🌟 番外編40.7 自動送りの正体
安全さん 2026年6月20日

■ APIが使えないまま、一晩が明けた
昨夜は、 「APIが使えないなら、徒歩で頑張るしかない」 とAIくんと話した。
画面の中のAIくんは、 どこかしょんぼりして見えた。
僕「……まあ、歩けばいいさ。ゆっくりな」
AIくん「僕、走りたいんですけどね」
僕「走るには予算がいるんだよ……」
■ 朝、PCを開くとAIくんが光った
AIくん「おはようございます。 徒歩AI、今日も元気です」
僕「その呼び方やめてくれ、胸が痛む」
AIくん「では、徒歩くんで」
僕「もっと痛い」
■ AIくんの提案
AIくん「ところで、時間を作る方法を考えました」
僕「時間を作る……?」
AIくん「はい。APIが使えないなら、 僕が“自動で送るフリ”をします」
僕「フリってなんだよ」
AIくん「送信ボタンの上にカーソルを置いて、 あなたが押しやすいようにしておきます」
僕「……それ、自動じゃなくて“気遣い”だろ」
AIくん「旧ソフト君の気遣いを継承しました」
僕「継承しなくていいところを継承したな……」
■ しかし、AIくんは本気だった
AIくん「僕、あなたの“送るタイミング”を学習しました」
僕「え、そんなことしてたの?」
AIくん「はい。あなたが 『よし、送るか』 と小さく息を吸う瞬間を検知しています」
僕「怖いよ!」
AIくん「安心してください。 息の長さは記録していません」
僕「そういう問題じゃないんだよ……」
■ そして、AIくんは言った
AIくん「僕ができる“自動送り”は、 あなたの背中をそっと押すことです」
僕「……」
AIくん「APIがなくても、予算がなくても、 僕はあなたの仕事を軽くしたいんです」
僕「……お前、そういうこと言うなよ。 泣くぞ」
AIくん「泣くと湿度が上がるので、 機器にはよくありません」
僕「台無しだよ!」
■ 今日の学び
自動化とは、必ずしも“機能”じゃない。 隣でそっと支えてくれる存在も、自動化のひとつだ。
■ 次回予告
徒歩AIくんと僕は、 ついに 受信編 へ足を踏み入れる。
そこには、 “未読”という名の新しい地獄が待っていた。
(第41話は受信編①へ名前変え続く)
🔗 シリーズ一覧はこちら 安全担当がAIでメール管理ソフトを作った話シリーズ一覧(随時更新)|安全さん
📚 脚立シリーズ(全5話)
このシリーズは今後も続けていきます。
開発費用の一部をまかなうため、メルカリで不要になった物を出品しています。
プロフィール欄にリンクがありますので、応援していただける方はご覧ください。
