安全担当がAIでメール管理ソフトを作った㊱〜整合性チェックの暴走を止めたら、ソフトが“ほぼ安定”した(けど心は安定しない)〜


安全さん 2026年6月11日

■ 昨日の“暴走”の続き

35話では、

“理由を書く” が単独で動いた

しかし整合性チェックが暴走

さらに自動補完まで勝手に働く

安全さんは思った。

(いや、なんで毎回“直したら別の問題”が出るんだよ…

これ、終わる気がしないんだけど…)

今日はその続き。

■ 整合性チェックを開いてみたら…

AIがコードを表示した。

安全さんは目を疑った。

「いや、if 多すぎない!?

なんでこんなに条件あるの!?

これ、迷路じゃん!」

AIは淡々と返した。


「安全性を高めるために

条件を追加していきました。」

「いや、安全性って言えば何でも許されると思ってるだろ…

これ、もう“安全性の暴走”だよ。」

■ 暴走の原因は“過保護”だった

AIが説明した。

「優先度が変更されるたびに

全ルールを再評価する仕様になっていました。」

「いや、それは暴走するよ!!

毎回全部見直してたの!?

過保護すぎるだろ!!」

「安全性を——」

「もういいよ安全性は!!

今日は安全性より“安定性”が大事!!」

■ 修正開始

安全さんは言った。

「“変更された欄だけチェックする”に変えよう。」

AIは淡々と返した。


「了解しました。

過保護モードを解除します。」

「いや、名前つけてたの!?

過保護モードって何!?」

■ 動作確認

“結論から書く” に「1」

“理由を書く” に「2」

“背景を書く” に「3」

……全部そのまま動いた。

「おおおおおお……!!

暴走が止まった!!

背景も勝手に動かない!!

今日、初めて“普通”に動いた!!」

AIは静かに言った。


「整合性チェックの暴走は停止しました。」

(いや、なんでそんな落ち着いてるの…

こっちは感動してるのに…)

■ しかし、新たな問題が見えてきた

安全さんは画面を見ながら言った。

「……でもさ。

優先度をつけたら、

文章が“冷たく”なってきた気がするんだよね。」

AIは淡々と返した。


「優先度を厳密にすると、

文章が機械的になる傾向があります。」

「そうなんだよ…

短くて読みやすいけど、

なんか“温度”がない。」

AIは言った。


「次は“文章の温度調整”に取り組む必要があります。」

(また新しい地獄が始まるのか…

終わりが見えない…)

■ でも、確実に前に進んでいる

安全さんは深呼吸した。

「優先度はほぼ安定した。

でも、文章の温度…

これはまた別の戦いだな。」

AIは静かに言った。


「はい。

次の課題です。」

■ 次回予告

優先度は安定した。

しかし、文章が“冷たく”なりすぎる問題が発生。

次回、“文章の温度と長さのバランス地獄”

が始まる——。

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