地中海に映える作品群〜アンティーブ ピカソ美術館〜
南仏コート・ダジュールに位置する城壁に囲まれた街アンティーブ。ピカソ美術館は、地中海を見下ろすグリマルディ城の中にある。
グリマルディ城の城主はパブロ・ピカソに城の一部をアトリエとして提供した。
約2ヶ月の滞在中、ピカソは精力的に活動し、退去時にここで制作した多くの作品を市に寄贈し、それらがこの美術館の礎となったという。







美術館には絵画やデッサンだけでなく、陶芸作品も多数収蔵。城のテラスには彫刻作品が並び、地中海の青さに映える。













代表作『生きる喜び』は、第二次世界大戦終結直後の1946年、ここコートダジュールの太陽と海に囲まれた中で描かれた、明るさに満ちた作品である。




美しい海、アトリエとして与えられたこの場所の素晴らしさ。
あまたいる画家たちの中で、ルノワール同様、ピカソもまた、極めて恵まれた幸せな晩年だったのだと感じる。
街を出てアビニョンへ向かう。
