昨日の愚痴🇩🇪ドイツあるある
基本的に私の住む地方のドイツ人は、人懐っこくて親切な人が多い。
バスや電車やトラムもダイヤの乱れやトラブルもあることはあるけれど、ヨーロッパの中では正確に運行される国だ。
長距離の電車以外は、検札に会ったことがない。イタリアでは毎日のようにバスに乗り込んできたのに!
乗客は基本的に真面目にルールを守る。その上での性善説なのだろうとも思うし、検札の要員に予算をかけられないのかもしれない。
ブウスカさんの記事は知的で美意識が高く、とても素敵だ。映画の論評にしても、エッセイにしても、クールで魅力的、ハイスペックな方だとわかる。
ベルリンご在住の音楽家 ブウスカさんにこの点をお聞きしたところ、ベルリンでは検札の係員がしばしば地下鉄(U-Bahn)や鉄道の路線(S-Bahn)にも乗ってくると教えてくださった。
ドイツ国内であっても、地域によって頻度はだいぶ違うようだ。ベルリンは大変大きく歴史ある都市で、街は便利で買い物客も多く華やかだ。乗降客も大変多いので、やはり検札は必要なのだろう。
(私の住んでいる場所も大きい都市ではあるものの、ベルリンとは雰囲気が違って、のんびり、ぼーっとした空気がある)
ドイツは気質的にも、日本人にとっては住みやすい国なので、あまり文句を言ってはいけない、と思っている。思っているけれども、つい日本と比べてしまうと、耐えられなくなる日もままあるのだ。
昨日は久しぶりに血液検査をする予定があり、1時間弱かかる場所なので、朝早めに出て病院へ向かった。検査なので朝食抜きである。
10分おきにバスは運行される。バス停には電子表示板もある。しかしあと0分の段階で表示が消える。
理由もわからず、その時刻のバスが一本抜けてしまうのだ。バスを待つ皆さん両手をあげる。しかしドイツだからね、と文句も出ない。時間に余裕がない時に起こるととても嫌。
そしてその朝それは起こった。仕方なく次のバスを待つ。そのせいで、少し先のバス停で乗り換えるのだけれど、その乗り継ぎがうまくいかないだろうと予想がつく。
思った通り、次のバスは10分後。待つ。電子表示はいつまでも10分のまま。ジリジリし始めるが、焦ってもどうにもならない。
やっとバスはやって来たが、前の車両は大変混んでいる。
バスは殆ど二連結である。完全に2つの車両が分かれて繋がったタイプが殆どだが、路線によっては新しい車両になっており、前と後ろ、連結部分を移動できる。
私が乗る路線は、今のところ全部二連結型車両なので、万が一ドアが開かないなどのトラブルがあった時に、運転手に向かって叫べるように、いつもは前の車両に乗る。しかし昨日は前が混み過ぎていた為、仕方なく後ろに乗る。
ベビーカーもそのまま乗せられるし、そのスペースが確保されているので、使用する人には大変ありがたい。しかし3〜4組重なると、動けなくなってしまう。
その為、後ろに乗ったのだった。
それが間違いだったことに気づくのはまだ先である。
やっと乗ったものの、渋滞に引っ掛かる。おまけに後ろの車両によくある事だが、停車予定のバス停の表示が動かないままで、そうなると降車ボタンを押しても“STOP”が表示されない。
表示されなくても運転手にはわかるのだろうし、降りるのは大きいバス停なので、さほど心配せずにいた。
到着予定をスマホで調べると、ここまでで既に20分以上ロスしていて、そのせいで既に7分ほど遅刻しそうだ。
もっともっと早く出ていれば良かった話だが、血液検査であるので、カフェでお茶を飲んで待つこともできないし、病院は入り口に鍵がかけられているので、早めに入って待つことができない。以前それで懲りていたので、適切なタイミングで向かうようにしている、という事情がある。
病院の受付は愛想が悪いので、早めに知らせることにする。しかし診察時間は過ぎているのに、『現在診察時間外』とのメッセージのみで、留守番電話の設定はなし。
これを数回繰り返すも、連絡つかず。このままでは私は連絡もなしに予約時間に遅刻する人として扱われる。
滅多にかけないが、医師のスマホに直接かけてみる。出ない。
諦めてバスに揺られ、あと僅かで到着というところで電話が通じて事情を話す。医師もギリギリで来たらしく「ゆっくりでいいですよ!」と愛想が良い。
連絡がついて良かった良かった、と思いながらバス停に到着。そこはその辺りでは一番大きいバス停で、必ず乗降客がいる。後ろの車両は皆そこまでで降りてしまい、私だけだったので、念の為降車ボタンは押してあった。
降りようとすると、ドアが開かない。おやステップがゆっくり出てくるタイプかな?などと考えていたが、20秒ほど経っても開かない💦
さすがにこれは運転手のやらかしに違いない!と気づき、降車ボタンを何回も押したりしたが、前の車両のドアも開いていないのが見えた!
