社畜の日帰り城メシ旅 #3 小田原城(日本百名城)
みなさんこんにちは、まださびと申します。サビ猫飼いです。脳内は「円満退社」という単語で占められている者です。救いのない無限ループ思考を脱するために、日帰り旅行を好んでしております。
今回は小田原城!私にとって記念すべき、百名城スタンプを初めて押したお城であります。登城日が2023年7月23日と記してあるので、3年前なんですね、何の気なーしに本屋で「日本百名城と続日本百名城に行こう」というスタンプ帳を購入、何の気なーしに小田原城に行ったのがはじまりはじまり~でした。今ではどっぷりとはまってしまい、石垣に魅せられてみたり、天守閣の種類を論じてみたり、歴史小説を読んでお城の位置関係妄想してニヤついてみたりの日々を送っております。
できれば順々に百名城を制覇していってみたり、テーマ性をもってお城をめぐる、などしてみたいですが、何しろ時間もお金も制約がありますしね、都合がつくところ興味がわきでてきたところ、無作為にできるだけ、という出歩き方になってしまっています。
しかしながら、再訪もいいもんですね、歴史を改めて勉強しなおしてみたり、前回は注目していなかったところに気が付いたり。今回の小田原城はもう3回は行ってそうですが、まだまだ見尽くしてはいないです。関東の覇者北条氏が全力を尽くして築城・修築し、街ぐるみのお城、巨大要塞ですからね。
行ったのは先週、2026年8月1日、真夏です。暑いです。自分が行きたいから真夏の炎天下にウロウロしてます。自分がやりたいからです、人には薦めません、こんな時期は。暑さ対策を一応してから、自己責任でウロウロしております。
※天守閣の中は涼しいですので、普通に観光したい方は小田原グルメと天守閣快適見学で。
※お城ガチ勢の方は、総構や堀切見学もしたいと思われますので、もう少し歩きやすい季節に行くことを推奨いたします。
自分的北条氏見直しの気運あり、マイブーム北条五代!
🐈えっ?北条氏ってこんなにかっこよかったの??
皆さんは、「北条氏」ってどんなイメージお持ちですか??(知らんがな、興味ないわ、という方ごめんなさい)
私にとって実はあまり興味のない、地味な存在だったんです…
・あ~、なんか領土めったやたら広いここら辺の一族ね~~
とか
・あ~、なんか実力者っぽかったけど、豊臣秀吉の大軍勢に負けちゃった方の人たちね~~
くらいの、なーんもわかってない状態でお城巡りスタートさせてたんですね、私。何せ、一番好きな歴史時代小説、真田太平記でしたし、あとは中国もの、西域ものばかり読んでいた若かりし頃‥北条氏のことほんとに何もわかっていなかった。なんですけど、関東在住なんでね、お城巡りしていると北条関係ばかりですよ、当たり前だけど。鉢形城、八王子城、滝山城、金山城、箕輪城、、、、、夢中になっていろいろまわってたけど、まあ北条氏ばかりですよね、当たり前だけど。で、実はお城の地形とか位置関係とか、歴史的意義とか、解説読んでもあんまりわかってなかったです。なんなら、あんまり興味もわいてなかったかな、ただただスタンプ押せればよかった。なんなら、山中城なんて、「障子掘りは見事だけどさ~、最強最強っていうけど、半日であっけなく落城しちゃってるなんてどゆこと??」くらいの1ミリも尊敬してない感想ばかりもってました。
ただですね~~、お城×歴史、少しずつ分かってきたり、場数とか経験値ちょっとはあがったんですかね、
北条氏、なんか思ってたよりもすごくない?
っていう気持ち、私の中に最近むくむくと出てきてるんです!!
戦国時代っていうえらいこっちゃの時代に、義に厚く民衆のために、という思想を掲げ実践、100年以上の安定国家運営、ってなんかしみじみすごいじゃないですか。織田信長とか、そりゃあかっこいいけど、苛斂誅求っていう単語ぴったりなお方、やっぱり自分が一般ピープルですからねえ~、リアルに想像するとこわくなっちゃう。ちょっと病んでるメンタルの身としては、やさしい思いやりのある殿様にぐっときちゃったわ。
若い時って、斎藤道三とか織田信長とか真田幸村とか、城盗り!戦上手!滅びの美学!てな感じのカッコいい戦国武将にわかりやすーく惚れちゃったりしたもんですけど、でもでも、最近色々見たり読んだりしてたら北条氏のすごさにもしみじみ感じ入ったりもできるように成長?したのかと。北条氏って、派手な一発勝負の英雄譚というよりかは、関東を約100年運営した実務型の戦国大名なんです。その後の徳川家が桁違いすぎるから100年のすごさが理解されづらいかもなんですけど、戦国ですよ、戦国。私は平和ボケ人間ですけど、あの戦国時代に100年以上安定経営ってたぶんすごくすごくすごい。日本語破綻するくらいすごいと思う。それって、領国経営・街道・流通・城郭網・治安維持などかなりシステム化した功績らしい。
さらに、織田も豊臣も武田も上杉謙信もそうだけど、下克上した創始者がきちがい沙汰天才で既存システム破壊して自分の国つくったはいいとして、必ず後継者難におちいるじゃないですか。北条氏って、北条早雲がまず下克上/国盗りしてから息子に禅譲して5代、家臣団も粒ぞろいっていうのがちょっとびっくり。幻庵・氏康・氏照・氏政・氏邦・氏規…人材層、なんたる厚さ。つまり「人材不足で滅んだ」ではない。完成度高い地方国家築き上げていたのに、豊臣秀吉という化け物級/桁違いの国家システムに飲み込まれてしまったんだ、という構図を理解して悦にいっているのです。
旅のお供は Enjoy!おだわらチケット
🐈鉄道×お城×グルメ(^^♪

