362回『星々の帰る場所 – The Place Where Stars Return』
『星々の帰る場所 – The Place Where Stars Return』
最近は「またね」シリーズをたくさん作っていました。
気が付けば、またね。
振り返ってみても、またね。
どこを見ても、またね(笑)
さすがに作りすぎた気がしました。
本当は、たまには男性ボーカルの曲でも作ろうかなと思っていて、ほぼ完成している「またね」作品もあります。
なので今回は少し方向性を変えて、とにかく壮大な世界観の音楽を作ろうと思いました。
それなのに、気が付けばまた女性のハミング曲を作っていました。
どうやら私は、この世界観がかなり好きなようです。
広がる空。
果てしない星々。
光に満ちた地平線。
言葉ではなく、景色や空気そのものを音で表現したい。
そんな思いから生まれたのが、
『星々の帰る場所 – The Place Where Stars Return』
です。
私は歌詞のある曲も好きですが、やはり女性のハミングだけで作られる世界観に惹かれます。
言葉には意味があります。
でもハミングには、聴く人それぞれが自由に景色や感情を重ねられる不思議な魅力があります。
だから今回は歌詞を使わず、聴く人それぞれが自由に物語を描ける作品を目指しました。
旅には始まりがあります。
そして終わりもあります。
けれど、本当に大切な人との別れは「さよなら」ではなく、「またね」なのかもしれません。
「またね」には、
また会おう。
また話そう。
また笑おう。
そんな願いが込められています。
星々もまた、消えてしまうのではなく、それぞれの帰る場所へ還っていく。
だからこの曲は終わりの曲ではありません。
帰還の曲です。
壮大な音楽を作ろうと思って始めたはずなのですが、完成して振り返ると、
結局また「またね」にたどり着いていました(笑)
どうやら私は、どこまで旅をしても「またね」が好きなようです。
またね。
