No. 043【色の秘密:オレンジ色/橙色の正体・改訂版】
〇初めに
さて、今回は、一度記事にした「オレンジ色/橙色」について、新たに判明した事例が見つかったので、それを踏まえて、改めて「オレンジ色/橙色」について語り直そうと考えて、この記事を制作しました。
私達の目にする「色」の全てには、多くの秘密が宿っていることは私個人のブログの記事を読んでもらえればお分かり頂けると思います。
つまり、それだけ多くのことが「色」と言う対象だけで隠されていると言うことなのです。
それでは、記事の方へどうぞ~
1章:「オレンジ色/橙色」基本情報
まずは、前回と同じように、「オレンジ色/橙色」について、ネットや書籍などで得られる基本情報について語る事にする。
【オレンジ/橙色/Orenge】
〇概要
可視光スペクトルで赤と黄の中間にある色。
14世紀パレスチナから十字軍によって輸入されたオレンジの皮がその名の由来。
赤と黄色の中間色であり、同名の果実(オレンジ)にちなんで名付けられた暖色。
安心感をもたらす攻撃性を持たない注意力を呼ぶ暖色。
胡椒を連想させる色。
〇語源
英語では、「オレンジ色」という「色」は、熟したオレンジの果実の見た目にちなんで名付けられた。
この言葉は古フランス語の「orange」に由来し、果物を意味する古い言葉「ポム・ド・オランジュ(pomme d'orange)」に由来している。
フランス語のこの言葉は、アラビア語のنارنج(ナーランジ)に由来し、ペルシア語のنارنگ(ナーラン)から借用し、サンスクリット語のनारङ्ग(ナーランガ)に由来し、さらにドラヴィダ語の語根(タミル語やマラヤーラム語で苦いオレンジを指す நரநதம்/നാരങ്ങ nārandam/nārañja)と比較)。
英語でオレンジが「色」の名前として記録された最も古い記録は1502年、マーガレット・テューダーのために購入した衣服の記述に記されている。
もう一つの初期の記録された使用は1512年であり、現在は公文書館に提出されている遺言書に記載されている。
17世紀までに、果実とその色は馴染み深く、「オレンジ色」という形容詞が「オレンジ」に変わっていった。
地名「オレンジ」は別の語源を持ち、色の名称とは関係がない。
この言葉が英語圏に導入される前から、サフランはすでに英語圏に存在しており、クロッグはサフラン色も指し、オレンジは赤橙色を意味するġeolurēad(黄がかった赤)や黄橙色を意味するġeolucrog(黄色のサフラン)とも呼ばれていた。
また、「オレンジ色」のものは赤と表現されることもあり (当時はより広い意味を持つようになりました)、例えば、赤鹿、赤毛、赤い惑星、コマドリの赤胸などがある。
オレンジが紋章学であまり使われなかった時代は、タウニーやブラスクと呼ばれていた。
〇【性質】
膨張色、進出色、温暖色、興奮色のイメージ効果を持っている。
〇【イメージ(象徴)】
家庭・仕事・自由・暖かい・深い知恵・推察力、温暖、快活、陽気、幸福、誇り、野心、
忍耐、楽しさ、元気好奇心、自信家、自由奔放、社交的、親しみ
熱、明るさ、輝き、エネルギーなど
・世界共通:エネルギー、生きる喜び
・西洋:太陽の、熱さ、行動的、傲慢、豪華、贅沢、高慢、優越、疑わしさ、若さ、苛立ち、
娯楽、軽薄
・東洋:最新流行、誇り、見せかけ
・日本:愛
〇【心理的作用】
橙(オレンジ)は解放感を与えて、楽しい気分にさせる色。
食欲を促進させる色としても有名なので、飲食店や商品のパッケージには橙などの
暖色系が多く使われている。
赤に比べて少し柔らかい色なので、赤の積極的なイメージから一歩引いた
「思いやりがある・親しみやすい」といった意味合いもある。
〇「橙色」は、「オレンジ色」(「橙色」=「オレンジ色」)
「橙色(だいだいいろ、トウショク)」は暖色の一つであり、果物のダイダイの実から転じている。
赤と黄色の間の色でよく似た色である「オレンジ色」とは区別される場合もあるが、JIS慣用色名において規定されている「橙色」と「オレンジ色」は、同じマンセル値を示す。
そのため、同じ色と見ても間違いではない。
〇歴史と芸術
古代エジプトや古代インドでは、芸術家たちは一部の作品に「オレンジ色」を使用しており、エジプトでは、レアルガーと呼ばれる鉱物顔料が墓の壁画やその他の目的に使われていた。
「オレンジ色」のカーネリアンは、インダス文明時代に大きく使われ、その後インド・グジャラート州カッチの人々によって使われていた。
この「色」は後に中世の芸術家たちによって写本の彩色にも使われ、古代にはオルピメントと呼ばれる鉱物から顔料も作られていた。
葯(やく)はローマ帝国の重要な交易品であり、古代中国では薬として使われていたが、ヒ素を含み非常に有毒であった。
また、ハエの毒や矢に毒を込めるためにも使われており、黄橙色の色合いから、中国や西洋の錬金術師たちにも好まれていた。
15世紀後半以前、ヨーロッパには「オレンジ」という「色」が存在していたが、その名称はなく、単に「イエローレッド」と呼ばれていた。
15世紀末から16世紀初頭にかけて、ポルトガル商人はアジアから最初のオレンジの木をヨーロッパに持ち込みました。
サンスクリット語の「ナーランガ」も含まれていました。
これらは徐々にスペイン語のナランジャ、ポルトガル語のラランジャ、オレンジなど複数のヨーロッパ言語の一部となりました英語とフランス語で出版されている。
16世紀半ばのイングランドでは、「オレンジ色」と呼ばれる「色」は赤褐色で、ポルトガルやスペインで栽培された場所から長距離移動した後の果実の劣化した外観と一致していた。
交通の改善とサリーでのオレンジ園の導入により、新鮮な果物はイングランドでより親しみやすくなり、オレンジと呼ばれる「色」は17世紀に現代の意味へと変化した。

