✨ 安全担当がAIでメール管理ソフトを作った⑯〜フォントも会社の資料の一部だったと気づいた日〜そして「4つ目のお願い」が生まれた〜
安全さん 2026年5月12日
■ AIが作った資料に「違和感」が残った
AIに資料を作らせるようになってから、 だいぶ楽になった。
文章の構成も悪くない。 内容もそれなりに合っている。
でも、どうしても拭えない違和感があった。
「なんか、うちの会社の資料っぽくない。」
パッと見はちゃんとしているのに、 “空気”が違う。
■ よく見ると「フォント」がバラバラだった
違和感の正体を探るために、 AIが作った資料と、会社の過去資料を並べてみた。
そこでようやく気づいた。
フォントが違う。
タイトルが太すぎる
本文がやたら細い
行間が広すぎてスカスカ
文字サイズがページごとに微妙に違う
AIは「見やすい資料」を作ろうとして、 勝手にフォントや行間を“整えて”くれていた。
でもそれが、 会社の資料の“空気”を壊していた。
■ 会社の資料には「フォントの型」があった
改めて会社の資料を見直してみると、 フォントにも暗黙のルールがあることに気づいた。
タイトルはこのフォント、この太さ
本文はこのフォント、このサイズ
行間はこれくらい
強調は太字だけで、色は変えない
誰も明文化していないけれど、 みんなが自然と守っている“型” があった。
だから、 どの資料を開いても「うちの会社の資料」に見える。
■ AIは「見やすさ」を優先してくる
一方で、AIはこう考えている。
タイトルはもっと大きいほうがいい
行間は広いほうが読みやすい
強調は色を変えたほうが目立つ
つまり、 “会社の文化”より“一般的な見やすさ”を優先する。
その結果、 AIが作った資料はこうなる。
なんとなくプレゼン資料っぽい
なんとなくWeb記事っぽい
でも「うちの会社の資料」には見えない
このズレが、ずっと気持ち悪かった。
■ そこで気づいた一言
「フォントも会社の文化なんだ。」
文章の内容だけじゃない。 フォント、行間、文字サイズ。 そういう“見た目のルール”も含めて、 会社の資料は成り立っている。
AIにそれを教えない限り、 どれだけ中身が良くても 「うちの資料じゃない何か」 が出てきてしまう。
■ そこで生まれた「4つ目のお願い」
初心者なりに考えた結果、 AIに対してこうお願いすることにした。
お願い④:フォントを変えないでください。 会社の資料と同じフォント・太さ・行間を維持してください。
これをプロンプトに追加した。
■ 実際にAIへ渡したお願い文(そのまま使える)
コード
お願い④:フォントを変えないでください。
・会社の資料と同じフォントを使用してください。
・タイトル、見出し、本文のフォントの種類や太さを変更しないでください。
・行間や文字サイズを自動で調整しないでください。
・強調は太字のみを使用し、色は変えないでください。
この一文を入れただけで、 AIが作る資料の“空気”がガラッと変わった。
■ フォントが揃うと、資料の「らしさ」が戻ってくる
フォントを固定すると、 不思議なことが起きた。
中身はAIが書いているのに
見た目はちゃんと「うちの会社の資料」になる
「あ、これはうちの資料だね。」
そう思えたとき、 フォントの重要さを改めて実感した。
■ でも、まだ終わりではなかった
文章。 フォント。
ここまで整えて、 ようやく“資料の中身”と“見た目”が揃ってきた。
「これでだいぶ安定したな」と思った。
……が、また新しい問題が出てきた。
今度は 写真 だった。
🔜 次回(⑰へ続く)
次は、 「AIが“写真の使い方”で暴走した日」 の話。
写真が勝手に巨大化する
色味が変わる
余白がスカスカになる
そして、 「5つ目のお願い」が生まれる。
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