勉強会で気をつけたいこと
こんにちは、うーたんです。
普段はバックエンドエンジニアとして働きながら、勉強会を開催したり、同人誌を作ったりしています。
今回は、勉強会を開催したり参加したりする中で、自分が感じている「気をつけた方がいいこと」について書こうと思います。
技術コミュニティは、本来は良い場所です。技術を学べたり、同じ興味を持った人と出会えたり、普段関わらない人と話せたりします。自分自身も、勉強会にかなり助けられてきました。
ただ、その一方で、運営を続けていると、いろいろな問題に遭遇することがあります。
特に、新卒や学生、上京して間もない人、コミュニティに慣れていない人ほど、トラブルに巻き込まれやすい印象があります。
今回は、
タダ飯目的
ナンパ
ハラスメント
マルチ商法
ぼっち問題
などについて、自分が見てきたことや、普段意識していることを書いていきます。
「イベント後」に起きることが多い
まず前提として、問題行動って、イベント会場の中だけで発生するわけではありません。
もちろん、イベント中にもあります。
ただ実際には、
帰り道
二次会
個人チャット
LINE交換後
イベント終了後の飲み
など、運営の目が届きにくい場所で起きることもかなり多いです。
イベント中は普通に見えても、後から急に距離を詰めてくるケースもあります。そのため、「イベント中は大丈夫そうだったから安心」とは限らない、というのは知っておいた方がいいと思っています。
また、これは完全に体感ですが、春から夏にかけて、このようなケースは増える気がしています。4月から5月は、新卒入社や上京などで、新しくコミュニティに参加する人が増える時期です。
コミュニティに慣れていない人が増えるタイミングでもあるので、自分はこの時期になると特に気をつけて見ています。
タダ飯目的の人
懇親会付きイベントをやっていると、食事だけを目的に来ているように見える人に遭遇することがあります。
例えば、
会場の端でずっと黙食している
話しかけても目を合わせない
食べ終わったらすぐ帰る
ピザの耳だけ残す
みたいなケースです。寿司のネタだけ食べる人もいるそうです。
もちろん、人見知りなだけの人もいますし、「交流が苦手=悪い」ではありません。
ただ、交流イベントであることを完全に無視しているケースは、周囲との温度差が大きくなり、空気が悪くなりやすいです。
こういうケースを減らすために、自分は「完全無料」にしすぎないことが大事だと思っています。少額でも参加費を設定すると、雰囲気が変わります。
また、「飲食提供なし」をイベントページに明記したり、少人数開催にしたりするだけでも変わります。
ナンパ目的の参加
若手向け勉強会では、特に注意が必要だと思っています。
実際に見たことがあるのは、
男性2人で女性1人を囲い、イベント後に「飲み行きませんか?」と誘う
LINE交換を強く求める
長時間ずっと拘束する
距離感が近すぎる
意図的な身体接触をする
などです。
技術コミュニティは「安全そう」に見えるので、初参加の人ほど警戒が薄くなりやすいです。
だからこそ、周囲の人が気づくことが大事だと思っています。
誰かが長時間捕まっていたら他の参加者やスタッフが会話に入る。
1対1の状況を作りすぎない。
困ってそうなら声をかける。
それだけでもかなり空気は変わります。
また、無理に愛想よく対応し続ける必要はありません。違和感があったら離れていいし、運営に相談して大丈夫です。
「断ったら空気が悪くなるかも」と思ってしまう人もいると思いますが、その場の空気より、自分の安全の方が大事です。
ハラスメント
技術イベントでも普通に起きます。
例えば、
登壇内容ではなく人格を否定する
身体的特徴をいじる
夜のお店の話をする
異性・同性問わず不快な話題を続ける
などです。
本人は「冗談」のつもりでも、言われた側はかなりしんどいことがあります。こういうものは、「発言した本人」だけの問題ではなく、周囲の空気もかなり影響します。誰も止めなかったり、周囲が笑ったりすると、「この場では許される」と認識されてしまうからです。
なので、自分はイベント開始時に「そういう発言は許容しない」と明確に伝えることを大事にしています。また、参加者も、笑って流さず、話題を変えたり、別の方向に会話を持っていったりできると、かなり空気が変わると思っています。
マルチ商法の勧誘
勉強会で一番見分けが難しいのは、これかもしれません。
最初は普通の交流に見えることが多いです。
ただ、
技術の話をほとんどしない
やたら長時間話す
LINE交換を求める
後日サシ飲みに誘う
行きつけのバーや居酒屋に呼ぶ
みたいなケースは、実際にあります。
なので、自分は初対面で安易にLINE交換をしないことをおすすめしています。
また、2人だけの飲みに誘われた場合は、一度冷静に考えた方がいいと思っています。違和感があるなら距離を置いて大丈夫です。
最近は、ボドゲを理由に誘ってくる場合もあるそうです。出会って間も無いのにクローズドな集まりに誘ってくるのは警戒したほうがいいかもしれません。
ぼっち問題
これは加害行為ではありませんが、勉強会運営ではかなり重要だと思っています。
懇親会で、
一人で壁際にいる
会話の輪に入れていない
入れているように見えて、実は会話できていない
みたいな人を、かなり見ます。
自分も初参加の頃はかなり苦手でした。だからこそ、「普段何されてるんですか?」みたいな軽い一言だけでも、かなり助かることがあります。
また、自分は「パックマンルール」が好きです。輪を完全に閉じず、途中参加しやすい形を作る考え方です。懇親会では、もっと広まってほしいなと思っています。
運営だけでは限界がある
こういう問題って、運営だけで全部を見るのはかなり難しいです。
だからこそ、
参加者同士で気づく
困ってそうな人に声をかける
違和感を共有する
みたいな空気が大事だと思っています。
勉強会は、技術を学ぶ場所であると同時に、「安心して参加できる場所」であってほしいです。特に、新卒や、上京したばかりの人が、「また来たい」と思える場所を、みんなで作っていけたらいいなと思っています。