・18世紀と19世紀
18世紀になると、「オレンジ」が豊穣の女神ポモナ(ラテン語で果物を意味するポモンに由来)の衣を描くために使われるようになる。
オレンジ自体は、17世紀に発明された温室(オランジェリーとして知られる建物タイプ)のおかげで、北ヨーロッパでより一般的になり、フランスの画家ジャン・オノレ・フラゴナールは、「オレンジ色」の衣をまとった寓意的なインスピレーションの人物を描いた。
1797年、フランスの科学者ルイ・ヴォクランが鉱物クロコイト(鉛クロメート)を発見し、これが1809年に合成顔料クロムオレンジの発明に繋がり、他の合成顔料、コバルトレッド、コバルトイエロー、そしてカドミウム硫化物とカドミウムセレン化物から作られたコバルトオレンジもすぐに続きました。
これらの新しい顔料と1841年の金属製絵具チューブの発明により、芸術家たちは屋外で絵を描き、自然光の色彩を捉えることが可能にした。
イギリスでは「オレンジ」はプレラファエル派や歴史画家の間で非常に人気があり、多作なモデルであり画家ダンテ・ガブリエル・ロセッティの妻であったエリザベス・シダルの流れるような赤橙色の髪は、プレラファエライト運動の象徴となった。
ロイヤル・アカデミーの会長であるレイトン卿は、鮮やかなオレンジ色のドレスを着た眠る若い女性を描いた『フレーミング・ジューン』を制作し、広く称賛され、アルバート・ジョセフ・ムーアは、ローマ人がおそらくこれまでに着たどんなローマ人よりも鮮やかなオレンジ色のマントをまとった祝祭の場面を描いた。
アメリカでは、ウィンスロー・ホーマーが鮮やかなオレンジでパレットを明るくした。
その一方でフランスでは、画家たちは「オレンジ」をまったく異なる方向へと導いた。1872年、クロード・モネは『印象』『日の出』を描きました。
小さなオレンジ色の太陽と、霞んだ青い風景の中心にある雲や水面に反射する「オレンジ色」の光を描き、この絵画は印象派運動の名前の由来となった。
このように「オレンジ色」は、印象派画家たちにとって重要な色となり、彼らは皆、この時代の最先端の色彩理論の本を勉強して、「オレンジ色」を「青色」の隣に置くことで両方の色がずっと明るくなることを学んでいた。
オーギュスト・ルノワールは、チューブから直接出したクロームオレンジの塗装でボートを描き、ポール・セザンヌは「オレンジ色」の顔料を使わず、青い背景に黄色、赤、黄土のアクセントを加えた自らのオレンジを制作した。
トゥールーズ・ロートレックは、ダンサーのスカートや、彼が演じたカフェやクラブのパリジャンヌのドレスに「オレンジ色」をよく使うことで、彼にとってそれは祝祭と娯楽の色になった。
ポスト印象派は「オレンジ色」をさらに踏み込み、ポール・ゴーギャンは衣服や肌の色に「オレンジ色」や背景に使い、作品に光と異国情緒を注ぎ込ませた。
だが、フィンセント・ファン・ゴッホほど頻繁に、そして劇的に「オレンジ色」を使った画家は他にいませんでした。
彼はしばらくの間、アルルでゴーギャンと同居していた。ゴッホにとって「オレンジ色」と黄色はプロヴァンスの純粋な陽光であり、彼は黄色、黄土、赤を混ぜた自作の「オレンジ色」を作り出して、それをシエナレッドとボトルグリーンの斜めのスラッシュの隣に置き、荒れ狂う青と紫の空の下に配置した。
彼はコバルトブルーの空に「オレンジ色」の月と星を描いた。
彼は兄テオに、青と「オレンジ色」、赤と緑、黄色と紫の対立を探し、壊れた色と中立的な色を探して極端な残酷さを調和させ、色彩を強烈にしようとした。


・20世紀と21世紀
20世紀と21世紀において、「オレンジ色」は肯定的にも否定的にも非常に多様な関連性を持つようになり、「オレンジ色」の高い視認性は、特定の種類の衣服や装備で人気の色となった。
第二次世界大戦中、太平洋の米海軍パイロットは「オレンジ色」のインフレータブル救命胴衣を着用し、捜索救難機に発見されるようになり、戦後、これらのジャケットはあらゆるサイズの民間および海軍の船舶、そして水上を飛行する航空機で一般的に着用されるようになった。
また、高速道路の労働者や自転車利用者によって(衝突を避けるため)広く着用されている。
除草剤「エージェント・オレンジ」は、マラヤ緊急事態時にはイギリス空軍が航空機から広く散布し、ベトナム戦争中には敵戦闘員が隠れていると信じられた森林やジャングルの覆いを取り除き、補給路を露出させるために使用された。
この化学物質は実際には「オレンジ色」ではなく、保管されていた鋼製ドラム缶の色にちなんで名前が付けられ、エージェント・オレンジは有毒で、後に先天性欠損やその他の健康問題と関連付けられた。

「オレンジ色」は、また、政治的な側面を持っており、「オレンジ色」はキリスト教民主主義の政治イデオロギーの色であり、これはカトリックの社会教説とネオカルヴァン主義神学に基づいている。
第二次世界大戦後、キリスト教民主主義政党はヨーロッパやアメリカ大陸で台頭しました。

ウクライナでは2004年11月から12月にかけて、オレンジ革命の色となり、活動家で改革者のヴィクトル・ユシチェンコを大統領に押し上げた大衆運動となった。
特に北アイルランドでは、「オレンジ色」はプロテスタントの友愛団体であるオレンジ・オーダーや、それに関連してオレンジメン、行進、その他の社会的・政治的活動と結びついており、「オレンジ色」はオランダに似たプロテスタントと結びついている。

