決算で気になった方へ。ただの旅行予約サイトではない、OTAベルトラの「体験特化型」ビジネスの強さ
2月13日の決算発表をご覧いただいた皆様、また、ベルトラに新しく興味を持ってくださった皆様、こんにちは。ベルトラIR担当です。
今回の決算では、おかげさまで通期黒字化を達成し、OTA事業の営業利益は前年同期比で+110%と急回復しました。 数字の回復は喜ばしいことですが、投資家の皆様が最も気になるのは「 今後も勝ち続けられるのか?」という点かと思います。
今回は、その疑問にお答えするために、ベルトラOTA事業のビジネスモデルが持つ「構造的な強さ」について、改めて深掘り解説します。
1. 旅の「手段」ではなく「目的」を売るビジネス
皆さんが旅行をする際、まず「航空券」と「ホテル」を予約するでしょう。これらは旅をするための「手段」です。しかし、旅の満足度を最後に決めるのは、「現地で何をするか(=旅ナカ)」という体験そのものです。
一般的なOTA(オンライン旅行予約サイト)が価格競争の激しい「コモディティ(移動・宿泊)」を扱うのに対し、ベルトラは付加価値の高い「体験」に特化しています。
「せっかくパリに行くなら、ルーブル美術館を見るだけでなく、公認ガイドに見どころをじっくりと解説してもらいたい」
「ハワイの海を眺めるだけでなく、ウミガメと一緒に泳いでみたい」
こういった体験の価値が高まっている今、私たちは単なる予約サイトではなく、世界中のユニークな体験を届ける「専門商社」として新しい旅のスタンダードを作っています。
2. 「体験専門」ビジネスモデルの特徴
ベルトラOTA事業のビジネスモデルを一言で言えば、「世界中の体験を、テクノロジーで旅行者に届けるプラットフォーム」です。
「在庫ゼロ」の強み
一般的な旅行会社やホテル経営と違い、ベルトラは自社でバスや建物を所有しておらず、「在庫」を持ちません。これには、単に「維持費がかからない」以上のメリットがあります。
無限の品揃え(ロングテール): 実店舗のように棚やカタログのスペースは不要。掲載コストが低いオンライン専門だからこそ、他社にはないユニークな体験を2万種類以上も維持できるのです。
変化への即応力(スピード): 例えば「サウナ」がブームになっても、世界中のサウナ施設と契約するだけで、すぐに特集ページが作れます。世の中のトレンドに合わせて売り場を最適化できる「身軽さ」が武器です。
優れた「キャッシュ・コンバージョン・サイクル」: お客様から先にツアー代金を集金し、後から催行会社へ支払う仕組みのため、手元の資金が潤沢になりやすく、安全性の高い財務体質を構築しています。

テクノロジーで「距離」と「不安」をなくす
かつて海外の現地体験やアクティビティの予約は、カタログの隅に掲載された限られた情報のみ。旅行者自身で予約しようとしても、言葉の壁や時差が大きなハードルでした。
旅行者のメリット:ベルトラはこのプロセスをDXし、PCやスマホ一つで地球の裏側のツアーも即座に予約できるようにしました。今ではシステム連携も進み、空き状況がリアルタイムで判明する商品も増えています。
現地ガイドのメリット:予約管理に追われていた現地のガイドさんやツアー会社も、システム化により煩雑な事務作業から解放され、本来の「おもてなし」に集中できるようになりました。
テクノロジーで「体験したい人」と「届けたい人」の間の壁をなくし、世界中の素晴らしい体験と出会う場所を創造する。これがベルトラの提供するインフラ価値です。

3. 他社も真似できない「2つの信頼資産」
「大手海外OTAが参入してきたら負けてしまうのでは?」 よくいただく質問です。しかし、私たちには一朝一夕には真似できない「アナログな資産」があります。
61万件の「資産」としてのレビュー
ベルトラには、実際に体験した人しか書けない60万件以上の体験談が蓄積されています。 「ガイドの〇〇さんの解説が面白かった」「トイレは早めに行ったほうがいい」といった日本人ならではの「嘘のない生の声」は、形のない「体験」という商品を購入する際、何よりの安心材料となります。これはAIでも生成できない資産です。
「直接契約」という泥臭さ
ベルトラでは間に代理店を挟まず、世界中の催行会社と直接契約しています。 これにより中間マージンを省くだけでなく、現地パートナーと膝を突き合わせて「ベルトラだけのオリジナルツアー」を開発することが可能です。
例えば、ハワイの「天使の海(サンドバー)」のような入場制限がある人気スポットでも、長年の信頼関係により優先枠を確保できています。デジタルな企業に見えて、実はこうした「アナログな信頼関係」が事業の根幹を支えているのです。

4. これからの成長シナリオ:新たな「体験」領域への拡張
足元の業績回復に加え、私たちは今、既存の「現地ツアー」の枠を超えた新しい成長エンジンを動かし始めています。
クルーズ事業への本格参入
2025年にはクルーズ旅行専門の予約サイト「VELTRAクルーズ」をローンチしました。 クルーズは単なる移動手段ではなく、食事・宿泊・エンターテインメントが一体となった「動く体験」そのものです。
これまでクルーズ予約は専門代理店が主流で、オンライン化が遅れている領域でした。ここにベルトラの「体験を売るノウハウ」を注入します。また富裕層やシニア層のみならず、これまでクルーズ旅行を体験したことのないミレニアル世代を中心とする若年層にアプローチしています。既存のツアー販売に加え、この巨大なマーケットを取り込むことで、収益の柱を太く(TAMを拡大)していきます。
※もう一つの成長の柱、「LINKTIVITY(リンクティビティ)事業」については、また別の回で詳しく解説いたします。
最後に:世界と日本をつなぐ「心ゆさぶる体験」へ
ベルトラが提供しているのは、単なるツアーの予約機能ではありません。
それは、一生の思い出に残る「心ゆさぶる体験」そのものです。
旅先での感動は、人々の人生を豊かにし、異文化への理解を深め、世界を少しだけ平和にします。テクノロジーの力で、世界中の素晴らしい体験をお届する。そして、どんな環境でも利益を出せる強靭な企業へと進化していく。
そんな私たちの「旅の未来」への挑戦を、皆様にも応援していただければ幸いです。
もっと詳しく知りたい方へ:弊社の詳細なデータについては、以下の資料も是非ご覧ください。
