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心が軽くなるヒント㉒|話し合いのゴールを見失わない

人と話し合いの際に、もともと私たちが意図している方向と違う方に状況が進んでしまうことがあります。

これは、特に、相手との距離が近ければ近いほど起こりやすいものです。

例えば、夫婦の間で、妻が、もっと夫に「家事を手伝って欲しい」と思っている状況があるとします。

「もっと家事をやってほしいな」と言いたくて、話し合いを始めたのに、ついヒートアップして、「なんでいつもやってくれないの」
「この前もやってくれなかったよね」
「俺だって精一杯やってるんだ」
「いつも言い訳ばかり」
「そんな言い方ないだろ」
「もう関係を終わりにしよう」
と、本来の「家事を手伝って欲しい」という目的が達成できないばかりか、相手との関係まで悪くしてしまったり、最悪の場合、関係を完全に壊してしまうこともあります。

これは、以前、私がよくやってしまっていた過ちです。

自分の感情に対して俯瞰して見ることが苦手で、コントロールが上手ではなかったので、怒りの感情が出てくると制御が効かなくなることがありました。

もうどうにでもなれとまで思い始めてしまい、言いたいことをそのまま口にしていました。

もちろん、関係は悪化し、親や妹との喧嘩の場合は数日、口をきかなかったこともあったし、交際相手の場合はそのままお別れしたこともありました。

今思えば、自分が未熟だったのですが、当時の私は、怒りをコントロールできずに、完全に自分の怒りに自分が飲み込まれてしまっていました。

どの時点で私が、自分を更生させることができたのかというと、自分にとって本当に大切な人に何度もこれをやってしまっていた時に、彼は、「君との関係は自分にとって有害なので、もう本当に関係を終わりにしたい」と言ったのです。

その時に、思ったのです。
このままでは、私はこの人を失ってしまう、と。

怒りの感情に任せてその場の勢いで強い言葉を使ったり、相手を打ち負かすのは、その場は気分がいいかもしれません。

それに慣れてしまっていたら、あなたにとっては、それは普通のことかもしれません。

でも、相手との関係を確実に壊してしまうのです。

それが、意図することでないなら、なおさら、怒りのコントロールが必要であり、本来の目的を見失ってはいけません。

感情のコントロールが上手でない人は、カッとなった時に、そのまま感情を相手にぶつけてしまいがちです。

でも、少し立ち止まってみてください。
そのカッとなった原因は、自分の相手への期待からではないですか。

以前のnoteでも書きましたが、相手があなたの思うように行動したり、返答したりするのを期待するのは、自分が相手に対して期待しすぎなのです。

以前の私は、そこが分かっていませんでした。

イラッとしたら、その感情をそのまま相手にぶつけてしまい、強い言葉で相手を責めていました。

でも、それでは本来伝えたかったことは何一つ伝わりません。

「家事を手伝ってほしい。」
「もっと話を聞いてほしい。」
「こうしてくれたら嬉しい。」
このように言えば良いものを、本当に伝えたかったことよりも、「自分が正しいことを証明する」「相手に勝つ」ことが目的にすり替わってしまっていたのです。

今では、相手への希望やお願いがある時は、自分の要望として落ち着いて伝えるよう心掛けるようになりました。

感情的になった時ほど、「私はそもそも何のためにこの話を始めたんだろう」と自分に問いかけるようになりました。

すると、話し合いの方向がぶれなくなり、本来の目的を見失うことも少なくなりました。

怒りの感情に任せてしまうと、相手との関係を壊してしまうだけでなく、本当の目的や叶えたかったことまで失ってしまいます。

だからこそ大切なのは、常に自分のゴールを意識することです。

今、自分は何を目的として話しているのか。

本当に欲しいのは、相手に勝つことなのか。

それとも、お互いが気持ちよく解決できる未来なのか。

そのことを忘れなければ、話し合いは相手を打ち負かす、心をすり減らす時間ではなく、お互いを理解し、より良い関係を築くための時間へと変わっていくはずです。






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