俳句|小春日和
手鏡にやはら眉撫づ小春空
随分と前に、図書館で面相学(?)の本を借りて読んだことがあります。その内容をいまではほぼ忘れてしまいましたが、当てはまっていたために憶えていることがひとつだけあります。それは、右眉は父親、左眉は母親に関することがあらわれるというもの。その後、それをさらに確信するできごともありました。わたしの右眉に赤いできものができたのですが、その直後、父のからだに大きな癌が見つかったのです。
家族でしあわせな時間を過ごせたこと、最期が穏やかであったことはほんとうに感謝に尽きます。
合わせるように眉のできものも消えていきました。
いまはときどき父親を思い出しては、右眉をそっと撫でています。もちろん左眉も。母の健康としあわせを願って…。
