【5期ぶりの通期黒字化】「リセットの年」を経て筋肉質な収益構造へ転換したベルトラの現在地と、2026年への戦略
こんにちは。ベルトラIR担当です。
ベルトラ IR noteをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は、先日発表された2025年12月期の通期決算のハイライトをまとめました。また、各種開示資料は以下、および弊社IRサイトをご参照ください。
1. はじめに:5期ぶりの通期黒字化達成
2025年12月期の通期決算では、当社にとって大きな転換点となるご報告ができました。2019年以来、「5期ぶりとなる通期黒字化」を達成いたしました 。
【決算ハイライト】
営業収益:45.8億円(前期比 +6.4%)
営業利益:1.05億円(前期比 +2.8億円の改善・黒字転換)

2. なぜ黒字化できたのか?〜「リセットの年」の成果〜
この黒字化は、単に旅行市場が回復したことによるものではありません 。短期的な規模拡大よりも「収益性と組織効率」を最優先した「リセットの成果」であり、意図的な戦略転換によるものです 。
特筆すべきは「コスト構造の最適化」です。売上高が過去最高水準に回帰する一方で、営業費用は44.7億円と、前年同水準を維持しました 。一律のコストカットを行ったわけではなく、AI活用やプロセスの自動化を進めることで、人員を増やさずに利益率を上げる「高効率な体制」を構築しました 。
事実、OTA事業においては、徹底したコストコントロールにより、営業費用を11.6%削減することに成功しています 。こうした「筋肉質な収益構造への転換」が、力強い黒字化の牽引役となりました 。

3. グループを牽引する「デュアルエンジン体制」
現在のベルトラグループは、役割の異なる2つの事業が牽引する「デュアルエンジン体制」を確立しています 。
【利益エンジン】OTA事業(VELTRA)
徹底した効率化を進めた結果、営業利益率は前期比で+12pt改善し、「23.2%」へと飛躍的に向上しました 。これにより、グループ全体の成長資金を安定的に生み出す「高収益体質」へと脱皮しています 。【成長エンジン】LINKTIVITY
インバウンド需要を確実に取り込み、売上高は8.9億円(前期比+24%)と市場成長率を上回る力強い成長を達成しました 。
OTA事業が生み出したキャッシュを、スケーラビリティの高いLINKTIVITYのシステムや人材へ先行投資する 。この好循環により、グループ全体での再成長を支える盤石な基盤が整いました 。

4. 2026年12月期の業績予想と「次なる一手」
2026年度(2026年12月期)は、「利益が成長を生む構造」へと転換する重要な一年と位置づけています。
【2026年12月期 業績予想】
営業収益:50億円(前期比 +9%)
営業利益:3.8億円(前期比 +262%)
市場変動に左右されない筋肉質な組織へと生まれ変わったことで、売上増加がダイレクトに利益成長に貢献する「営業レバレッジ」を最大化できる基盤が整いました。売上は手堅く安定成長(+9%)としつつも、事業構造の見直し効果により利益は大幅増(+262%)を見込んでいます。
今後はこの盤石な財務基盤を背景に、「OTA」「リンクティビティ」「クルーズ」の重点3領域において市場の主導権を掌握します。ここで創出されるキャッシュを次の成長分野へ再投資し、スケーラブルな成長を加速させます。

5. ガバナンスの強化と、中期経営計画に対する考え方
今後の持続的な成長に向けて、経営体制の刷新とガバナンスの強化にも「攻め」と「守り」の両面で取り組んでいます 。
まず、中期経営計画の運用を見直しました。市場環境がかつてないスピードで変化する中、固定的な3ヶ年計画の公表を一旦見直すことといたしました 。今後は、「実効性」と「柔軟性」を最重視し、環境を反映させ単年度ごとの予算精度を高める機動的な経営運営へと移行し、より確実な利益成長と株主還元にコミットしてまいります 。
また、先般公表いたしました当社子会社LINKTIVITYにおける資金流出事案につきまして、株主の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます 。この事態を極めて重く受け止め、内部統制プロセスの見直しなど子会社管理体制の厳格化を「喫緊の最優先課題」として進め、ガバナンスの脆弱性を排除し再発防止を徹底いたします 。

6. おわりに
最後に、社長の二木より、投資家の皆様へ向けたメッセージをお伝えします。
「2025年度は、ベルトラにとって『規律ある再構築』の年となりました。痛みを伴う決断を含め、組織とコスト構造の聖域なき見直しを断行した結果、OTA事業は高い利益率を誇る収益基盤へと生まれ変わり、リンクティビティは力強い成長を続けています。
『利益を生み出すOTA』と『成長のリンクティビティ』。この明確な役割分担こそが、私たちが目指す拡張可能な成長の源泉です。この強固な基盤の上で、さらなる企業価値向上に邁進してまいります。」
(代表取締役社長 兼 CEO 二木 渉)
ベルトラは「リセットの年」を経て、確実に次の成長フェーズへと足を踏み入れました 。経営陣一同、ステークホルダーの皆様からの信頼回復と持続的な企業価値の向上に全身全霊で取り組んでまいります 。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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