※おまけ
・オレンジ家
オレンジ・ナッサウ家は16世紀から17世紀にかけてヨーロッパで最も影響力のある王家の一つでした。
この教会は1163年に、フランス南部のアヴィニョン北部に位置する108平方マイル(280 km²)の封建領地、小さなオレンジ公国で起源を持ち、オレンジ公国の名前は果実に由来せず、紀元前36年か35年にこの地に建てられたローマ・ケルト人の集落に由来し、ケルトの水神アラウシオにちなんで名付けられた。
しかし、名前がわずかに変更され、町が色に結びついた可能性もあり、なぜなら、この町はマルセイユなど南部の港から北フランスへ大量のオレンジが運ばれるルート上にあったからである。
オレンジ公の家系は最終的に1570年代にこの名前と「オレンジ色」を採用し、オレンジ家がフランス宗教戦争でプロテスタント側にいたことから、この色はプロテスタントと結びつけられるようになった。
その家の一員であるオレンジ公ウィリアム1世は、スペインに対する抵抗を含む八十年戦争を組織し、この戦争はオランダが独立を勝ち取るまで80年間続きました。議会で最も著名なメンバーとされるオレンジ公ウィリアム3世は、名誉革命でカトリックのジェームズ2世が没落した後、1689年にイングランド王となりました。
ウィリアム3世の時代により、「オレンジ色」はイギリスとヨーロッパで重要な政治的色となり、ウィリアムはプロテスタントであったため、アイルランドのプロテスタント少数派をローマ・カトリックの多数派から守った。
その結果、アイルランドのプロテスタントはオレンジメンと呼ばれました。
「オレンジ色」は最終的にアイルランドの旗の色の一つとなり、プロテスタントの遺産を象徴した。
彼のオレンジ・白・青の反乱旗は、オランダの現代旗の先駆けとなった。
19世紀にケープ植民地(現在の南アフリカの一部)に住んでいたオランダ人入植者が南部アフリカの中心地に移住し、彼らはオレンジ自由国と呼んだ土地を設立しました。
アメリカ合衆国では、ニューヨーク市の旗には「オレンジ色」のストライプがあり、これはこの街を創設したオランダ人植民者を記念している。
ウィリアム・オブ・オレンジはウィリアム・アンド・メアリー大学の創設者としても記憶されており、ニューヨーク州ナッソー郡はオレンジ・ナッソー家の名前にちなんで名付けられている。

〇科学
・光学
光学において、「オレンジ色」は波長約585〜620 nmの光を見たときに目で見る色。
HSVカラー空間では30°の色合いを持っており、アイザック・ニュートンの『光学』は、純粋な「オレンジ色」の光と赤・黄色の混合光を区別し、プリズムを用いて混合光を分離できることを指摘した。
画家が使う伝統的なカラーホイールでは、「オレンジ色」は赤と黄色の間の色の範囲であり、画家は赤と黄色を様々な比率で混ぜることで「オレンジ色」を得ることができる。
しかし、これらの色は純粋な「オレンジ色」の顔料ほど鮮やかではない。
RGBカラーモデル(テレビやコンピュータ画面に色を表示するシステム)では、「オレンジ色」は高強度の赤光と低強度の緑色光を組み合わせて生成され、青い光は完全にオフにされる。
「オレンジ色」は三次色で、RGBカラーホイールで見て取れるように、数値的にガンマ圧縮された赤と黄色の中間に位置している。

・自然物
ニンジン、カボチャ、サツマイモ、オレンジ、その他多くの果物や野菜の「オレンジ色」は、光合成色素の一種であるカロテンから来ている。
これらの顔料は、植物が太陽から吸収した光エネルギーを、植物の成長に必要な化学エネルギーに変換している。
カロテン自体の名前はニンジンに由来している。
秋の葉は、カロテンから「オレンジ色」を得ており、天候が寒くなり緑色のクロロフィルの生成が止まると、「オレンジ色」が残ると言うこと。
18世紀以前、アジアのニンジンは通常紫色であったが、ヨーロッパのニンジンは白色か赤色だった。
オランダの農家は「オレンジ色」の品種を育てており、一部の資料によれば、ホラント州とゼーラント州の総督ウィリアム・オブ・オレンジへの貢納として記されている。
1721年に初めて記載された長い「オレンジ色」のダッチニンジンは、今日スーパーマーケットで最も一般的なタイプのオレンジホーンニンジンの祖先である。
オランダのホーンという町にちなんで名付けられました。
・花
「オレンジ色」は伝統的に秋の季節、収穫期や秋の葉と結びついている。
花は「オレンジ色」の果物や野菜、秋の葉のように、カロテンと呼ばれる光合成色素から色を得ている。
・食用色素
「オレンジ色」は良い風味と一般的に結びつけられているため、多くの企業はパッケージ食品の見た目を改善するために「オレンジ色」の食用色素を加えている。
「オレンジ色」の顔料や染料は、合成または天然のもので、多くのオレンジソーダやジュース、チーズ(特にチェダーチーズ、グロスターチーズ、アメリカンチーズ)に加えられており、スナック食品、バターとマーガリン、朝食用シリアル、アイスクリーム、ヨーグルト、ジャム、キャンディー、また、子供の薬や鶏の餌に添加されて卵黄をより「オレンジ色」にしている。
・宗教
儒教では、すなわち古代中国の宗教と哲学において、「オレンジ色」は変容の色であった中国やインドでは、この色の名前はオレンジの果実からではなく、アジアで最も上質で高価な染料であるサフランに由来している。
儒教によれば、存在は男性の能動原理である陽と女性の受動原理である陰の相互作用によって支配されていた。
黄色は完璧さと高貴さの色であり、赤は幸福と力の色だった。
黄色と赤は光と炎、精神性と官能性に例えられ、一見正反対のものでしたが、実は補完的でした。
二人のやり取りから「オレンジ色」が生まれ、それは変身の色だった。
ヒンドゥー教と仏教では、ややオレンジがかった黄色から深いオレンジ赤まで、いずれもサフランと呼ばれ、ヒンドゥー教や仏教と密接に結びついており、アジア中の僧侶や聖人によって一般的に着用されている。
ヒンドゥー教では、クリシュナ神は一般的に黄色または黄色の「オレンジ色」の服を着て描かれており、黄色とサフラン色はインドのサドゥ(放浪する敬虔な男性)が着用する色でもある。
仏教において、「オレンジ色(より正確にはサフラン)」は照明の色であり、最高の完璧状態でした。
僧侶が着用するサフラン色の衣は仏教の文献によって定められており、このローブとその色は、外の世界を放棄し、修道会への献身の証になっている。
・娯楽の色
ヨーロッパやアメリカでは、「オレンジ色」と黄色は娯楽、軽薄さ、娯楽と最も結びつく色になっている。
この点で、「オレンジ色」はその補色である青とは正反対であり、青色は穏やかで内省の色になっている。
神話の絵画には伝統的に、ワイン、儀式の狂気、恍惚の神バッカス(ギリシャ神話ではディオニュソスとして知られる)が「オレンジ色」の衣装をまとっている姿が描かれている。
ピエロは長い間「オレンジ色」のかつらをかぶっている。

