M#60 八反安未果「SHOOTING STAR」

2026年の梅雨における東京・横浜は雨が多い気がします。
湿度が高いと髪がうねったりするので、カラッとした日々がいいです……。

さて本日は1999年に発売された八反安未果の2ndSingle「SHOOTING STAR」です。
公式っぽい動画などは見つかりませんでしたが
あちこちの記事で「もっと売れるべきだった」と評されています。
私も完全同意です。

八反安未果は当時の某土曜の夜の番組で歌ってるのを聴いてしったのですが
第一印象は「歌がうまいなぁ」というものでした。
当時、その番組は安室奈美恵に始まり、SPEED知念里奈なども出ていたので、この八反安未果も沖縄アクターズスクールつながりなんだろうと思ってたのですが、
全くそうではありませんでした。。。
伊秩弘将プロデュースだったし、そうなんだろうと勝手に思ってたのですが。

伊秩弘将の名前が出てきましたが
SHOOTING STAR」は彼のユニット・HIMの楽曲でそのカバーなわけですよね。
HIMは伊秩弘将の実験的場所だったのか、MAXの「銀河の誓い」の元となる歌とかもありますよね。私はTRFのYU-KIが歌っているのかと思ったこともありました。
伊秩さん絡みだとThe gardensも名曲が多いんですよね。「SHOOTING STAR」と同じドラマの主題歌だった「永遠の場所」もいいですが、「BELIEVE」のほうが私は好きで…………話が逸れました。

今回は、八反安未果の「SHOOTING STAR」。

サビの頭でタイトルを歌い、キャッチ―なサビに潜む歌詞はSPEEDなどでも見られた伊秩弘将の進行で、
これが八反安未果の伸びやかな彼女の声にぴったりだったと思います。
少し違うとしたら、個人的印象ですが
SPEEDがキラキラした十代のたったいましかない輝きを歌うのに対し、
八反安未果はどこかノスタルジックな十代の輝きを思い起こさせるような歌い方でした。
(デビュー曲の「Miss You 〜忘れないで〜」もその片鱗が見える名曲でした)

SHOOTING STAR」では
もう離れてしまった恋人のことを思い出し、
その美しい幻ともいえる記憶が流星のごとく、胸を貫くという失恋の痛みを蘇らせるところから始まります。
実際、終わってしまった恋を思い出すと、その記憶が綺麗であればあるほど苦しくなってしまうことってありますよね。
自分のせいで終わってしまったと思えば尚更に。

この歌では「うそをついた私のせい」と言ってますが、なにかすれ違いのようなものがあったのかもしれません。
そんな別れた恋人との思い出に浸る中で、
最後に「好きさ」と言っていた言葉まで思い出してしまい、
いまはもう会えないかつての恋人の記憶が苦しくなっていきます。

この思いを抱えて生きていくのは苦しいです、地獄です。
だからこんな思い出を消してしまいたい! っていう衝動に駆られるわけですが、
忘れられないものは忘れられない。
なので、
「思い出ごと連れ去ってください 何もいらない」と星に願うわけですね。
でも、できない。思い出は消せない。

だから、切ないほど甘い歌なんですよね。
当時もそのノスタルジーを感じながら聴きましたが、長い月日が過ぎてから改めて聴くと
八反安未果の歌うその胸を締め付けるような切なさは、強さは増すばかりです……。

うん、この歌は八反安未果が歌ってこその名曲です。

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