紙媒体好き
こういう企画券、大大大大大好物なんです。城下町きっぷとか、1日フリーパスとか。
このおだわらチケットは、”地魚料理など小田原グルメが満喫できる「たべチケ」1枚とカフェ巡りや観光、お土産選びに使える「ぶらチケ」2枚がセットになったお得で便利なチケットです”ということなんですが、ロマンスカーセットにもできるんです。ロマンスカーなしのチケットでお値段は3600円、食事や観光、カフェで値段は明示されてはいないけど、チケット使い切った体感4000円分くらいかなあ、と思いますのでまあまあもとは取れてる感じ、ロマンスカー乗りたい派だとさらにお得感が増すと思います。
私的には、値段どうこうよりも、チケット引き取りの時にくれる地図とチケット使えるお店一覧載ってるパンフ見てどのお店がいいかなあ、とよだれたらさんばかりに熟読し、チケット握りしめてこれからさあ行くぞっていうときのワクワク感がたまらないのです。あと、旅の動機付けにもなってよいですね。小田原って、旅の目的地というよりかは、中継地になりがちだったんです。箱根へ行くときとか、登山に行くときとか、、、このチケット使うにあたって、私は今日は「小田原」がメイン、と位置付けられました。ただ、このチケット自体は、箱根1泊利用の方も見越してか有効期間2日、ロマンスカーセットだと有効期間1日、とか設定されてます。お金が落とされるしくみ、うまーく考えられてるなあ。あと、チケット申し込んじゃってあるので、前日とかに急に盛り上がってチケット申し込んじゃってあった場合、
当日やっぱし寝坊していたいなあ、とか暑いからお城巡り旅行やーめた、なんていうひきこもり防止策?ともなります。
欠点を挙げるとすると、わざわざ前日とかにスマホでチケットを購入しておき、当日に小田急旅行センター小田原にて(紙の)チケットを受け取り、という煩雑さですかね。
おばちゃんはね、、、、紙媒体そのものは大好きなんだけどね、スマホで申し込みとか二次元コードとかマイページログインとか、もう面倒くさくて面倒くさくて😿
ま、やってみればみたで、そんなにたいしたことではなかったけど、もっと面倒くさがりな人には向いてないかも?という側面はありました。
ハマってます、まず最初にいきなり漁港
🐈基本です、漁港メシで元気チャージ
大多喜城のときもやりましたけどね、まずは漁港!漁港メシ!ヘルシーおいしいテンション上がる!
小田原の漁港は、小田原駅からJRで一駅、早川駅下車です。観光バスや路線バスなどもありそうですが、暑くて思考停止なので、とりあえず早川駅行きました。

汗だく回避のため、日傘もちろん装備のうえで、とにかくゆっくりゆっくり歩いていきます。小田原おさかな通りというとこ通って、数分ですぐににぎわってる水産市場や早川漁村に到着、お店は早くからやってるとこもあり、どのお店に行くか目移りしちゃいますよ~


私の好きなものが同時に眺められる!
どのお店に行くか、特には決めずにぶらぶらしました。漁港に来たんだからもちろん海鮮グルメになるんだけど、どのメニューにするかはその時の気分で、と思ったんです。選択肢はいくつもあったけど、この時選んだのは、超人気店さじるし食堂です。まだ開店前だけど、店の前、人だかりでした。そして、ノープランの私なんで事前予約もしておらず、待ち必至ではありましたが、このお店に入りたい!という欲望がわきあがったので、開店待ち入店待ちいたしました。


