✨ 安全担当がAIでメール管理ソフトを作った⑰〜AIが“写真の使い方”で暴走した日〜そして5つ目のお願いが生まれた〜
安全さん 2026年5月13日
■ フォント問題が解決して安心したのも束の間
16話で、 「フォントも会社の文化だった」 という話を書いた。
フォントを固定するお願いを追加したことで、 資料の“空気”はかなり会社の資料に近づいた。
「よし、これでだいぶ安定したな」と思った。
……が、また新しい問題が出てきた。
今度は 写真 だ。
■ AIは“良かれと思って”写真を巨大化してくる
AIに資料を作らせると、 なぜか写真がこうなる。
スライドの半分が写真
画質を勝手に補正して色味が変わる
余白が広すぎてスカスカ
逆に小さすぎて何が写っているか分からない
写真の位置がバラバラ
角丸加工されていることすらある
AIは「見やすくしよう」と思ってやっているのだろう。
でも、 会社の資料はそんなに写真を主張させない。
そして、ここで気づいた。
AIは“プレゼン用テンプレート”を学習しているから、 控えめな報告書には完全に過剰だった。
AIにとっては「写真を大きく」「明るく」「見栄え良く」が正解。 でも会社の報告書では、それは“やりすぎ”になる。
■ 会社の資料には「写真の扱い方」も決まっている
会社の資料をよく見ると、 写真には暗黙のルールがある。
大きさは一定(全体の余白の大きさに合わせる)
位置も一定(だいたい同じ)
色味はそのまま
補正はしない
余白は最小限
写真は“証拠”であって“装飾”ではない
この“写真の扱い方”があるから、 資料全体が落ち着いて見える。
AIが勝手に写真をいじると、 その空気が一気に壊れる。
■ AIに写真の扱いを伝えるのは、フォント以上に難しい
フォントは「固定してください」で伝わった。
でも写真はもっと厄介だ。
「大きさを変えないで」と言っても変えてくる
「位置を揃えて」と言ってもズレる
「補正しないで」と言っても勝手に明るくする
「余白を詰めて」と言っても広げる
AIは“見栄えの良さ”を優先する性質があるので、 写真は特に暴走しやすい。
■ そこで生まれた「5つ目のお願い」
初心者なりに考えた結果、 次のお願いを追加することにした。
🔵 お願い⑤:写真の大きさ・配置・色味を変えないでください
元資料と同じ大きさで配置する
位置を揃える
補正しない(明るさ・色味・コントラスト)
余白を広げない
写真を主張させない
AIに対して、 「写真はいじらないで」 と明確に伝える必要があった。
■ 実際にAIへ渡したお願い文(そのまま使える)
コード
お願い⑤:写真の大きさ・配置・色味を変えないでください。
・写真のサイズ、位置、比率を変更しないでください。
・明るさ、色味、コントラストなどの自動補正を行わないでください。
・余白を広げたり、写真を強調するレイアウトに変更しないでください。
・元資料と同じ配置・同じ大きさで貼り付けてください。
このお願いを入れた瞬間、 AIの写真暴走がピタッと止まった。
■ 写真が整うと、資料の“空気”が一気に安定する
写真の扱いが揃うと、 資料全体が落ち着いて見える。
情報が整理されて見える
文章と写真のバランスが整う
トップ層が読みやすい
“会社の資料の空気”が戻る
AIがようやく、 写真も“会社の文化”の一部だと理解し始めた。
■ AIに会社の文化を教える作業は、まだ続く
文章。 フォント。 写真。
ここまで来て、 ようやく“資料の見た目”が安定してきた。
でもまだある。
次に暴走したのは 余白 だった。
🔜 次回(⑱へ続く)
次は、 「AIが余白を勝手に広げてしまう問題」。
余白が広すぎてスカスカ
逆に詰めすぎて窮屈
余白も会社の文化だったと気づく
そしてまた、 “6つ目のお願い”が生まれる。
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