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既成概念に気づかされる 「リボンちゃん」 寺地はるな著 読書感想文

寺地さんの本は、出るとすぐに買うようにしている。
前作「雫」も何度も読み、
少し傷んできた。

「リボンちゃん」は、
30代の女子が主人公で、
りぼんがトレードマークである。
他の人にどういわれようと、
少し大きめのリボンをつけている。

そのリボンは、
小学校になじめなかったとき、
母がリボンをつけてくれたことに始まる。

少し動作が遅いことなどで
本人は苦労したが、
母のゆったりしたまなざしに支えられてか
自分らしくていいと思えている。

私自身も3月生まれで
何をするのもゆっくりだった。
しゃべるのも
歩くのも遅くて
母が心配したと言っていた。
今も人より遅れていると感じることがある。

でも、リボンちゃんの母と私の母は
同じ言葉を言っていた

スタートが遅いだけで最後には他の子を追い越すんだ

リボンちゃん 寺地はるな

主人公の母は長い闘病の末亡くなったが、
母の姉がいるテーラー城崎を手伝うことになる。

伯母は夫や義父がいるときには
技術があるものの
女ということで手伝わせてもらえなかった。
しかし、
その二人がいなくなり、
少しずつ依頼があるようになる。
下着のリメイクを依頼される。

自分の思い入れのある下着を
今の自分に合うように直してほしいという依頼や
障害ができた人への下着など
依頼に応じる。

そういう行為自体に
共感するとともに、
相手への気遣いの仕方とか
共感する言葉が詰まっている。

紙の本と
オーディブルで聴いています。

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