ないのでその分、生の声がはっきりと聴こえる。だから猪狩さんが発するこの歌が鮮明にして胸に染み付いてくる。
一人に一つだけの幻〜からのジャジャッと弾くギターが盛り上がりを見せてからのラストまでの流れが気持ちいい。
「musica hall cafe ようやくって感じ。移転前の時からやりたかった。よくお世話になってる近藤さんもこの会場のことをいいよって言ってて。……お世話になってるって言うと、絵を教わっているみたい」
何度か共演している近藤さんの絵が猪狩さんの後ろの壁に描かれていた。雪の上に鹿が立っている冬の北海道を表しているかのような絵をバックにしながら演奏をしていた。美しい壁画だなぁと思っていて、そしてその中で歌う猪狩さんの姿が一種のアート作品のように溶け込んでいた。
「18歳の時から札幌にいて、20歳になったころにドトールでバイトしてた。今でもその時のエリアマネージャーを覚えてる。もみあげをパッツンにしてって言われて。清潔感がでるからって言うことだったんだけど……。お客さんに聞きたかったよね。もし、違和感って欄があったら間違いなく入れるよね笑。
その後宮越屋珈琲で上京するまで働いて。ギター買いたかったからやってたんだけど。やめますって言った時に店長にお前ギター買ったんだろう?って見透かされていた。
その宮越屋珈琲で働いていた方がここのオーナーやっていることを電話したときに初めて知った。あともう一人のスタッフの方はバイトしてた時にバリバリお世話になった方。長くやっているとこういう縁もあるんだなって」
こういう話を聞けるのは弾き語りならではの気がする。
前日に続いて演奏されたordinary dayは猪狩さんの声の力を存分に発揮していた。ゆったりと始まりながらもサビでは伸びやかな声で会場を震わせる。最後はコーラスこそないものの、吠えるような声から力を貰えて、何でもない日々がキラキラと輝くように思えた。
感想②北海道との繋がり
猪狩さんが軽く弾いた時点で何とか察していたが、いざ始まると胸が熱くなったホワイトランド。まさしく"ホワイトランド"でこの曲を聴ける幸福感。前日にお会いした鹿の仔の方が以前の弾き語りで北海道で聴けたら嬉しいです、と猪狩さんに懇願したという話を思い出して、心の中で感謝を述べた。
この会場に来る前に電車の中で聴いていて、この景色を見ながら曲を作ってきたんだというのが分かった気がして、解像度が上がった。
エレキギターだと豪雪のようで、アコースティックだとしんしんと冷たい雪が降っているようなイメージ。終わりもしっとりとした音で静かに終了。
「ギターのストラップにつけるタイプのチューナーを使ってるんだけど、耳でチューニングしてるってスタッフの方に誤解されていた。
実はこれ、誕生日にみんなから貰って。
小西が、俺が使ってるのを見たことないはずなのに、『使ってくれてるんだね』みたいなことを言わなかった」
小西さんはそう言うことは確かに言わなさそう。
ちょっと汚い話してもいいですかと前置きしてから、来ていた男性の数をおもむろに数えてから話し始める。
「こっちに来る前に、空港のトイレの小便器の横の傘立てにリュックと上着をそれぞれ左右に掛けている人がいた。ちょっと便器のところにかかってるんだよね。でも、その後普通にそれを羽織って、リュック背負って、髪を整えてたんだよね。髪は整えるのにね……」
見た目だけは気にするみたいな人っているよねと思いながら聞いていた。やっぱり世の中、中身よりも外見の方が大事なのかもしれない。
特徴的なギターリフが頭に残るディスコードも聴けて嬉しかった。こちらも弾き語り発の曲で最初に聴いたときからとても印象的だったので嬉しかった。
風景をダッシュして 払い除ける結晶が
懸命に奪取して 生きていくのは大変さ
天井の先が天上であれば
韻の踏み方もリズムよく、スッと耳に入ってくる。なので、終始身体を左右に揺らして聴いていた気がする。
完成なんて望まないから
という歌詞で締め括られる。不完全でいい、間違えたっていいと肯定されているよう。
もしかしたら、"歓声"なんて望まないからという猪狩さんの音楽への意思表示もダブルミーニングとしてあるのかなと思ったり。
「昨日、物販に立ってた時に夫婦がハイキュー好きなんですって言ってきて、Tシャツも着てきていて。『明日LEOやってください!』って頼まれたから、分かりました。明日やりますって答えたら、『いや、明日行かないです』って言われて。俺がおかしいのかなって思ったよね。
いや、行かないんかーいって言ったんだっけな??
