赤い! 真っ赤だ!
ここがどこだかわかるだろうか。

これだけでわかったあなたはきっと静岡県民。
そう、ここは静岡県民の心のよりどころ?〈さわやか〉。
炭焼きハンバーグが人気のファミレスだ。

静岡・掛川の合宿に参加したところまでは昨日の記事に書いた。
高校生の探究学習を支援する者たちが集う合宿だ。
その支援グループのプロジェクトマネージャー(リーダー)が、合宿明けの僕ら3人を連れて行ってくれた。
リーダーが言う。
「ふつうに行ってすぐには食べられないんですよ」
え、どういうこと?
「事前に整理券をもらい、その時刻に合わせて行くことになります」
準備なく行くと、休日などは1時間待ち、2時間待ちはザラらしい。
そんな万博メシのようなファミレスがあったとは。
リーダーの示した整理券には10:30。
すぐ横で、到着したばかりの人が取る整理券はすでに11:40あたり。
リーダーは僕らが相部屋の2段ベッドで寝ぼけている間に、先に整理券だけ取りに来てくれていたのだ。
少し待って呼ばれる。
「いっぱいメニューはありますが、初めての人にオススメなのは2つ」
リーダーがまた教えてくれる。
〈げんこつハンバーグ〉250g、〈おにぎりハンバーグ〉200g、の2つ。
前夜1時まで飲んで朝メシ抜きの僕は迷わず〈げんこつ〉をチョイス。
え、もう出てきた?と驚きの速さでまん丸のハンバーグが登場。
待ち客多いし、あらかじめ焼いていたのか…とがっかりしかけた瞬間——

店のお姉さんが「ジューシーに焼いていきますね」とナイフで一刀両断。
ん? ん? 何が始まる??と思って見ていたら…

くるんと断面を下にして…
アツアツの鉄板に…

押しつける!
まだ押す!

ジュジューッと激しい音とともに、モクモクの煙が一面に立ちこめる。
え、まだ押すん?

もう壊れてるやん、ハンバーグ…
それを鮮やかなナイフさばきでゴニョゴニョっと…

キレイな2つのハンバーグに整形してくれて…
オニオンソースをたっぷりかけてくれて…

見た目に艶やかな〈げんこつハンバーグ〉のできあがり!
あまりにお姉さんの手際がよすぎて、手元ばっかり見ていたから…

こんな堂々とした牛のプレートだったとは気づかずにいた。
断面は…

赤い! 真っ赤だ!
でも〈さわやか〉の肉は殺菌等の処理が適切になされているから安全だ(という説明を信じるしかない)。
もしアウトなら静岡県は人口が激減するはずなので、大丈夫ということだ。
まぁ僕はそもそも牛はよく生で食べるので、とくになんとも思わない。
つなぎもタマネギも入らない、牛100%のハンバーグ。
食べごたえ十分で満たされるが、食後の感想は「満腹」より「満足」。
これは人気になるはずだ。
ファミレスになくてはならない「間違い探し」のシートもあるし。
乾杯ドリンクを頼むと店のお姉さんと「カンパーイ!」とできるし。
おもろい店だ。
前日、味のしない海鮮丼に泣いたが、少しは体調回復したようだ。
間に合ってよかった。
自称〈さわやか〉アンバサダーのリーダー、ごちそうさまでした!
(2025/8/10記)
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