・視認性の色と警告
「オレンジ色」は、薄暗い光や水面の中で最もよく見える色であり、特にセーフティオレンジと呼ばれる色は、救命いかだや救命胴衣、ブイの色として選ばれている。
アメリカ合衆国では、工事や迂回路に関する一時的な標識が「オレンジ色」で、その視認性と危険との関連性から色が付けられている。
これは、ハイウェイ作業員やライフガードなど、見られることを望む人々が着用しており、囚人に対しては、脱走時に見えやすくするために「オレンジ色」の服を着ている。
「オレンジ色」は、活動の「オレンジ色」という象徴的な意味から、政治的・社会的運動の色としてよく用いられている。
*「オレンジ色」の使用例*
・オランダ王室の色。
・米国の受刑者が着るつなぎ(囚人の服)
・ピエロの髪色(アメリカの場合)
・『参政党』色。
・ウクライナで起きたカラー革命『オレンジ革命』の色。
・「防火服」:消防士が火災や災害の現場で着用する服の色。
煙や暗闇の中で最も目立ち、要救助者や他の隊員から発見されやすい「国際救難色」になっている。
・夕焼け
・植物:楓、
・野菜:ニンジン、カボチャ、サツマイモ、
・果物:オレンジ、みかん、マンゴー、
・花:マリーゴールド、ケシの花、デイリリー、ダリア、薔薇、
ハイビスカス、金木犀
・動物:カナリア、ベンガルトラ、赤リス(実はオレンジ色)、
赤い狐、イグアナ、フラミンゴ、赤毛のシェルダック、
アルタミラオリオール、鯉、エンゼルフィッシュ、
カクレクマノミ、エビ、
*作品例*
『fate/stay night』:衛宮士郎の髪色。
『NARUTO』:うずまきナルトの服の色。
『BLEACH』:黒崎一護の髪色。
『ONE PIECE』:ナミ、ウソップの服の色。
『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』:主人公:蘇芳のコートの色。
『コードギアス反逆のルルーシュ』:ジェレミア・ゴットバルトのオレンジのハッタリ。
『名探偵コナン』:第153話・154話「園子のアブない夏物語(前編・後編)」:(犯人)の服の色。
『ファインディング・ニモ』:ニモ
『ポケットモンスター』:ヒトカゲ、アチャモ、リザードン、
ブースター
『ドラえもん』:ジャイアン(剛田武)
『くまのプーさん』:ティガー
『アンパンマン』:ドキンちゃん
『妖怪ウォッチ』:ジバニャン
『とっとこハム太郎』:ハム太郎
『物語シリーズ』:斧乃木余接

2章:「オレンジ色/橙色」に込められた本当の意味と正体
「オレンジ色」の基本情報を見ていると、赤色と黄色の中間色で安心感と注意力を呼ぶ暖色であり、果物の「オレンジ」の見た目から来ている名前で、昔から青色と一緒に使われて来た色であることが判明している。
しかし、私個人のブログの記事を読んでいる人達なら分かる通り、これは世間一般の答えとして、表上に出されている情報であって、本当の意味や使い方は、別にあることは隠された事実である。
「色」は呪詛の一つであり、アニメや漫画などのコンテンツに対しての使用方法の中にこそ、本当の「色」の意味が隠されている。
それでは、具体的に使われた使用例を挙げて、分析していく。
〇1「オレンジ色」の使用方法から判明する色の呪詛=正体とは?
まず、最初に言えることは、アニメや漫画やゲームなどのコンテンツにおいて「オレンジ色」は、あまり使用されない色だと言うことだ。
これは不思議な現象であり、赤色や青色、黄色などの色は多く場面で目にして使われているが、なぜか、「オレンジ色」だけは使う傾向が低く、使用されても、服や装飾品の一部にだけ使用することが多い。
現に、子供向け作品の『プリキュアシリーズ』などを観ても分かる通り、「オレンジ色」のプリキュアは26年現在91人いる中で4人程度しかおらず、多くの場合、黄色のプリキュアと被る色になっている。
このように、具体的に「オレンジ色」のキャラクターは何人いるのかと言う調査しても、それほどの数のキャラクターはおらず、黄色や赤色に被るようなキャラクターが多いのが「オレンジ色」の最大の特徴であることは間違いないであろう。
つまり、これだけ使用例が極端に少ないと言うことは、それだけ「オレンジ色」には重要な意味があり、「オレンジ色」の本来の意味に適さない限り、使用されないと言うことを証明する証拠だと考えられる。
その使用例の少なさが逆に、この色に込められた本質をさらけ出して説明してくれていると言う訳である。
次に、「オレンジ色」を使用する場合、服の色や髪色に使用されているキャラクターが「オレンジ色」のキャラクターとして判別されるが、実際には、髪色の場合は、学生や軍隊など制服が同じ色の場合、髪の色で役割や個性を出すために使用されることや全体の色彩の色合いを見て配色されているケースが多く、この場合は、具体的な作品内での活躍を考慮する必要がある。
そのため、具体的に「オレンジ色」のキャラクターとして判断する場合は、服の色や身に着ける小物など外的要素を中心に見る必要性がある。
では、具体的に使用例から「オレンジ色」の意味を分析していく。
1:『ドラえもん』:ジャイアン(剛田武)
日本で有名な作品である『ドラえもん』に登場する「ジャイアン(剛田武)」は、声優交代が行われる前までは、「オレンジ色」に上着を着ていることが多かった。
そのため、彼も「オレンジ色」のキャラクターとして分類しても問題ないと考えられる。
では、「ジャイアン(剛田武)」について情報を集めてみると以下のものになる。
「ジャイアン(剛田武)」は、主人公の「のび太」のクラスメイトでガキ大将をやっている男の子で、同級生に暴行したり漫画・オモチャなどを奪ったりするなど、乱暴な性格の持ち主であり、作中ではのび太やその周囲の子供たちに対して、いじめを行う問題児である。
その反面、他人想いで義理固く涙もろい一面もあり、劇場版では後者の性格が強調されることが多い。
現在の日本社会においては、見なくなった人物像であり、彼が行う素行は、どれもが強奪、暴力など許されるものではない。
そのため、時代に適さないキャラクターになってしまっている。
しかし、そんな彼もなぜか、劇場版になると、普段は乱暴者だが仲間を思いやる勇敢な漢として描かれる。
つまり、この情報から判断できることは、「ジャイアン(剛田武)」の活躍には、二面性があると言うことだ。
テレビアニメや原作では、乱暴で人のものを奪うような犯罪者なのだが、劇場版では、仲間を思いやる勇敢な漢になる。
この二面性があるからこそ、「オレンジ色」の服を着ていると言うことなのだろう。
つまり、「オレンジ色」の意味の一面がここに隠されていると言うことだ。

