VolleyTour2025(18)~あとがき
出発から11日後…2025年2月6日木曜日。9:30、無事に長崎空港へと戻ってきました。さぁ、ここから荷物をピックアップして出勤!すぐに現実の生活が待っています。
出勤して早々、外国人のお客様の対応だったので、嬉しさのあまり「どこから来たの?」と旅の延長のノリで尋ねてみたら、なんと、なんと、まさかのセルビア!!勤務し始めて5年、2人目のセルビア人!!嬉しさのあまり、余計なことまで喋ってしまいました。もちろんバレー選手のことも(笑)。
バレー旅が終わっても、常に日常生活の中にセルビアバレーがあるのだと嬉しくなったと同時に、私はセルビアバレーから離れることはできないのだと感じました。
韓国の俳優さんを好きになってから、ドラマや映画、バラエティなど沢山の作品を見てきて満足してきた一方で、バレーのように直に声援を送ったり、近づくことのできない距離間故、応援の気持ちをどう表現していったらよいのか…と戸惑う日々でした。配信されたドラマを見るのに課金したり、グッズを購入したり、CDを買ったり…そういうことが、応援することなのかもしれませんが、なんだか持て余す感じなのです。基本一人で完結する趣味なので、ファン仲間を作ろうとしなければ交流の場がありません。その中で、つい先日、ソウルの美術館で開催されたチチャンウクさんの音声ガイドのゴッホ展を訪れた際、展示物の案内をしていた日本語を話せる韓国人青年と交流があり、図々しく連絡先を聞いてお友達になりました。そのときに感じたのです…こういう人との関りがあってこそ私の「推し活」は成立するのだと…。それは本来の推し活とは別のものなのかもしれません。しかし、趣味として楽しむだけでは満足しない私の欲望を満たすのは、こんな交流からの現実的な広がり。直接チャンウク情報が得られなくても、韓国の日常の話や考え方などを聞いて、推しの国を分かっていくことがとても楽しく、そうやって私の思いはどんどん募っていくようだと気付いたのでした。
私がセルビアバレーを追い求めてきて、こんなにも深く沼にハマってしまったのも恐らく同じ理由で、単にセルビアバレー選手のパフォーマンスを見るということだけでなく、それにかかわる人々との関りが大きく影響しているように思います。選手はもちろん、スタッフの方々や、会場で出会う人たち、バレーを通じて知り合った人たち、そんな人々の心に触れ、自分の心が動かされ、沢山の喜びや幸せを感じられ、それがより強いセルビア愛に繋がっていると感じました。職場でお客様とセルビアを理由に会話ができることも、セルビアサポートを続けて来た賜物。今交流がある友人の大部分はバレー関係で繋がった人たちで、新しい出会いの場でもバレーの話題で会話をすることが頻繁にあります。2007年バレー観戦を始めて以降18年間、もはや今の私の日常生活=バレーの推し活になっているように感じる今日この頃…。
しかし…韓流沼に足を取られている今、韓流がバレーにとって代わる未来が来るかも!?…まぁ…それは、今の私にはわかりませんが…(笑)。
ただ…趣味の種類は異なっても、私の推し活スタイルは変わらぬままで、「人」との関りを重ねて続けたいという思いがあります。それが韓流沼で上手く行くのかはわかりません。人との縁があるのかどうか…。でも、もし難しければそこから要方向転換ということになり、また違った旅が待っているのだと思うことにします。
今回の旅ではバレー観戦と韓流イベントの目的の下、沢山の人との密な交流ができ、本当に楽しい充実した旅でした。ひたすら「試合」を追いかけていた過去のバレーツアーと違って、「人」に会いに行くツアーでした。約束をして会えた人もいれば、偶然会えた人もいたり、初めましての出会いも…。そんな人々と関わった時間は自分にしかない唯一無二の経験で、思い出深いものになりました。
人生において出会いは無限大。超人見知りの友達が少ない私でも、続けていくうちにたくさんの出会いを重ね、各地に友人ができました。それは決して容易なことではなかったかもしれませんが、偉大な「推し」の存在が私に力をくれたのだと思います。
趣味、好きなもの、推せるものがあることは財産だと改めて感じます。表では散財しているように見えますが、心の中には立派な宝を蓄えている気がするのです。目には見えないように思えますが、気付かないところで、喜びの表情や雰囲気、言葉として表れ、それが心の健康やより良い生活、人間関係へと繋がっている気がするのです。そんな素晴らしい財産を宝を大切に、いつかまた、新しい旅に出られることを願います。
――― 完 ―――
