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#007 発芽日と収穫日を積算温度で予測する自律型リアルタイム菜園温度監視システムの実現(クラウド間API連携)

1.経緯と発想

 「2月中旬の日立市に温かな4月中旬を再現する」これができれば、通常より2ヶ月早く播種に着手できます。収穫期間の前倒しが可能となり、年間を通じた菜園の稼働率も向上できます。当初、太陽光とビニールトンネルでこれを成し遂げようと考えていましたが、ビニールトンネルにそこまでの保温性能があるのか、種を蒔く前に実証する必要がありました。そこで、温度値を自動で収集する簡易的なシステムを構築しました。
 その過程で、「積算温度」という指標があることを知りました。積算温度とはエネルギーのことで、発芽まで100℃・日のように表現します(詳しくは別途記事にします)。
 温度値を自動で収集できるのなら、温度値を時系列データとして扱い、現時点の積算温度を計算することは出来そうに思えます。そうすると、発芽や収穫に対する進捗率も計算できるはずです。進捗率の傾きも分かるはずで、それにより発芽の日時と収穫の日時を予測することができるのではないかと、発想しました。厳密さにこだわらず、簡単な線形予測であればきっと。

2.期待効果

 蒔いた種は、いつになったら芽がでるのだろう?いつまで待てばよいのだろう?収穫はいつになるのか?、この予測が実現できたら、そんな不安を抱きながら逐次観察するというツライ時間を解消できます。見た目では分からない発芽の失敗に、適切なタイミングで気づくこともできます。さらに、温度の異常をLINEで通知させれば、温度状態を自らモニタで確認することすら不要にできます。

3.システム構成とデータフロー

 今回、実現した「発芽日と収穫日を累積温度で予測する自律型リアルタイム菜園温度監視システム」の構成とデータフローを図1に示します。実際に運用してみて、期待以上の効果が得られました。
 以降の記事で、このデータフローに従い、システムの実現方法とその効果を詳述していきます。

図1.システム構成とデータフロー

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