あの、なので今日はやらないです」
なかなか面白い方がいらっしゃったようで笑。
でも来てくれる人たちには聴いていって欲しいという気持ちは分かる。
バンドサウンドとは随分違って柔らかな音から入るaranami。歌い出しも優しく入っていった。でもサビに向かっていくに連れて、だんだんと音量とテンポを上げていって、また戻る。
猪狩さんの歌声が伸びやかに響いたと思ったら演奏が止んだり、まさに荒波の如く進行する。
この曲は当時リリースが遅れたり、ライブが延期になったり、そういうことがあった時期だった。だからか、この曲を聴くとその当時の状況や自分自身のことを思い出して目頭が熱くなってしまった。
aranamiのことについて言及。
「沙村さんの作品が好きで。波よ聞いてくれも始まった時から読んでいた。割とグロいものも多いんだけど、波よ聞いてくれは札幌のラジオを舞台にしていて縁を感じた気がして。それでアニメになるって時にいわゆるコンペ、主題歌のコンペがあるって聞いたからやりたいです! ってお願いした。だからこの曲を札幌で出来てよかったです」
作品の裏話を聞けるのはなかなか貴重。そういうコンペもあるんだなぁ。北海道繋がりなら次はぜひゴールデンカムイとタイアップをしていただきたい。
聴いたことないイントロだなと何の曲だろうと思っていたら中央線だった。
バンドのライブではこの曲が収録されているアルバム「panta rhei」はほとんど演奏されないので弾き語りで聴けるのはありがたい。
語りかけるかのような優しい声色で歌われていた気がする。本当に一人? と思うくらいギターの音と声での表現力。
「ホテルのエレベーターの前で日本人といえば日本人だし、外国人といえば外国人みたいな方がいた。迷彩のタンクトップ着て、ホットパンツみたいなのを履いていて、ボディビルダーみたいな感じで。
今回、部屋が奥の方だったから急いで行って。でもちょっと気になったから振り返ってみたらじっとこっちを見ていた。
多分きっと変質者。
前にもあったんだよね。電車で。
急いで乗ってきた人が、片手に野菜が入ったタッパー持ってて。間に合ったーみたいな感じで乗ってきて、一息ついた後にその野菜を食べてたんだよね。でも、周りは特に気付いてないみたいで、俺しか見えていないのかなみたいな」
猪狩さん割とこういう変な? ことに出会しているような気がする。こうやって色々話せるようになっているのはきっと喋る鹿のおかげだと思う。
この後みんなでジンギスカン行くんだよ、と打ち上げの話もしていた。前日に私たちも食べてきたよと心の中でアピール。
そんなMCが終わった後には、開始のあなたは〜の声から引き摺り込まれた人間賛歌。
前日の鹿の仔バーベキュー会でサビの歌詞について、大いに盛り上がったのだが、今回の弾き語りで聴けるとは。
"転がりながら生きただけの"の後には音源だと人間賛歌〜とコーラスが入っている。今回一人なのでもちろんそれはないけど、幻聴なのか自分の耳では鳴っているような気がした。
その後のアカペラは圧巻。その名の通り、賛えるような歌声で観客を魅了していた。
人間賛歌が終わると、もう一本のギターへと持ち替えた。おや、もしやこれはと思って始まったのは遂に解禁の珈琲憂歌だった。AFTER GOLD収録曲ながら今回の17公演どこにおいても演奏されることはなかった。ギターのみで進む曲なので、バンドでやるのはちょっと難しいのかと思っていて、きっとやるなら弾き語りだろうと踏んでいたので予想通りで嬉しい。
AFTER GOLDはなるべくライブとCD音源との違いを無くしたいというようなことを語っており、まさしくCD音源と遜色がない音だったと思う。憂歌というタイトル通り、沈んだようなこもったような音が響く。