半生アジフライなるものが名物のお店ではありますが、「たべチケ」利用の場合はさじるし海鮮丼とアジフライセット、と提供されるメニューは決まっております。私はヘタレなので一人前しか食べられないですが、お隣のおひとりおねーさまは海鮮丼に単品で半生アジフライ、ビールにアジの骨せんべいも追加で、とさらりと注文し平らげておられたので尊敬しました。
私は私なりに、飲み物追加注文、小田原みかんサイダーを頼んで十分贅沢気分です。

塩辛もうまい
いよいよ着丼~~💖
しらすもお刺身もみっちり盛ってあります!(^^)!
アジフライもついてて大満足です。わざわざ一駅移動したかいがあります。
もちろん漁港には他にも魅力的なお店いっぱいありますし、漁港まで来なくても小田原の街中のほうが、「たべチケ」の選択肢広いですよ。
ではいよいよ本題、お城巡り行きましょう
🐈自由を満喫、おひとりさま旅自分用カスタマイズ
城郭ファンを名乗るとして、小田原城複数回来ていて、でも総構見てない、山ノ神堀切見てない、稲荷森見てない、八幡山古郭東曲輪見てない、となったら怒られちゃうかもしれないですけど、真夏です。許してください。今日は天守で癒されることを主目的としたい。
ただ、天守行くだけじゃちょっと一般人(?)と変わらないな、もうちょっとだけディープにしたいな、と思いまして、北条早雲公に会いに行きました。今後”武将銅像愛好家”も名乗れるようになるくらい、銅像見学もしていこうと思っているのです。
お城への最短ルートは小田原駅東口からですが、こちらの銅像は西口にあります。城下町を堀と土塁で囲んだ小田原城総構えコースをめぐる場合もこちらの西口起点となるでしょう。


北条早雲公銅像のまわり、ロータリーになってて車ブンブンいますが、道路わたって銅像じろじろ見てる同業者(?)、私の他に親子一組だけいました。
かなりかっこいい騎馬像ですよ、北条早雲が小田原城攻略の際に用いたとされる”火牛の計(牛の角に松明を付けて敵を翻弄したとされる伝承)が取り入れられており、高さ5,7m、重さ7tを誇る日本最大級の騎馬像です。

巨大小田原ちょうちん
また駅構内通って、今度こそお城目指します。
小田原駅ってターミナル駅で、JRだの東急だの箱根登山鉄道だの大雄山線だの乗り入れてるし、今まで何度も来たことはあった。旅の起点あるいは乗り継ぎ駅だったりで、いつもサーっと通過するのみだったので今日みたく「小田原観光」目的って、妙に新鮮な気持ちでしたね。

駅から出てすぐに弁財
天曲輪とか石碑とかみつかります
暑いのは承知で来てます、慌てず騒がず(?)日傘でもさして汗びっしょにならぬようゆっくりゆっくり歩きます。欲張りすぎず、でも基本押さえてコンパクトに、ということで真夏の今日は正規登城ルートなるものでまわります。






二の丸の表門ですね、あかがねでできていたのであかがねもん







おだわらチケットの中の、「ぶらチケ」利用



冬にまた石垣山登ろうかな

神々しい写真がとれた
北条氏当主たちも眺めたはず
建物内の資料熟読、シアター各種もそれぞれ最初から最後まで見ようと思ってたけど、座ったら寝落ちしてた。
天守で感じる風はいつも格別です。
小田原城から石垣山一夜城方面見上げるのも、石垣山から小田原城方面見下ろすのも、どっちもやったほうが良い。

おだわらチケットの中の「ぶらチケ」何に使うか若干迷いますが、私はお城関連がやはりうれしいので、CAFE SANNOMARUというところにしました。
お城の門眺めながらおしゃれカフェでひといき。小田原の木材利用の素敵なカウンターです。ジェラート2種とアイスコーヒーでかなり生き返る。

北条氏家紋「三つ鱗」
やるな・・・・商売上手
今回はチケット利用なのでこのカプチーノいただけませんでしたが、お城ファンのかゆいとこに手が届く、わかっていますね。

カフェで回復できたので、もう少しだけ散策したくなってしまいまだ行ったことのない外周(たぶん三の丸)くるっと歩きました。
自分の気の向くまま動けるのが、一人旅のいいとこですよね。



たぶんだけど小峯曲輪北堀ってやつ
今回、季節的に厳しいので総構えとか山ノ神堀切とか稲荷森とかあきらめてるんで、こちらに回ってきてこの雰囲気、ああ来てよかった、と思わせてもらった。

