アトリエヴァーズノアール東京教室展及び村田旭作品展 O美術館
🔷アトリエヴァーズノアール東京・与野教室展
及び 村田旭 作品展開催のお知らせ🔷

●6月12日(金)~6月17日(水)
●JR山手線 大崎駅 直結 O美術館にて
●11:00~18:00(最終日は 16:30迄)
東京・与野教室展は、今年で13回目を迎えます。
東日本大震災のあったあの年、大塚教室からスタートしました。
月日が流れるのは本当に早いものですね。
まだ50代だった僕が、気がつけばもう70歳になりました。
第1回、第2回は大塚の柏屋さんの2階ギャラリーで開催
ここO美術館では、今回で11回目の作品展になります。
思い返せば、コロナ禍のときも2年続けて開催しました。
「何でこの時期にやるの!」
「考え直してほしい」
当時は、外の方から厳しい
非難のメールをいただいたこともあります。
来場者も120人ほどに、極端に減ってしまいました。
でも――
そんな時だからこそ、足を運んでくださった方々は、
皆さん本当に、心の底から喜んで帰っていかれたのです。
僕もせっかくの機会だからと
たくさんお話をさせていただきました。
今でも忘れられない出会いがあります。
確か、緊急事態宣言が明けた
翌日からの開催、、その時だったと思います。
まだ開館前の10時から
入り口でお待ちの方がおられました。
たまたま中にいた僕が気づき
少し早めに入っていただきました。
その方は、広い会場をゆっくりと2周されてから
僕のほうを向き、
「マスクを外しても構わないですか?」
と、静かに尋ねられました。
「こんなに広い空間ですし、僕もしていませんから、どうぞ」とお答えすると、
その方はマスクを外し
ぽつりぽつりと話し始めてくださったのです。
「静岡から娘のお産で東京に来たけれど
病院にも入れてもらえなくて……。
今日は、ここの入り口の灯りに誘われるようにして
入ってきました。
絵を鑑賞するなんて
これまでの人生でほとんど経験がなかったけれど、
絵を観ていると、こんなにも優しく
穏やかな気持ちになるものなんですね。
世の中のしんどいことを、この1時間ほどの間
すべて忘れられました。
本当に、ありがとう……」
そう言って、深々と頭を下げてお帰りになりました。
それだけではありませんでした。
一人で会場にいた僕のために
わざわざ下のスーパーでお弁当を買って
届けてくださったのです。
おそらく静岡から持ってこられたのであろう
みかんジュースを2本。
そして、温かい唐揚げ弁当。
それを受け取ったとき
思わず僕の目からも涙が溢れてしまいました。
そんな愛おしい思い出も
そして、様々な予期せぬ温かい出会いも。
この13年という月日が教えてくれた
教室展のいちばん大切な意味なのだと思っています。
今年も、あの入り口の灯りのように、
皆さんの心をそっと温める場所でありたいと願っています。
会場で、皆さんにお会いできるのを楽しみに待っています

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