「少年の日の思い出」の授業始まる
中学校1年生の国語の作品の中の伝統的な作品。
「少年の日の思い出」。
私は、この作品との出会いを
特別なものにしたいと、
様々な授業に取り組んでいる。
例えば、重要な場面を劇にする。
僕の心情の変化を心情曲線にして比較する。
僕とエーミールの共通点相違点を考える。
など、あらゆる観点で今まで授業をしてきた。
教育科学国語教育1月号は、
「海の命」「少年の日の思い出」の授業と題して
特集がされている。
その中に興味深い記事があった。
ヘルマン・ヘッセの研究家前田洋一氏によると、
1931年8月1日 「少年の日の思い出」は、ヴュルツブルガー・ゲネラール・アンツァイガー新聞の文芸付録のかたちで掲載されたものを翻訳したものです。
掲載直後の8月5~6日にヘッセのもとを訪ねた高橋健二氏ががヘッセ本人から、帰りの汽車の中で読むようにと、他の小品とともに新聞の切り抜きを渡されたのがきっかけです。
それから五年後に読者のもとに届けられます。
以下はその後の掲載状況です。
1936年 河出書房「世界短編傑作全集」の収録作品の中の「少年の日の憶出」で世にでる。
1947年 文部省著作教科書「中等國語二」に掲載される。
1952年 中教出版「国語文学編二」に掲載される。
1955年 複数の検定教科書に掲載される。
教育科学国語教育1月号p44〜p49より引用
私は、戦前に、ヘッセから日本人へこの物語が直接手渡されたことに感動を覚えました。
また、この感動を生徒に伝えたいです。