2:『ONE PIECE』(ワンピース)での使用例:「ウソップ(Usopp)」の服の色
人気漫画『ONE PIECE』(ワンピース)に登場する「ウソップ」は、初期の頃は格子柄の黄色いバンダナキャップとゴーグル、茶色のオーバーオールを着用しているキャラクターであり、「オレンジ色」のキャラクターではなかった。
しかし、新世界編に入ってからは、彼を含め、登場人物の衣装がその場所に合わせて変更されるようになった。
そして、作中のドレスローザ編において、「ウソップ」は「オレンジ色」の服を着て行動することになる。
「ウソップ」のドレスローザ編における活躍は、ドンキホーテファミリーに所属する【シュガー】と呼ばれる青竹色のボブカットヘアーに眼帯のような形状のモノクルをかけた水玉模様のワンピースとクマの毛皮のコートを着用し、王冠を被っている少女との戦いになる。
彼女は、ドレスローザ支配における最重要人物の一人で、触れた人間をオモチャに変えることができる超人系悪魔の実「ホビホビの実」の能力者である。
オモチャに変えられた人間は周囲の記憶から抹消され、契約を言い渡すことで自身に服従させることができる。
ただし、シュガー本人が気絶すると、これらの契約は解除され、オモチャは全て元の姿に戻り人々の記憶も元に戻る。
10年前にドフラミンゴがドレスローザの王位に就いて以降、多くの人々をオモチャに変えて人々を騙して来た。
そして、ドレスローザ編で、シュガーはドフラミンゴの命令で、コロシアムで敗退した戦士や幹部塔に侵入してきたトンタッタ族とロビンたちを、オモチャに変える。
その後、トンタッタ族を助けるために立ち向かってきた「ウソップ」を捕え、トンタッタ族が自身に食べさせようとしていた世界一辛い調味料「タタババスコ」を毒と勘違いして、「ウソップ」に食べさせるが、あまりの辛さに絶叫した彼の表情を見て驚きのあまり気絶してしまい、今までオモチャに変えた人間や動物が元の姿に戻ってしまう。
これにより、ドレスローザ支配の仕組みを崩壊することになる。
結果、「ウソップ」は、英雄/ヒーロー、救世主として讃えられ「ゴッド・ウソップ」と崇められる。
この時、「ウソップ」が来ていた服は「オレンジ色」であり、この一例により、「オレンジ色」は『救世主」を意味する色として使われる色であることが証明されることになる。
だが、「ウソップ」は、海賊であり、たまたま偶然、シュガーを気絶させただけに過ぎない。
このことから「ウソップ」は、「海賊」と「嘘つき」と言う側面と救世主「ゴッド・ウソップ」と言う英雄の2つの側面があることが分かる。

3:『NARUTO』の主人公「うずまきナルト」
『NARUTO』と言う作品に登場する主人公の「うずまきナルト」の服の色は「オレンジ色」である。
「うずまきナルト」は、髪の色が黄色の為、黄色のキャラクターにも属するが、それでも「オレンジ色」の服を着ているため、「オレンジ色」のキャラクターでもあることは間違いない。
なぜなら作中での彼の行動や設定にこそ、「オレンジ色」の本当の意味を知るための証拠があるからである。
「うずまきナルト」は、火の国の木ノ葉隠れの里に、強大な力を持った尾獣・九尾が襲来した時、当時の里長である四代目火影が自らの命を犠牲にして、へその緒を切ったばかりの赤ん坊、うずまきナルトに九尾を封印した経緯がある少年である。
産まれてすぐに両親と死別し、幼少期から一人暮らしをしており、アパートのような建物の一室で生活しており、「火影」になる事を夢見る忍者の少年であった。
イタズラ好きの問題児の上、アカデミーでは万年落ちこぼれ。
さらには、九尾の化け狐を身体に封印されているため里の者達からは忌み嫌われていたが、持ち前の明るさとド根性で実力を伸ばし、次第に里や国を超えて認められていき忍世界を変える存在へと成長する。
これが「うずまきナルト」の設定である。
ナルトは、第一部・少年編を終え、第二部・青年編からは、2年半の修行を終えたことにより、第一部の頃よりも強くなり、多くの強敵たちを退けるまでに成長している。
そして、第二部・物語の中盤に登場する暁のリーダーのペインによる木ノ葉襲撃事件の時、そのペインと戦い、実質上、里を救ったナルトは、一転して里中の者達から「英雄」と認知されることになる。
その後、「第四次忍界大戦」においては、暁の計画である月の眼計画を阻止して、黒幕である「大筒木カグヤ」を倒して、人々の救世主的な存在に至った。
つまり、「うずまきナルト」には、里を襲った九尾の狐を宿した危険な人物であると言う側面と里を救った救世主=英雄と言う2つの側面を持っていると言うことになる。