ここら辺の雰囲気ささる

夕方さしかかってきて、蒸し暑さはあれど、ほんの少しずつ歩くの楽になってきました。名残惜しいけどお城を後にしてまた駅の方へぶらぶら歩いていきます。
でも、もう1か所見ておこうと思っているところありまして。


北条氏が豊臣秀吉に降伏した際、城主・北条氏直は徳川家康の娘と結婚していたので切腹を免れ高野山に追放。父・氏政と弟・氏照が責めを負う形に。主戦論派でもあったね。



前日の予定段階では、早朝に出て漁港メシ早い時間にとって、お城見学の後箱根湯本まで行って温泉入ろうかな、と計画してた。現実はわりと朝寝坊して、漁港メシはほぼ昼食、さらに思ったよりもお城見学じっくりして街もぶらぶらして、夕方になっちゃったから箱根の湯はあきらめたものの、汗もかいたし温泉は入りたいよね、ということでもうちょっと近場ながらも温泉には入れるこの鶴巻温泉駅で下車。

この日帰り温泉、大山登山や弘法山ハイキングのあとなど、いつもとてもお世話になっているとこです。駅からすぐでとっても便利。
旅の締めに温泉、最高すぎる。

お土産は、みごとに消耗品、消えもの。明日の朝食箱根ベーカリーのパンとか、お茶系。旅先でお茶買うの大好き。持って帰るの軽いし、日常使いだけどほんわかうれしいし。小田原駅前ではいつもついつい鈴廣でかまぼこ買いますが、今回はかまぼこというよりかはお魚プロテインバーみたいなの買ってみた。
旅のお供作品
🐈おもしろい小説でさらに北条沼にはまる

電車で移動しながらこういう小説読む時間、至福
この小説、かなりおすすめ。戦国という時代の理解がさらにすすんだ。
いままでは戦国武将のイメージ、カッコいい面、いちばんわかりやすい「武人」の面ばかり見てた気がする。だから平和を祈念してほぼ実現させてた北条氏は地味に見えてた。冒頭でも論じてた自分での北条氏見直しのマイブームって、現地フィールドワーク重ねてるから歴史の側面色々見えてきたおかげもありそう。学校で習った単語の理解が今更深まったり、点と点だったものが線でつながったりの感覚もある。
今までの戦国武将のイメージは「武人」の面しか見えてなかった、それは入り口。
まあ呼び名(?)が戦国武将、戦国大名、だからそういうイメージついちゃうけど、武人であると同時に政治家でもあって建築家でもあって経済官僚的な面まであってすごいな、とますます尊敬するようになったのが今の私の段階。
現代語に無理やり翻訳すると「戦国武将」=「軍人」ではなくって、「一国の社長兼知事兼国土交通大臣兼財務大臣兼防衛大臣」みたいな。
合戦の方針決めももちろん、実際の戦闘にも出張るし、お城の築城も改修も山城築くも家臣の配置もするし、年貢の徴収も城下町の整備も商人の保護も市場の管理もするし、法律自体も行政・司法も担って、さらに開墾とか飢饉対策みたいな農政事業もするし、外交面も調略とか和睦とか婚姻政策とか、もうもう、どんだけ仕事してんだろ・・・いつ寝てんだろ・・・
とにかく、精力すごすぎな戦国武将にまた魅せられまくってしまったのでした。
ざっくりと旅のまとめ
🐈今回は、スケジュールゆるいふらっとお出かけしちゃう系です
①Enjoy!おだわらチケット➤小田原駅にはJRでも小田急線でもアクセス可
このチケットは小田急管轄。ロマンスカーセットにもできる。
食事や行動範囲がある程度縛られますが、選択肢たくさんあるので私的には全然オッケーでした。むしろ旅の動機づけになるのがよい。
②おだわら漁港は早川駅!周遊バスもありそうですが、本数少なし。
漁港にわざわざ行かなくても、徒歩圏内でも海鮮もチケット利用できる店もいくらでもあります。
➤私は漁港にはまっているから、わざわざJR一駅往復で行きました。
③さじるし食堂
今回は時間を気にしない1日だったので、待ち時間あってもいいや、と行列のできる店チャレンジ、しかもチケット利用加盟店。
④小田原城
徒歩で全然オッケー。百名城スタンプは天守閣入口入ってすぐのところ。
電車のアクセスも街の便利さも、わざわざ改めて解説読んだり準備したりが必要なところではまるでなーし。予約もなしで気が向いたらふらっと出かけて大丈夫なやつです。