外には乗ろうとしている人の姿もある。皆さん戸惑っている!
しかし運転手は30秒ほど停車していたにも関わらず、結局ドアを開けることなく、バスを発進させたのだった
(T ^ T) あり得ない‥
私は、そのバス停から次のバス停まで下り坂なのを知っていた。つまり戻るには歩いて上らなければならない。一区間のみの為に反対側のバスを待つ暇はない。
運転手を怒りたかったが、次のバス停ではドアがちゃんと開き、降りることはできた。しかしすぐ発車したので、前の車両の頭まで行って文句を言う間もなく、バスは行ってしまった🚌💢
数分歩いて元の場所まで戻り、病院へ向かう。
なんと口の悪い受付はその日休みで、医師だけがいた。それだけは良かった(T ^ T)
良かったことは唯一それだけ。
医師に愚痴ると、
「うちの近所の路線では、新人が路線を理解しないまま運転して、間違って狭い住宅地に入り込んで大変だったことがありましたよ 笑」とのこと。それはそれは‥
血圧は怒りながら坂道を上がって来たので、当然高いし、脈も100を超している。事情を話したのに、そのまま計り直しもされず😤
まあ、その日肝心なのは血液なので忘れることにする。検査はすぐに終了。
処方箋を受け取り薬局に向かう。しかし検査のために朝食抜きであるので、お腹が空いている。
いつもは薬局に先に行くけれど、昨日は近くのカフェでサンドイッチとショコラテで一休みしたのだった。
これもトラブルの始まりとは‥‥
お茶を飲んで一息つき、バスの運転手の愚痴を聞いてもらおうと薬局に向かう。そこには一人日本人の薬剤師がいるので、薬の相談もしやすくありがたい。
私の番になり、処方箋の薬を準備してもらい、寝る時に喉を潤す飴なども買い、予定通り、
「そこのバス停で、ドア開けてもらえなかったんですよ!」と愚痴を聞いてもらう。
「あ〜🤭 それドイツあるあるですよ🇩🇪。何回か見たことあります。外からみんなドアを叩いたりして運転手に知らせたりしてますね 笑」
ドイツあるある‥‥できる限り同じ目に遭いたくないものだ、と思いつつ帰路に着く。
バスに乗ってしばらくして気づいた。今日初めて買った喉を潤すための砂糖不使用の、あの飴がない!
あの薬剤師さんが入れ忘れたのだ。
いつものように、薬局に先に行ってからカフェに行けば、バスに乗る前に気づいて間に合ったのに!
