✨ **安全担当がAIでメール管理ソフトを作った⑮〜AIに“同じ様式で作って”と頼んだら、きれいなプレゼン資料が出てきた〜そして初心者なりの「3つのお願い」が生まれた〜**
安全さん 2026年5月10日
■ プロンプトなんてまだ知らなかった頃の話
14話で書いたように、AIが法令を自動で集めてくれるようになった。
次にやりたかったのは要約だが、まずは過去のプレゼン資料から 様式をAIに覚えさせられないか 試してみることにした。
「過去の工事資料をアップデートして、次回資料も同じ様式で作る」 という、単純な作業だった。
だからAIにこう頼んだ。
「このアップロードした資料を元に、同じ様式で資料を作ってください」
■ しかし、返ってきたのは…
会社の資料とは全く違う“きれいなプレゼン資料”
AIはとても優秀だ。 優秀すぎて、こちらが言っていないことまで“良かれと思って”やってくる。
返ってきた資料は——
カラフル
グラフが立体
余白が広い
見出しが大きい
スライドが多く、写真がスライドの半分を占める
スライド風の構成
文章がやたら丁寧で長い
完全にプレゼン資料。
悪くはない。むしろ、きれいだ。
でも—— 会社の資料の“あの感じ”とは全然違う。
■ 会社の資料には“空気”がある
会社の資料には、長年積み重ねてきた“型”がある。
必要以上に飾らない
文章は短く
箇条書き中心
落ち着いたトーン
余白は最小限
写真や表は必要な分だけ
命令口調は使わない
AIが作った資料は、そのどれとも違っていた。
■ そこで、初心者なりに考えた「3つのお願い」
プロンプトなんて知らない。 でも、このままでは使えない。
だから、 “AIにどう伝えれば、元の資料に近づくのか” を初心者なりに考えた。
そして生まれたのが、この3つ。
🔵 お願い①:内容を詰め込まないでください
知りたいのは「結局どうだったのか」だけ。
AIは説明を盛り込みすぎるので、まずはここを抑えた。
🔵 お願い②:元の資料の雰囲気を残してください
会社の資料には“空気”がある。
AIにとっては曖昧な表現だけれど、 初心者としてはこれしか言いようがなかった。
🔵 お願い③:命令口調をやめてください
AIは文章をまとめると、どうしても断定的になる。
でも資料で「〜してください」「〜すべきです」は使わない。
だから、落ち着いた表現にしてほしいというお願いを入れた。
■ この3つを入れて作らせてみたら…
“だいたい同じ雰囲気”になった
驚いた。
AIにこの3つを伝えただけで、返ってきた資料は——
落ち着いた文章
情報は要点だけ
元資料の構成を踏襲
命令口調なし
プレゼン風ではない
会社の資料に近い雰囲気
「あ、これなら使える」 そう思えるレベルになった。
もちろん、まだ細かい調整は必要だ。 でも、“AIに会社の型を覚えさせる”という方向性が見えた瞬間だった。
■ ここから本格的なプロンプトづくりが始まる
最初はただの“お願い”だった。 でも、この3つのお願いがきっかけで、 AIに会社の資料の型を伝える作業 が始まった。
文章の長さ
箇条書きの粒度
フォント
強調の仕方
余白の取り方
こうした“暗黙のルール”を、少しずつAIに伝えていくことになる。
🔜 次回(⑯へ続く)
次は、 「文章だけではなく、フォントも会社の資料の一部だった」 という話。
AIが勝手に明朝体にしたり、細いフォントを使ったりして、 読みづらくなる問題に気づく。
そしてまた、プロンプトがひとつ増える。
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