なぞなぞ大好きな僕達だったから
なぞなぞだらけで
大人になってしまったのかな
この歌詞を最初に見たときは衝撃的で、鹿の仔なら恐らくニヤリとしてしまう歌詞。
思わず笑ってしまうような言葉だけど猪狩さんの声に乗せられると不思議と深みが増す。
次の電車を待たずに歩き出せ
それは この世以外 あの世にも
きっとない救いの手だ
待たずに次の目的地を目指すことは生きている者の特権だ。行く先でたとえどんなことが待っていようとも。
再びギターを持ち替える。
シールドを抜くとき、抜きまーすと声かけしていた。
「今回もカセットを作りました。よかったらぜひ。最初出したとき、とはいえカセットを聞けるものを持っていない人の方が多いだろうなと思ってプレーヤーも作ろうと思ったんだけど、あんまりいいのが無くて。でもあれからまた何年か経っているからもしも良いのがあれば作ろうかなと思ってます」
カセットとかレコードとかそういうアナログなものがまた日の目を見ることが最近多い気がする。いわゆるリメイクとかリバイバルとか。進化しているように見えて、昔に帰るような感じって意外と好きだ。
「またたぬきちのシールを自腹切って作りました。今回めちゃくちゃ出来が良いです。躍動感溢れる感じが出てます。数日間空けて家に帰ると喜んでいるのかずっと家中を走り回るんだけど、その時に撮りました。もしかしたら、敵だと思われている可能性もあるけど……笑。あっ、またあの敵だ! って思われているかも」
相変わらずのたぬきちエピソードにほっこり。本当に溺愛しているなとしみじみ。あと最近たぬきちTシャツ、ポーチが通販でも販売が開始されたらしい。ぜひ。
じゃあ最後に、と名残惜しく始まったダンスは弾き語りではもう定番中の定番。珈琲憂歌のようにtacicaのライブでやるのは恐らく無いと思われるような楽曲。
子守唄のように優しげに歌われるのでうっとりしながら聴き入っていた。
ダンスと聞くと激しい動きのように思えてしまうけど、これはゆったりと歩くように踊るイメージがする。色々な不安とか悩みとかあるけど、一度そういうことを忘れて踊るように日々を過ごしてみたらと提案されているかのよう。
終わるまで夢中になるから
最後にそう歌われるが、頼むから終わらないでくれとずっと願っていた。
ありがとうございました。とギターをそっと置いてステージを去っていった。
感想③真のラスト
アンコールで登場すると、しきりに客席の奥の方をチラチラと見ていた。
猪「あの、僕一人だけでも飽きられちゃうかなと思うんで、小西と中畑さんに来てもらっています」
サラッと言うと、ベースを携えた小西さんとカホンを抱えた中畑さんが満を持して登場。小西さんは長袖に相変わらずのオーバーオール。中畑さんは珍しく青いカーディガンを羽織っていた。小西さんは今まで3回中、2回単独飛行に搭乗しているけど、中畑さんは今回初めて。ツアーの翌日だし、マイクあるし、いるだろうなと思っていたら、中畑さんから「みんな本当は気づいていたんでしょ」と悟られる。別に毎回いる訳じゃないので、と猪狩さんが付け加えて言っていた。
中「あっ! 猪狩くんに曲の入りをどうするか聞き忘れてた」
猪「阿吽の呼吸で」
中「阿吽の呼吸ね」
猪「阿吽の呼吸の阿の像、吽の像あるじゃないですか。でもあれって割とジェスチャーしてますよね」
中「確かに動きあるね」
じゃあ僕から入るんで、と中畑さんと小西さんに伝えてから始まったのはネバーランド。昨日も同じメンバーの演奏で聴いていたのに違う曲のように聴こえた。
昔を懐かしむかのような曲を彼らの故郷で聴ける幸福感に包まれる。きっと何年後でもあのときのあの北海道のステージは良かったねと言っていると思う。まさにネバーランドが広がっていた気がする。
