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「サンセット・サンライズ」-気仙沼市を舞台に映画化される地方移住の光と影を示す一冊を読んで地方の現在と未来を考える

「サンセット・サンライズ:楡 周平 作」が、気仙沼市を撮影場所として劇場映画化する。監督・岸善幸、脚本・宮藤官九郎、主演・菅田将暉と豪華な面々が集まった作品となる。

気仙沼市は本noteが数多く取り上げている地域であり、原作である「サンセット・サンライズ」の舞台は気仙沼市に近しい宇田濱という架空の地域である。

架空の地域とはいえ、映画ともなると現実の場所が利用される。例えば上記の記事で取り上げている場所は、その一つとされる。映画公開後は、気仙沼市からロケ地マップが公開されている。ロケ地マップに記された場所は以下にまとめた。一部岩手県大船渡市がロケに使われたことが判明している。

原作に忠実かどうかは、実際にその目で見つつ、原作を読んで比較して欲しい。


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映画「サンセット・サンライズ」の上映館・上映スケジュール|2025年1月19日公開

2025年1月17日より公開の「サンセット・サンライズ」の上映館に触れておく。上映スケジュールについては、リンク先で確認できるなお、舞台となっている気仙沼市近郊について見ていきたい。

宮城県の上映館・上映スケジュール

気仙沼市の海の市で映画「サンセット・サンライズ」展を開催

映画「サンセット・サンライズ」の公開に合わせて、舞台となった気仙沼市の海の市では、3月末までの予定で「サンセット・サンライズ」展が開催されている。聖地巡礼などをする際にぜひ来場を検討して欲しい。

原作小説「サンセット・サンライズ:楡 周平」はどんな物語か

サンセット・サンライズ

「サンセット・サンライズ」は、パンデミック(新型コロナウイルスの感染拡大)の時期に生み出された物語である。パンデミックを機に勤務先がテレワークになった西尾晋作(菅田将暉が演じる主人公)が、偶然の重なりによって移住を決断した宮城県気仙沼市近郊の宇田濱。そこでの彼の生活が描かれている。

「サンセット・サンライズ」は、ざっくり分けて3つのパートに分かれる。移住を決断するに至った経緯が描かれる第一部、移住後の生活の苦楽が描かれる第二部、移住先の宇田濱でビジネスを起こす第三部である。

第二部は、都会では得られない地方での生活の素晴らしさ、それを成立させるテレワークの価値が描かれる一方で、一体全体いつの時代の田舎なのかと思わせるステレオタイプな田舎の嫌な面が細やかな描写で語られる。とくに力が入っているのは料理の描写で、

『宮城県気仙沼市近郊では、これほどまでに素晴らしい食を楽しめるのか』

などと感じる読者はとても多いと想像される。恐らく映画においてもこの点はある程度大切にされるのでなかろうか。観光への好影響を期待したい気仙沼市にとっても、この点は推して欲しいのでないかと推察する。

第三部は、空き家問題の解決をビジネスの側面からアプローチする物語となる。どのようなビジネスモデルで宇田濱という少子高齢化・人口減少が進む地域の空き家問題を解決していくのかは、ぜひ原作小説「サンセット・サンライズ」を読んで欲しい。

簡単に説明すれば、株式会社アドレスが提供するビジネスモデルだが、自治体側の物語も描かれている本書では、若干ながら異なるアプローチが描かれている。現実に本作で描かれているような空き家対策が功を奏するかは定かでないが、パンデミックの時期に少なからず想い描かれたものではあり、ある種の懐かしさを感じられる内容であった。

「サンセット・サンライズ」は地方移住に関わる人々・地方移住を考える人々にとって読む価値の高い一冊

「サンセット・サンライズ:楡 周平 作」を読みながら想ったことは様々ある。お試し移住を定住に繋げるには、その土地の人間と結婚させるのが最も確度が高いといった感想も一つである。もっとも本作はある種婿に入るような形での定住となるわけだが、現実にはその逆で女性側が娶られる方が多いだろう。結果は真逆である。

「サンセット・サンライズ」が描く結婚に想う地方の現実

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