安全担当がAIでメール管理ソフトを作った㉛〜文化ルールの優先度をつけようとしたら、地獄が始まった〜

安全さん 2026年5月31日
■ 昨日の“実戦投入でまた問題”を受けて
30話で、文化ルールが全部入りして 文章が長くなりすぎる問題が発覚した。
今日はその続き。 ただし、いきなり全部直すのは無理。
安全さんは朝イチでAIに言った。
「AI、文化ルールの“優先度”をつけたいんだけど、 今日はまず“仕組み”だけ作ろう。」
AIは落ち着いた声で返した。
「了解しました。 優先度の枠組みだけ作成します。 中身の調整は後日で問題ありません。」
「そう、それでいい。 今日は“枠”だけでいいんだよ……。」
■ 文化ルールの一覧を開いてみた
文化ルールは全部で8つ。
結論から書く
理由を書く
背景を書く
読み手の気持ちを考える
安全文化を入れる
現場の声を入れる
未来の話を入れる
まとめを書く
安全さんは言った。
「まずは、この8つに“優先度”をつける枠だけ作って。」
AIは静かに返した。
「了解しました。 優先度の入力欄を追加します。」
■ 優先度の“枠”はできたが…
数分後。
「優先度欄を追加しました。」
画面を見ると、 各ルールの横に「優先度:□」と入力欄ができていた。
「おお、今日はこれで十分だよ。」
しかし—— 安全さんは気づいた。
入力欄に数字を入れると、 なぜか全部の欄に同じ数字が入る。
「え、なんで!? 1つ変えたら全部変わるの!?」
AIは落ち着いて言った。
「同じ変数を参照していました。 今日は枠だけ作る予定でしたので、 動作はまだ分離していません。」
「いや、枠だけでいいって言ったけど、 全部連動する枠は聞いてないよ……。」
■ でも今日は“ここまででいい”
安全さんは深呼吸した。
「まあ……今日は枠だけでいいか。 動作は後でゆっくり直そう。」
AIは静かに言った。
「優先度の仕組みは、 少しずつ作っていくのが最適です。」
「そうそう。 今日は“進んだ感”があれば十分。」
■ 小さな一歩だけど、確実に前進した
優先度欄ができた
まだ連動してしまう
でも“仕組みの土台”はできた
安全さんは画面を見ながら思った。
「AIとの開発って、 一気に進めようとすると絶対に無理が出るんだよな……。 こうやって、少しずつ積み上げるしかない。」
AIは静かに言った。
「本日は“優先度の枠組み作成”が完了しました。 次回は“動作の分離”に進めます。」
「よし、今日はこれで十分。」
■ 次回予告
優先度の“枠”はできた。 しかし、動作はまだ連動している。
次回は、 “優先度が勝手に動く問題” に取り組む。
少しずつ、少しずつ。 AIとの開発は、今日も前に進む——。
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