ライターズブロック・リターンズ
ひさかたぶりにライターズブロックになったっぽい。原稿が書けん。
前回なったときに書いていた記事が5年前なので、5年ごとくらいになっているようだ。
デビュー時はパニクったのだが、3回めともなると慣れたもので、もはや季節の風物詩である。
主原因もたぶん、いつものやつとおなじで、立ち上げにともなって、いろんな視点からものを考えすぎたせいかなと思う。
僕は人と物の見方がすれ違ったときに、相手の視点をがっつりトレースして理解しようとする癖があり、やりすぎて自分自身が何したかったんだかよくわからなくなることが多いのだ。
それが進行していくと、ライターズブロックになる。
顔の見える相手の意見とかだったらそうでもないんだけど、会ったことない人の意見とかを斟酌してると、オーバーフローを起こしやすい。
特に、複数並行立ち上げをやっていたので、自分のなかの処理許容量をオーバーしたのかもしれん。
治し方もある程度心得ていて、あたらしいことをやったり、やりたいことのゴールが見えると治りやすい。
前回は、創作講座の講師をしたり、プロットの作り方を変えてみたり、あたらしい版元さんと話をしているうちに、自然になおった。一番大きかったのは、鬼ごっこのラストイメージを固めて、ここへ向かいたいな! と思えたことだったと思う。
その前のときは、ちがう版元さんとそれまでとちがった仕事の仕方をして、あ、そういうの好きだな! という気持ちを思いだしたら、サクッと書けるようになった。
脳みそのリセットが必要になるんだろうな、という気がしてる。
ただ、今回はいつもの原因にくわえて、もういっこありそうな気もしてる。
AIの進化や昨今の出版情勢を見ていて、書くことへの意味や将来の業界について、ヘンに思い悩んでしまったんだよな~。
特に、「AIで小説を大量生成してマネタイズしよう」みたいなポストをXで見て、うへえと思いつつ、ああ、そうなるよな~…と思っちゃって。
AIの書いた小説よりおもしろいものを書く自信はあるんだけど、50点くらいの小説が一瞬で大量生産されてあふれたら、物価上昇した本を手に取る理由や機会は、特にそれまでの小説を知らない子どもにとって、どんどんなくなっていくよな~と。
流行とかデータとかの話でさえ、順応できね~…って思ってるタイプなので、そうなった未来のことをつらつら考えてて、気落ちしたのもあるかもしれん。
前回ライターズブロックになったときは、絶望鬼ごっこの連載中だったし、その前はデビュー前後だったので、はやく書けるようにもどさなきゃー! って感じだったんだけど。
いまは、絶望鬼ごっこが完結したし、ずっと出したかった神絵師のノート! も出せたので、いま進めている仕事が一段落ついたら、すこし児童文庫の仕事はお休みしてもいいかもな…と思いつつ。それはそれで治すきっかけも作りにくいな…と思いつつ。
前回ライターズブロックの記事をまとめたみたいに、なにかテーマを決めて、なんの責任もない文章をゆるゆると書いて発散したいなーと思ったりしてるんだけど。なにかいいテーマないかな。
