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足元に色を添える

サックスブルーのサンダルを買った。
出かける機会がぐっと減った今、新しく買ってもなぁと思ったもののあまりの可愛さにそんな理性はふきとんでしまった。

お店で見た時は可愛いのに家に連れて帰るとあれ?となることも珍しくないが、新しく買ったサンダルは文句なしに可愛い。私にとって青みの強い色は挑戦色だったが、パーソナルカラー診断でブルベ冬になったことも背中を押してくれた。

靴箱に並んだ靴の中でも一際鮮やかで可愛い。
買ってよかったなと心から思う。

彼と別れるまでは新しい服や靴はいつも彼が気にいるかどうか、どんな顔をするか気にしていた。
そんな時には以前読んだ

尾形真理子さんの
『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』のタイトルが頭に浮かんでいたことを思い出す。


今は誰の顔も浮かばない。
そのかわり行きたい場所が浮かんでくる。
せっかくなのでコットンのワンピースを合わせて景色が綺麗な所を歩きたい。
紫陽花が咲いているような場所だと尚いい。
頭の中は完全に鎌倉だ。


人に好かれるためのオシャレも楽しいけれど基準が人になると軸がブレてしまって自信がなかったんだなと今ならわかる。自分の好きと相手の好きがどれほど違うのか測り続けることは、不安がつきものだからなのかもしれない。
そんな不安が何もない今は、ただただ買い物もオシャレも楽しい。しばらくはこうやって過ごすのも悪くないなと思う。


早くサンダルが履ける季節がきますように。

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