『ワールドブルー物語』分岐点
この物語はフィクションです
「勉強頑張ってるか?」
ノックと共に親父が顔を覗かせた。
「うるせーよ」
振り返しもしないで応える。
「しっかり勉強して、ワールドブルーに入れよ。そしたら父ちゃんも安心だ」
「聞き飽きたよ。俺には別にやりたいことがあんの」
「またそれか。教えてもくれないで、何がやりたいんだ?」
「いいから出てけよ」
「はいはい」
ドアが閉じられ足音が遠ざかる。
やれやれ。
そんなにワールドブルーが凄いのか?
興味ないね。
かと言って、親父みたいにトラック運転手になる気もさらさら無いしね。
そう。
俺にはやりたい職業が決まってる。
ただ、どうしたらその仕事に就けるかは、まだ分からない。
調べてもよく分からないし、誰かに聞くのもなんだかなぁ。
俺はゴロンと寝転がって一時停止してあったアニメを再生した。
翌朝、俺が食卓へ降りるのと親父が家を出るタイミングが同じだった。
「じゃあ、行ってくる!帰りはお前と同じくらいかもな!」
「あぁ。気をつけてな!」
いつもの日常だ。
俺は思春期を迎えたが、家族とは仲がいい。
周りの友達は不思議がったが、それは俺がオトナだからだろう。
周りのガキや小娘どもとは違う。
学校からの帰り道、見慣れたトラックが視界に入ってきた。
お?親父のトラックだ。
歩道から大きく手を振る。
「お父さぁん!」
向こうも気付いて、手を振り返してくる。
笑顔でトラックを見送った時に気が付いた。
信号が赤だ!
横断歩道を渡っている人に真っ直ぐに向かって行く。
全身から血の気が引いた。
動くことも声を出すことも出来ない。
あろうことか、トラックの前方へ走り込んで行く人が居る。
目を閉じる事も出来ない。
親父が咄嗟にハンドルを切って回避し、止まらずにそのまま走り去ってしまった。
ぼう然としていると、車道の端の方で、倒れたひとを抱きかかえている男の姿が見えた。
さっき走り込んで行ったひとだ…
どうやら2人とも無事らしい。
良かった。
声をかけるべきだろうが、少し怖かったから逃げるようにその場を後にした。
◆❖◇◇❖◆◆❖◇◇❖◆◆❖◇◇❖◆
ここはワールドブルー社の最上階、社長室。
いつものように窓の外を眺める男『蒼 広樹』
彼の目は、眼下に見える会社の目の前にある横断歩道、そこに座り込む二人の男女の姿を捉えていた。
「もしもし、すぬたさん?蒼です。
これで彼は我社には就職しないと言うことになるのかな。
…そうだね。
業務上過失致死で逮捕された父親の願いでの就職だったからね。
逮捕が回避された今、我社への就職の理由が無くなったってことだね。
それじゃあ、後はすぬたさんに託していいんだね。
直接じゃないにしろ、彼を社会的殺し屋に育てあげるんでしょ?
じゃあ、頼んだよ。
我社の…そして、地球の未来の為に」
このお話は【守りたいもの(後編)】を
別視点で描いたものです
240話目。
どうも、あおです😁
誰よりもワールドブルーを楽しんでます。
異論は…認めます。
(認めるんかーい)
という訳で、根来内 弾が本来はワールドブルー株式会社に就職するはずだったけど、未来から来た自分自身によって運命が変わったと言う所を描きたかった。
そしてその事に、社長も関与している?
すぬ婆と協力関係?
もしかしたら挨殺文が投下されない未来があるかも知れない。
そんな可能性(選択肢)を作ってみました。
ところで、そもそも
『ワールドブルー物語』って何?
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ルールはコレだけ。
◎ワールドブルー株式会社を潰さない。
◎ワールドブルー社内、又はその周辺のお話。
◎作中に『ワールドブルー』を最低1回入れる。
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『ワールドブルー物語』エピソード、または関連する記事は全て専用マガジンに納めていきます。
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◎ワールドブルー物語 専用マガジン
という訳で今回は、
ワールドブルーリンク集、ちょ~便利!
って、お話でした。
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あおでした😁
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