安全担当がAIでメール管理ソフトを作った話⑬〜Pythonツールをexe化して、AIが“自動で法令を集めてくれる”準備が整った〜

安全さん 2026年5月8日
※安全担当の仕事でAIを使いこなしていく実録シリーズです。
■ Pythonツールを「誰でも使える形」にしたかった
AIで法令を扱う仕組みを作り始めた頃、 一番の課題は 「Pythonが使える人しか動かせない」 という点だった。
コマンドを打つ
ライブラリを入れる
パスを通す
エラーが出たら調べる
これでは現場の人には絶対に使えない。
そこで考えた。
「クリックひとつで動く形にしよう」
■ exe化して、ツールが“道具”になった
Pythonのスクリプトを exe(実行ファイル) に変換した。
これで、
インストール不要
ダブルクリックで起動
余計な画面なし
必要な処理だけ動く
“ツール”として現場に渡せる形に近づいた。
まだ現場には見せていないが、 自分で動かしてみて手応えがあった。
■ 次にやりたかったのは「法令の自動取得」
ツールが動くようになったことで、 次の課題が見えてきた。
「法令の更新を毎回チェックするのが大変」
厚労省のページ
官報
通達
指針
改正情報
これらを毎日確認するのは現実的ではない。
そこで次のステップとして、
AIが“自動で新しい法令を取りに行く仕組み”を作ることにした。
■ AIが法令を“読む前の準備”が整った
exe化したことで、 AIに法令を渡すまでの流れがスムーズになった。
法令を自動で集める
ツールでAIに渡す
要点を抽出する
ここまでが 自動化の土台 として整った。
ただし、この時点ではまだ 「会社の資料にする」には遠い。
■ ここから先は“人の判断”が必要になる
法令は膨大で、 そのままでは会社の資料にはならない。
会社に関係ある部分だけ抜く
現場の工程に合わせて解釈する
会社の資料の“型”に合わせて書く
これは AIではなく、人の判断 が必要。
だから次は、 一番詳しい人に見てもらう段階に入った。
まだ細かくは見てもらえていないが、 ここからが本番。
■ そして気づいた
「法令を要約するのはAIではなく“人の指示”だ」
AIは勝手に要約するわけではない。
どこを読むか
どこを抜くか
どこを強調するか
どこを省くか
どこを会社向けに書き換えるか
これらは全部、 人がAIに伝えないといけない。
ここで初めて、 プロンプト(AIへの指示)が必要になる理由 が見えてきた。
🔜 次回予告(⑭へ続く)
AIが自動で新しい法令を集めてくれるようになった。 これで“法令を読む前の準備”は整った。
しかし、ここで新しい壁にぶつかる。
「法令は膨大すぎて、そのままでは会社の資料にならない」
会社に必要な部分だけを抜き出すには、 どうしても 人の判断 が重要だった。
そしてその判断をAIに伝えるために、 “プロンプト”という考え方が必要になっていく。
次回:AIが自動で法令を集めてくれるようになった。でも会社の資料にするには“人の判断”が重要だった編。
安全担当のAI活用は、 いよいよ“要約の自動化”に踏み込みます。
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