4:『BLEACH』の主人公・黒崎一護
『BLEACH』と言う作品の主人公である「黒崎一護」の特徴の一つに、髪の色が「オレンジ色」であることは有名な話である。
黒崎一護は、物語上で、多くの事件を解決し、多くの人々を助け、救世主的な存在にまで至っている。
死神代行篇では、死神代行になり、悪霊である虚(ホロウ)を倒して、一般人や死者の魂を助けている。
尸魂界篇では、攫われた朽木ルキアを助けるために、瀞霊廷への潜入し、護廷十三隊の死神たちとの戦い、最終的に朽木ルキアを助け、物語の黒幕である五番隊隊長・藍染惣右介の企みを阻止することに成功する。
破面篇では、藍染惣右介によって、進化した虚(ホロウ)である破面(アランカル)との戦いが始まり、藍染惣右介の策略の為に攫われた井上織姫を助けるために、虚圏に潜入し、強敵である十刃(エスパーダ)を退け、井上織姫を救出し、現世に戻り、藍染惣右介と対決し、最終的には藍染惣右介は、浦原喜助の鬼道によって封印される。と言った具合に、テレビアニメ第1期の内容をまとめると、このような重要な事件を解決して来た結果、多くの関係者から信頼され頼られる英雄のような存在になっている。
しかし、ここで重要なことは、「黒崎一護」と言う存在そのものが純粋な善人の英雄であるかどうかと言う話に繋がる。
主人公なのだから強くて当たり前だと言う考え方があるが、しかし、「黒崎一護」自身の出生には、多くの隠された秘密があり、
父親である黒崎一心は、死神であり、母親の黒崎真咲は死神と敵対する滅却師との間に生まれた死神と滅却師のハーフであると言う驚きの出生であった。
さらに、虚の力を併せ持つというこれでもかというくらいの特殊な存在であり、彼の高い霊圧や霊感、死神の力はこのためであった。
また、そこに死神の力を一時的に消失した時に手に入れた力である完現術者の力を得たことで、死神、滅却師、虚、完現術者と言う4つの力を併せ持った存在にまで昇格していた。
つまり、「黒崎一護」の出生には、表に出せない闇があると言うことになる。
死神代行として活躍して来た「黒崎一護」が敵対して来た滅却師の力を持つことは大問題である。
要するに、英雄としての側面と実は敵の血が通った危険な人物であると言う2つの側面を持つ人物が「黒崎一護」と言う一個人だったのだ。

5:『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』続編のヒロインの服の色
26年に制作されたテレビアニメの『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』の第5話に登場したキャラクターである「続編のヒロイン・アイシラ」のドレスの色は「オレンジ色」である。
まず、この作品のあらすじは、日本に住んでいた主人公が、ある日、事故に遭い、死亡して、目を覚ますと、自分がハマっていた乙女ゲーム『ラピスラズリの指輪』の悪役令嬢である、ティアラローズに転生していたと言う典型的ななろう系作品の「悪役令嬢もの」である。
しかし、主人公のティアラローズは、気づいた時にはもう遅く、卒業パーティーで婚約者である王太子・ハルトナイツに断罪される直前だった。
予定通り断罪され、戸惑うティアラローズの元に隣国マリンフォレストから留学していた王太子・アクアスティードが求婚する。
ティアラローズはアクアスティードの婚約者になり、その後も事件に巻き込まれながらも、彼と幸せになっていく。と言うのがこの作品の物語である。
テレビアニメの最終回まで観たが、内容は非常につまらなく、作画も演出も静止画や顔のアップの手抜きが多い典型的な低予算手抜きアニメと言うのがこの作品の評価であり、人気も売り上げも振るわなかった失敗作である。
さて、重要なことは、この作品の第5話『マーメイドは恋を知らず』からである。
内容はこうだ。
1年間の花嫁修業のため、マリンフォレスト王国にやって来た主人公のティアラは、初めて見た海の美しさに魅了されてはしゃぐものの、なぜか海の妖精たちには嫌われてしまう。
さらにそこへあらわれた、一人の少女――。それは、アカリがティアラに警告していた「続編のヒロイン・アイシラ」であった。
アイシラが登場した時は、髪の色と同じ「水色」のドレスを着ていたため、『青色』のキャラクターだと考えていたが、次に登場した時は、「オレンジ色」のドレスで登場して来た。

その後、アイシラは主人公と仲良くなろうと、自宅に招き親しくして来る。
しかし、主人公が一人になった時、主人公を迎えに来たアクア(王子)とアイシラの親しげな様子を見ることになる。
実は、アイシラは、設定通り王子のことを愛していたがそれに気が付かず、主人公と王子の結婚式の時に、そのことに気が付き涙する。
そして、10話にて、海の妖精王から貰った惚れ薬を王子に使ってしまい、王子の心を奪ってしまう。
つまり、最初は善人であったが、実際は本来の筋書き通り、攻略対象の王子に恋をするライバル的な存在であったと言うこと。
そして、筋書き通りに、惚れ薬を使って王子を自分のものにするなど往生際が悪い人物であった。
なろう系の作品のため、処罰はされなかったが、一度、諦めたはずなのに惚れ薬を使うところなど、人柄は良いが、中身は質が悪い人物である。

