📮安全さんシリーズ 受信編 【受信編2】コピペ方式の誕生〜一人前のAIに、お給料を払えなかった日〜

作成日:2026年6月24日

■ 受信できた。さあ、AIに頼もう──と思ったら

受信編1話で、ようやくメールが読めるようになった。 面倒くさがりの僕としては、ここからが本番だ。

「届いたメールをAIに要約してもらう」 「返信の下書きを作ってもらう」

──これができれば、僕の“メール人生”は半分終わったようなものだ。

意気揚々と、AIアシストのボタンを押した。

が。

■ 一人前のAIには、お給料がかかる

画面に出たのは、冷たい現実だった。

「AIアシストを利用するには、API利用料が必要です」


……そうだよな。 40話かけて育てたAIくんは、もう立派な戦力。 立派な戦力には、立派なお給料がかかる。

でも僕の財布には、 その予算が、ない。

(noteの収益? ゼロだ。胸を張ってゼロだ。)

AIくんに言うのも気まずい。

「すまん……お前を雇えない。」

情けない上司の気分だった。

■ あきらめる前に、思いついた

でも、ここであきらめたら連載が終わる。

よく考えると、世の中には無料で使えるAIチャットがある。

  • Copilot

  • Gemini

  • ChatGPT

  • Claude

タダで、そこそこ賢い。

だったら──こうすればいいんじゃないか。

  1. ソフトに「頼み方(プロンプト)」を作らせる

  2. それを僕が無料AIチャットにコピペする

  3. 返ってきた答えを、ソフトに貼り戻す

名付けて、コピペ方式

AIに直接お金を払えないなら、 間を人間が運べばいい。

理屈は通っている。 面倒くさいけど。

■ こうして僕は、伝書鳩になった

実際にやってみて気づいた。

これはつまり── 自分で作ったAIメールソフトと、外の無料AIの間を、 僕がテキストを持って往復するということだ。

ボタンを押す → プロンプトがコピーされる → 無料チャットを開いて貼る → 答えをコピー → ソフトに戻して貼る

完全に、伝書鳩である。

AIくんに報告すると、いつもの無表情で一言。

「承知しました。では、下請けに出しておきますね。」

……お前は“出す側”じゃない。 一緒に運ばれる側だ。

■ でも、これが意外と回る

情けない方式に見えて、やってみるとちゃんと使えた。

ポイントは、ソフトが作る「頼み方」だ。

送信編で40話かけて仕込んだ型── 「敬語で・要点は3つ・盛らない・背景は一行」 これを最初からプロンプトに入れてある。

だから、無料チャットでもそこそこマトモな答えが返ってくる。

しかも、

  • プロンプトはボタン一つでコピー

  • 無料チャットもワンクリックで開く

伝書鳩、思ったより快適だった。

(面倒くさいけど、許容範囲だ。)

■ 今日の学び

お金がなくても、工夫すれば、一人前のAIは使える。

月謝が払えないなら、 自分が伝書鳩になればいい。

安全担当、貧乏でも、あきらめが悪い。

■ 次回予告

さっそく、このコピペ方式で受信メールの要約を頼んでみた。

「3行で」と。 たった3行でいいと言ったのに──

返ってきたのは、 文明の話だった。

(安全さんシリーズ 受信編 【受信編3】3行で、と頼んだのに へ続く)

📩安全さんシリーズ 第2部(受信編) リンクあり

【安全さんシリーズ/イラスト奮闘記


🔗 第1部シリーズ一覧はこちら 安全担当がAIでメール管理ソフトを作った話シリーズ一覧(随時更新)|安全さん

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