『今日はなんていう日だろう💦』とうんざりしているところに、医師から電話が入る。
「薬局からViolaさんが忘れ物したって電話来ましたよ。あちらに連絡してください」
私が忘れたのではない、カウンターの向こうで、薬剤師が入れ忘れたのだ。

イラッときた💢速攻バスを降りて、反対側に乗り換える。私はバスや電車やトラム乗り放題のチケット(昨年まで1ヶ月49€であったが、1月から59€に値上げされた🚌🚃🚊)を使っているので、乗車賃はどうでもよい。
またその病院に行くのはいつになるかわからないし、寝る時用の飴はすぐ試したかったし。帰りは急がないのでいいや!と戻ったのだった。
さて、今度は問題なくバスのドアは開き、目の前の薬局に入る。
薬剤師は私の顔を見ると、ああ、と言う顔で奥に入って、入れ忘れた飴を持って来た。
薬「これだけカウンターに残っていたので、先生にお電話したんですよ。」それだけ。謝らない?!
私「先生から、『私が忘れ物をしたので』とご連絡がありました。」
薬「いえいえ、違うんですよ。」それだけ。謝らない!
【私が袋に入れ忘れました。戻って来ていただいてしまってすみませんでした。】
という言葉がこの人からは出て来ない。
そこで思い出した。
ドイツ人はちょっとしたこと、肩がぶつかりそうになったり、荷物が少し周囲の誰かに触ったりするだけでも、すぐに謝る。謝るし、ちょっとしたことでもお礼を言うし、気にしないで、とかご親切に、とかとても気遣いができる。
そういう人たちであるけれど、仕事の上でのミスは謝らない。少なくとも私は何度もギョッとさせられた。
完全にあちらが誤解やミスをしていることがわかっても謝らない人が多い。レジなどで知らない操作があって間違っても謝らない、ホテルの部屋の準備ができないままであったりしても謝らない等々。
私は〇〇であるので〇〇なのだ、と言うだけで、謝らない。
日本とは比べてはいけない、これまで何回も自分に言い聞かせてきた。しかし、時として、
「せめて謝ってよ!💢」という場面が何回も起こる。
私はその人に直接指摘するので、そこまでの会話にはなる。けれど人によっては、『こういうミスはドイツだから仕方ない』、と諦めるのだ。ドイツ人であっても。
しかし彼女、その薬剤師は日本人だ。滅多に見かけない日本人薬剤師なのに!
結論【長く住むうちに、日本人でも謝らなくなる】
そう思うしかないようだ。これには夫も同感だと言っていた。
酷い一日だった。たかが血液検査なのにクタクタになって帰って来た。
家に帰って疲れ過ぎて一眠りしてから、良い子でお留守番していた犬たちに「お散歩に行こうね♪」と声をかけて支度する。犬たちは大はしゃぎ。
外に出たら雨になっていた‥☂️
腹が立ち過ぎて、そのまま散歩する。
ドイツ人はそのくらいの雨では傘もささないのだ。(私はいつもはさしますけどね)
でももう濡れても何でもどうでもいい!と傘を取りに戻りもせず出かける。
ある程度歩いて、小雨になったので、もう少し歩こうか、と誘ったものの、雨に対しても繊細なトイプードルは、リードを外して歩かせていたら、さっさと一人で玄関まで帰ってしまった。
なんて一日だったのだろう。
この前に公開した記事、小さな花々に癒されたのは、昨日のこの病院からの帰り道での話。
日本でもお馴染みの小さな花々に、励まされた気がしたのだった。
▪️追記
この愚痴り記事を書くにあたって、この二年のドイツ生活で考えていた疑問を、本文中でご紹介したブウスカさんにコメント欄にてお訊きしてみた。
これまで知り合いのドイツ人に何となく質問してみても、納得する回答は得られなかったけれども、長くドイツにご在住のブウスカさんであれば、ヒントをいただけるかもしれない、と思ったからである。
やり取りさせていただくうちに、視界が開けるようなコメントをいただけた。
民族的な思考の違い、というものにも気付かされた。
ご興味のおありの方は、コメント欄をご参照いただきたい。
ブウスカさんに改めて感謝申し上げたいm(_ _)m
