✨ 安全担当がAIでメール管理ソフトを作った⑱〜AIが“余白”で暴走した日〜そして6つ目のお願いが生まれた〜
安全さん 2026年5月14日
■ 写真問題が落ち着いたと思ったら、次は「余白」だった
17話で、 AIが写真を勝手にいじる問題 をようやく抑え込んだ。
大きさ
色味
位置
余白
これらを固定する「お願い⑤」を追加したことで、 資料の見た目はかなり安定した。
「これでしばらくは大丈夫だろう」と思った。
……が、また新しい問題が出てきた。
今度は 余白 だ。
■ AIは“余白”を「デザイン」として扱ってくる
AIに資料を作らせると、 なぜか余白がこうなる。
やたら広い
ページの上下でバランスが違う
左右の余白が非対称
文章が中央寄せになっている
写真の周りだけ異常に広い
AIは「読みやすく」「見やすく」しようとして、 余白を“デザイン要素”として最適化してくる。
でも、会社の資料はそうじゃない。
■ 会社の資料の余白は「最小限」が基本
会社の資料をよく見ると、 余白にも暗黙のルールがある。
上下左右は最小限
ページごとに余白の幅はほぼ一定
写真の周りだけ広げない
文章は左寄せが基本
余白で“魅せる”文化ではない
つまり、 余白は“控えめ”であることが前提 になっている。
だから、AIが勝手に余白を広げると、 資料が一気に“別の会社の資料”みたいになる。
■ 特に困ったのは「スカスカ問題」
AIが作った資料を開いた瞬間、 思わず声が出た。
「スカスカすぎる……!」
文章は短いのに、 余白が広すぎて 中身が薄く見える。
トップ層に提出する資料でこれをやられると、 「内容が浅い」と誤解されかねない。
AIは良かれと思ってやっているのだが、 報告書では“余白の広さ=内容の薄さ”に見える という現実がある。
■ 逆に「詰めすぎ問題」も発生した
別の資料では、 余白がほとんどなく、 文章がギュッと詰まっていた。
行間が狭い
写真と文章が近すぎる
ページ全体が窮屈
AIは「情報量を増やそう」と思ったのかもしれない。
でも、 詰めすぎると“読みにくい資料”になる。
■ ここで気づいたこと
「余白も会社の文化だった。」
文章、フォント、写真。 そして余白。
資料の“空気”を作っているのは、 実はこういう細かい部分だった。
AIは一般的なデザインルールを学習しているから、 余白を広くしたり、バランスを整えたりする。
でも会社の資料は、 “実務の読みやすさ”を優先している。
ここに大きなズレがあった。
■ そこで生まれた「6つ目のお願い」
初心者なりに考えた結果、 AIに対してこうお願いすることにした。
🔵 お願い⑥:余白を勝手に調整しないでください
上下左右の余白を広げない
ページごとに余白の幅を変えない
写真の周りだけ余白を増やさない
行間を自動調整しない
文章を中央寄せにしない
AIに対して、 「余白は触らないで」 と明確に伝える必要があった。
■ 実際にAIへ渡したお願い文(そのまま使える)
コード
お願い⑥:余白を勝手に調整しないでください。
・上下左右の余白を広げたり狭めたりしないでください。
・ページごとに余白の幅を変えないでください。
・写真の周囲だけ余白を増やさないでください。
・行間を自動で調整しないでください。
・文章は左寄せを基本とし、中央寄せにしないでください。
このお願いを追加した瞬間、 資料の“スカスカ問題”と“詰めすぎ問題”が一気に解消した。
■ 余白が整うと、資料の「読みやすさ」が戻る
余白が安定すると、 資料全体の印象が大きく変わる。
情報が整理されて見える
内容がしっかりして見える
トップ層が読みやすい
会社の資料の“空気”が戻る
AIがようやく、 余白も“会社の文化”の一部だと理解し始めた。
■ でも、まだ終わりではなかった
文章。 フォント。 写真。 余白。
ここまで整えて、 ようやく資料の“見た目”が安定してきた。
しかし、 次に暴走したのは 強調 だった。
🔜 次回(⑲へ続く)
次は、 「AIが強調をやりすぎる問題」。
赤文字
下線
蛍光マーカー
太字の連発
そしてまた、 「7つ目のお願い」が生まれる。
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