猪「真のラストみたいですね」
17公演のツアーを終えた後のボーナスステージみたいだと発表されたときから思っていた。
中「次の曲、猪狩くんがカホン最初叩いてね」
猪「ハイ゛」
中「それやりたかったんだっけ」
猪「正月の小西です」
小「声が出なかったときの」
中「技を受けたときのプロレスラーみたいな声。小西くんといえば、俺は昨日のグッズ紹介の時の"コラボレイション"がまだ頭に残ってる」
小「良かったっすね」
唐突な言葉に中畑さんが驚く。
中「えっ!? どういう?」
小「あっ、いや。ツアーが無事終わって」
中「ああ、そういことね」
猪狩さんがうぅぅ゛んと唸るような声をあげる。声が出なかった時の小西さんをさらにいじる。
猪「電話越しの声は小さいのに嗚咽だけがやけに大きい。ゴメン゛ うぅぅ゛んみたいな。ゴメンだけやけに小さくて嗚咽が聞こえて、なんかもう刺されてるんじゃないかな……って」
小「いや、こういう状態だってことをね」
中「でもさ、メッセージ送ればよかったんじゃないの? こういうわけで声が出なくてーみたいな」
猪「普通、伝えるならそっちですよね」
中畑さんの真っ当なツッコミが冴え渡っていた。でも、必死に口で伝えようとしているのはなんだか小西さんらしい。
チューニングか何かをしていた小西さんの方をチラッと見る猪狩さん。
猪「お前もうジンギスカンの気分じゃない?」
小「え? ああトんでた?」
トんでた? って表現が面白い。
小西さんの被っていたベージュのキャップを今度はいじる。
猪「小西さ、そのキャップ元々白だったよね」
小「ジンギスカンの脂で変色しちゃった?」
猪「燻製されたんじゃない?」
このどうでもいい会話に仲の良さを感じられてほっこり。
不死身のうたは始まる前に
猪「どうやって入りましたっけ?」
中「せーので、いいよ」とサラッと言って完璧にカホンを合わせていて、これには猪狩さんも流石! 中畑さんというような感じで嬉しそうに笑っていた。
リズムが消えて失くなった
これを合図にして、ピックガード部分を叩いてから転調、前半の静かな曲調から後半は畳み掛けるように演奏されていた。そしてアウトロはまた音がだんだんと萎んでいく。バンドサウンドよりもより一層分かりやすく変化していた。
現実と理想のうち、一般的には理想の方を歌うような曲が多い印象が個人的にはある気がする。でもtacicaは圧倒的に現実を見せる。これはこれ、今は今、夢は夢。そんな当たり前のことを突きつけてくる。その時にはハマらなくても数年後にピタッとハマる時が来る。この曲はまさにそうだった。
最後は人鳥哀歌で終わりを告げた。
ワンツースリーの3カウントで入ろうとする猪狩さんにワンツースリーフォーだよと中畑さんからツッコミが入っていた。
ロックテイストでライブでやると盛り上がり間違いなしの曲だけれど、弾き語りバージョンはカントリーミュージックのようなテイスト。ドラムの大きな音もないから、とにかく猪狩さんの声、一語一語がはっきりと聞こえるように響いていた。ツアーファイナル終えた翌日とは思えない声量と、"オーライ"の巻き舌と所々に効いてくる小西さんのベースが印象的だった。
最後の最後まで盛り上げて終了。
よくよく考えるとアンコール3曲全て、昨日とかぶっている曲だと気づく。すぐに気がつかなかったのはどれも違う曲のように聞こえていたからだ。
ありがとうございました。といつものようにあっさりとステージを去っていった。恐らくこの後、言っていた通りにジンギスカンを食べに行ったんだろうな。
セットリスト
倒木
冒険衝動
デッドエンド