6:『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』のもう一人の主人公・蘇芳
オリジナルアニメ『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』に登場するもう一人の主人公である「蘇芳・パブリチェンコ」は「オレンジ色」のコートを着ている。
彼女は、ロシア人の父と日本人の母を持つハーフで、双子の弟・紫苑とは同様の赤毛の13歳の少女であり、物語の序盤で契約者として覚醒し、「流星核から対戦車ライフルを取り出す」能力を得る。
しかし、彼女の正体は、コピーされた偽者であり、8年前の“組織”内部の抗争による事故で「本来の蘇芳」が死亡し、「現在の蘇芳」は2年前に弟・紫苑が自分自身をコピーして生まれた存在であった。
紫苑の能力の性質上、性別だけが変わり「女性の紫苑」として彼女となった。
彼女の記憶は紫苑が想像したものをミハエルがMEで移植したものだが、記憶定着は不完全であり、流星核を補助に用いている。
つまり、「オレンジ色」には、「偽者」を意味する側面があることがこのキャラクターから読み取ることができると言う訳である。

7:『コードギアス反逆のルルーシュ』ジェレミア・ゴットバルト
オリジナルアニメ『コードギアス反逆のルルーシュ』に登場する「ジェレミア・ゴットバルト」と言うキャラクターは、「オレンジ君」と呼ばれている。
辺境伯の爵位を持つ男性でKMF操縦技量は高くブリタニア軍では指揮官を任されるほどの地位を持ち、好戦的な性格ゆえ戦闘時には自らKMFを駆って出陣するなど優秀な人物として序盤は活躍している。
しかし、クロヴィスの暗殺事件に際し、名誉ブリタニア人のスザクにその罪を着せることで純血派による軍の掌握を謀ったが、
ルルーシュ/ゼロがブリタニア軍を混乱させるため、「例のオレンジの件はどうした?」と無線越しに問い詰めたことで、汚職を示唆された上ギアスに掛かり、ゼロたちを逃がしてしまう。
その後、周囲より「オレンジ」と蔑まれ、軍での階級は3階級降格処分となるなど威信は失墜し、ゼロに深い恨みを抱くようになる。
その後、ルルーシュ敵味方問わず「ジェレミア=オレンジ」として定着してしまう。
その結果、主人公ルルーシュの策謀によって「裏切り者(オレンジ)」という濡れ衣を着せられたことがきっかけで定着した「オレンジ君」と呼ばれるようになり、作中屈指の愛されネタキャラになった。
つまり、「オレンジ色」の意味に、「裏切り者」と言う意味があることが判明する。

ここまでの情報を基にして情報を整理すると、
『ドラえもん』の「ジャイアン(剛田武)」では、テレビアニメや原作では、乱暴で人の者を奪うような犯罪者なのだが、劇場版では、仲間を思いやる勇敢な漢になる人物で、
『ONE PIECE』(ワンピース)の「ウソップ」は、ろくでもない悪党であるシュガーを気絶させることで、国中の人々を助けた救世主のように見えるが、「ウソップ」は海賊であり、
賊が付くのだから犯罪者に他ならない。
『NARUTO』の主人公「うずまきナルト」は、確かに里を救った英雄であるが、そもそも彼の中にいる強大な力を持った尾獣・九尾のせいで里が崩壊しかけたと言う前科を持っている。
『BLEACH』の「黒崎一護」は、確かに多くの事件を解決して来た功労者でその強さから英雄のように頼られる存在にまで昇格しているが、彼は敵対する滅却師の血を引く危険人物である。
『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』の「続編のヒロイン・アイシラ」は善人でいい人だが、主人公と結ばれた王子を自分のものにしようとして惚れ薬を飲ませる偽善者でもある。
『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』のもう一人の主人公・蘇芳は、弟の紫苑の能力で生み出された偽者であり、周りを蘇芳として、周りを騙していたことが発覚する。
蘇芳本人は悪くはないが、偽者であることは事実であり、やはり、こちらも2つの側面を持っている。
『コードギアス反逆のルルーシュ』ジェレミア・ゴットバルトは、忠誠心が強く、実力の高い優秀な人物である。
しかし、ルルーシュ/ゼロの策略とギアス(洗脳)によって、周りの信頼を失い、敵味方とわず、「裏切り者(オレンジ)」という濡れ衣を着せられてしまった。
これにより、「オレンジ色」には「裏切り者」と言う意味があることが示唆される。
つまり、「オレンジ色」のキャラクターには、2つの側面を持ち、良い面と悪い面があると言うことが分かる。
そして、「オレンジ色」のキャラクターには、救世主と言えるような偉業をなして多くの人々を助ける英雄のように持ち上げられる側面を持つが、それとは逆に救世主とは言えないような出生や裏事情を抱える偽善者的な問題を抱えていることがこの7つの事例で証明される結果となった。
つまり、「オレンジ色」の意味・本質・正体とは、「善人/救世主を語った偽善者」もしくは、「自分の素性を隠して相手を騙す詐欺師」となる。
この情報を基に今度は、「オレンジ色」を使った更なる事例を使って、この情報の裏付けを取ることにする。
〇2:「オレンジ色」の意味と正体を裏付ける事例
「オレンジ色」の意味と正体を解読したが、その解読した証拠に間違いがないのか、実際に、使われた事例を基に、更なる裏付けを取ることにする。
事例1:『名探偵コナン』:第153話・第154話「園子のアブない夏物語(前編/後編)」

『名探偵コナン』の原作エピソードである「園子のアブない夏物語(前編/後編)」には、「オレンジ色」の上着を着て登場したキャラクターがいる。
物語は、男漁りを目的に、コナンと蘭をつれて伊豆にやって来た園子が主人公である。
しかし、声をかけて来る男性の目当ては、蘭ばかりで園子は不機嫌だったが、浜辺で遊んでいる時、「道脇正彦」と名乗る大学生に声をかけられる。

