🌟 番外編40.5 旧ソフト君と、現行ソフト君

安全さん 2026年6月17日
■ 家で見つけた“懐かしいやつ”
会社での作業がひと段落して、 夜、家のPCを開いた。
ふと、デスクトップの端に 見覚えのあるフォルダがあった。
「メール支援ソフト(初期)」
(……ああ、これ。最初に作ったやつだ。)
開いてみると、 そこには 旧ソフト君 がいた。
ボタンが大きすぎる
色が妙に明るい
文章整形もぎこちない
でも、どこか可愛い。
「あの頃の俺、頑張ってたな……」 そんな気持ちになった。
■ 現行ソフト君と比べてみた
会社で育ててきた 現行ソフト君 は、 もう立派なものだ。
丁寧化
3行要約
署名整形
月日付自動挿入
書き癖分析
全部そろっている。
でも、旧ソフト君を触ってみて気づいた。
「あれ……これ、現行にはない機能だ」
初期の頃に作った、 “ちょっとした気遣い”みたいな機能が 旧ソフト君には残っていた。
文末の「です/ます」を揃える
句読点の抜けを教えてくれる
文章の“温度”を軽く調整する
あの頃の僕が、 「現場の人が読みやすいように」 と必死で考えた跡だった。
■ 合体させることにした
僕は決めた。
「旧ソフト君と現行ソフト君、合体させよう」
旧ソフト君の“優しさ”と、 現行ソフト君の“実務力”。
どっちも僕が育てた子だ。 どっちも捨てられない。
コードを開いて、 ひとつずつ移植していく。
旧ソフト君の気遣い
現行ソフト君の安定性
UIの統一
バージョン番号の整理
気づけば深夜だった。 でも、不思議と疲れなかった。
■ そして、ひとつになった
翌朝。 画面には、ひとつのソフトが立っていた。
優しさも
実務力も
僕の癖も
僕の努力も
全部入り。
僕はそっとつぶやいた。
「……ただいま。これからも頼むぞ」
旧ソフト君も、現行ソフト君も、 ちゃんと中に生きている気がした。
■ 今日の学び
ソフトは“作るもの”じゃなくて、“育つもの”。
■ 次回予告
統合は終わった。 しかし、動かすには“予算”が必要だった。
そして、その予算が…… なかった。
(番外編40.6へ続く)
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