ordinary day
ホワイトランド
ディスコード
aranami
中央線
人間賛歌
珈琲憂歌
ダンス
en. ネバーランド
en.不死身のうた
en.人鳥哀歌
12〜14は
Ba.小西悠太Ca.(カホン)中畑大樹
おわりに
4回目となった単独飛行。ツアーファイナルの翌日、故郷北海道というなかなかスペシャルな公演となった今回。発表されたときから何としてでも両日参加してやるぞ、と抽選に臨んで飛行機も確保したあの時の熱量は正しかったと思える素敵なライブだった。両日ともにやった曲もあり、前日とのギャップも楽しめたほか、遂に解禁された珈琲憂歌に心奪われた。ただ何の言及もなくあっさりと演奏されたので、また鹿の仔のブログやら喋る鹿で何かしらあれば嬉しい限り。
次のライブはとうとう4/5の集う鹿、翌日の水母の骨。楽しみしかないが、後1ヶ月近くtacicaのライブがないのは寂しく感じる。とくにこんな大規模なツアーの後だと余計に……。
でもきっと彼らはこの先もずっとずっと活動していってくれるだろうという信頼感がある。いつまでも信じてついて行くだけだ。
おわりのおわりに
〜北海道旅行記〜
以下、ただの旅行記。
ライブ感想とかはないので読み飛ばして良し。
実はこの日、猪狩さんの故郷である士別まで足を伸ばしていた。もうきっとない機会だろうと思い切って電車で2時間以上かけて行ってみた。(なんと翌日tacicaのお二人で士別に行っていた模様……)
前日、日付を超えるまで鹿の仔たちとバーベキューを喰らい、夜パフェを食した後、1時過ぎにホテルへ戻る。
朝6時に起きれば間に合うところが、朝4時半から覚醒。寝るに寝られず、仕方ないのでそのまま支度を進める。窓から外を見ると雪がちらついていた。



この風景を見逃すのは勿体ないような気がして、流れて行く風景を見ていた。
ホワイトランド、サイロ、GLOW辺りを聴きながらだんだんと北上。


これでも多分暖かいほうだと思われる、
道中、人がほとんどおらず、車も通っていなかった。



さすがに営業時間外だったので入れず。


昔懐かしい味。猪狩さんがおすすめするのも納得。

パフェを食べに言った後にすぐに戻り、再び駅へ。





絵本の里らしい。


この後14時半頃に札幌へ到着し、一度ホテルに戻ってから会場へ向かった。
滞在時間わずか1時間ちょっとでハードだったが、なかなか良い体験ができた気がする。
会場内で会った鹿の仔に大丈夫でしたか? と心配され、また別の鹿の仔には愛が重いと言われた。
翌日。






野菜がごろっと。ここには見えないがにんじん、じゃがいも、ピーマンなども入っていた。
やっぱりスープカレーは美味い。
札幌駅に向かっている道中で土曜日のバーベキュー会で出会った鹿の仔をたまたま見かけて士別のお土産を強引に渡した。
帰りは関東の方でも雪が降っていたり、天候が不安定で飛行機が遅延しまくり。月曜だというのに空港は激混みだった。
結局30分ほど遅延して飛び立ち、羽田付近では暗い雲に覆われて、揺さぶられながら着陸。飛行機に乗るたびに悪天候な気がする。さすがの雨男。電車も帰宅ラッシュの時間にぶつかってしまい、激混みでさすがに疲れた。
tacicaを北海道で、しかも連日楽しむということはもう二度とないことだろう。こんなに至福の時間を過ごして良いのだろうかと感じるくらいの3日間だった。tacicaのおかげなのはもちろん、鹿の仔の方々のおかげでもある。お会いしてくださった皆様に心から感謝。
こんな長々した訳の分からない文章を書くし、メンバーの故郷にまで行ってしまうような激重な鹿の仔なので近寄りがたいと思われていると思うけど、またよろしければ。