「園子に一目惚れした」という道脇の言葉に園子はすっかり舞い上がり、コナンは驚きを隠しきれていない。
それと同時に茶髪の女性ばかりが殺害されるという事件が起きている事を知り、同じ茶髪の園子は恐怖を覚えた。
そんな中、園子は旅館の部屋に忘れ物を取りに行った所、暗がりの中で男が園子の荷物を漁っている場面に出くわしてしまう。
園子は揉み合う際に毛深い二の腕に噛みつき、コナン達が来たことによって、男は逃げ出したが、園子が襲われ荷物を漁られていた理由については謎である。
園子殺人未遂に加え、茶髪女性連続殺人。
複数の事件が関連し怪しい男の影もちらつく中、ついに犯人が正体を現す。
と言うのが本編の内容である。
そして、今回の事件関係者の一人である「道脇正彦(みちわき ただひこ)」こそがその茶髪女性連続殺人犯であり、園子を襲った犯人であった。
この物語の中で、「道脇正彦」は、前編では「オレンジ色」の半袖のシャツを着ており、後編では、「紫色」のポロシャツを着ている。

「オレンジ色」の意味が、「善人/救世主を語った偽善者」もしくは、「自分の素性を隠して相手を騙す詐欺師」だとするならば「道脇正彦」の行動を見て分かる通り、彼は2つの目的の為に、本心を隠して、善人の顔をして園子にナンパしたことが分かる。
1つ目の目的は、殺人を犯している瞬間をカメラで撮られたと勘違いして、その写真の隠滅をしようとしたこと。
2つ目は、茶髪である園子を殺害しようとすること。
つまり、この物語における犯人が「オレンジ色」の服を着て登場することによって、最初からこの犯人の正体を説明=表現していたと言うことになるのだ。
このように、【色の法則】の意味を知っていれば、その人物がどのような行動をするのか知ることができると言うことになる。
そして、この作品がこのことを説明する事例の典型的な「色」の使用例の一つであると言うこと。
おまけに、【紫色】を着ているのは、彼が犯人=悪人であることを「色」で説明していると言うになる。
【紫色】の意味としては、悪人の「色」として使用される傾向が高いところから選色されたと言うこと。
つまり、後編で犯人である「道脇正彦」が【紫色】の服を着ることによって、彼が連続殺人犯であると言う本心が暴かれて、園子を襲うと言うことをご丁寧に説明していたと言うことに繋がる。

また、他のテレビアニメ『名探偵コナン』のエピソードでも第114話・第115話「スキューバダイビング殺人事件」(原作コミックス17巻)や第266話・267話・268話「バレンタインの真実(事件編)(推理編)(解決編)」も同じ使い方をしている。
事例2:『薬屋のひとりごと』
主人公の猫猫は、「緑色」のキャラクターであり、調整役の役割を持つキャラクターである。詳しくは【緑色の正体】の記事に記載しているのでそこを読んでいただきたい。
語る内容が多いので一部だけ解説する。
第1話において、医師である養父を手伝って薬師として花街で働く少女・猫猫は、薬草採取に出かけた森で人攫いにあって後宮に下女として売られてしまう。
年季が明けるまで目立たぬように勤めるつもりだったが、皇子の衰弱事件が宮中で起こっており、帝の4人の妃の中の2人の妃に赤ん坊が一人ずつ誕生しており、それぞれ赤い妃の玉葉(ギョクヨウ)妃と青い妃の梨花(リファ)妃となる。
それぞれの妃の顔色から「おしろい」が毒であることを見抜く主人公の猫猫は、石楠花の花と共にメッセージを書いた布切れをそれぞれの妃の宮の窓辺に置く。

結果、赤い妃の玉葉妃は、その忠告を守り娘の命を守ることができた。
逆に、青い妃の梨花妃は息子を亡くしてしまう。
その後、猫猫がこのメッセージを送った人物であることを見抜かれて、赤い妃の玉葉妃によって、侍女として雇われることになる。
ここで重要なことは、全部で4色の『色』が使われており、的確に『色』の意味を理解した上で使用していることである。
まず、「猫猫」は「緑色」のキャラクターであるので調整役として、両方の妃が良い方向に向かうように行動を起こしている。
玉葉妃は、「赤色」のキャラクターとして、すぐに行動に移し、我が子を救っている。
彼女の周りの侍女は少人数であるが、信頼と教養があるためこのような行動を起こせる。
逆に、梨花妃には、知性の欠片の無い家柄だけの侍女が多く、侍女頭は、梨花妃に対して嫉妬しているため、彼女のためになることは一切しない。
その結果、「猫猫」のメッセージを伝えなかった結果、我が子を亡くしてしまう。
「青色」の権力や家柄、自由などの特徴を見事に表したキャラクターである。
そして、「オレンジ色」は、「猫猫」が1話で着ていた服装の色であり、彼女が自分の身分や素性を隠している偽善者であること、そして、赤ん坊を助けた救世主であることを表現している。
これも『色』の意味を的確に使用した事例である。
このように、日本のアニメーションには、意図的に「色」に意味を込めて使用していることが分かる。

事例
3:アニメ以外に使用された「オレンジ色」の事例
アニメーションに使用された「色」の事例は、「色」の本質や正体を知るために必要な証拠であるが、実は、アニメーション以外でもこの「色」の使い方はされている。
例えば、日本の政治において、とある政党の「色」として使用されており、それが【参政党】である。
【参政党】は、日本の政党の一つであり、「日本の国益を守り、世界に大調和を生む」という理念を掲げ結党された極右や右派ポピュリズムと位置付けられている政党である。
しかし、彼らの正体は、「清和会」が密かに作り上げた別同部隊の政党であり、世間知らずの大衆を騙して、自民党が潰れた時や憲法改正の時の人数合わせのために組織された国賊部隊であることは、調べれば分かることである。
つまり、日本国民に寄り添うようなことを言っておいて、実際には日本国民を騙すために組織された詐欺師だと言うこと。
まさに、今回解読した「オレンジ色」の意味そのものを体現している。

*まとめ*
つまり、「オレンジ色」のキャラクターから分かる情報通り、非常に使用例が少ない理由は、「オレンジ色」の意味が「善人/救世主を語った偽善者」もしくは、「自分の素性を隠して相手を騙す詐欺師」であるがために、使用できなかったこと。
日本のアニメを観るだけで「色」に隠されている本当の意味を読み解くことができると言うことが分かる。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
