ハードワークもあと少し
昨日の朝、フェリーを降りて上陸した宮崎は暴風だった。
海から強く吹きつける横風に、台風リポーターの気分で両足を踏んばる。
しかしそんなリポートは、時代に合わずいつのまにか消えた。
視聴者から危険だとクレームが殺到し、またたいして風もないのに決死の演技も多発したからだろう。
今では、安全なところからお伝えしていますと室内からの中継が増えたが、昭和世代の僕にはなんとも物足りない。
ヤシの木がさらに上空の暴風を伝える。

しかし、見てのとおり快晴だし、宮崎ではこれが平常なのかもしれない。
仕事を終え、オンライン文章講座が開けるWi-Fiを求めて商業施設まで歩く。
まったく初めてだからGoogle Mapのナビに頼ったら、ちょっと待って、こんな道を歩くことになった。

想像してみてほしい。
自分探しの気ままな一人旅ではなく、ネクタイを締めた勤め人が灼熱の土手道を歩いている姿を。
何やってるんだ。
たどり着いた商業施設でランチ。
宮崎といえば「おぐらのチキン南蛮」だけど、10年ほど前の出張で試したとき脂っこくてリタイアした記憶が鮮明で、昨日も選べなかった。
で、なぜかヤキソバに。
いや、神戸人だからソバヤキだ。

薄味でうまかったが、なぜ宮崎まで来てソバヤキなのか。
何やってるんだ②。
オンライン文章講座を無事終えて、スーパーで2割引になった瞬間の弁当を買い込み、船へ急ぐ。
そう、宮崎は弾丸だったのだ。
往路フェリー+現地0泊を業界?では「弾丸フェリー」という。
前夜の往路は、週の半ばだし空いているだろうと予想していたが、「屋久島・離島巡り」と銘打ったツアーの団体でその願いははかなくも消えた。
昨晩こそ、その人たちもいないし空いているだろうと予想していたが、なんとその人たちがいた。
嘘やん…宮崎から屋久島まで行ってさらに離島も巡ってなんで弾丸?
おかげで船内激混みだ。
こんなとき、僕の「フェリールーチン」が加速する。
乗り込んだら雑魚寝部屋の指定されたポジションへ直行、誰もいないうちに部屋着に着替え使い捨てのスリッパに履き替え、タオルを掴んで空いている大浴場へ、さっぱり汗を流したら空いているロビーで夕食を済ます。
この間わずか30分ほど、まだまだ乗船してくる人が絶えない時間だ。
これで気兼ねなくのんびりくつろげる。
太平洋上にあった台風の影響だろう、波は高く船は大いに揺れた。
廊下はみんな手すりにつかまりながらなんとか歩けるかのレベル。
ロビーで青ざめてうつむく人多数。
ふとんに入れば、縦横左右無尽にローリング。
僕は乗り物酔いがないので、この揺れが楽しくてウキウキの晩をすごした。
一夜明け、大阪湾は波がない。
神戸が近づいてきた。

左に淡路島、右に神戸、中央をつなぐは明石海峡大橋。
海・山・街が一体となった景色を見ると、神戸に帰ってきたと実感する。

左の赤い塔は、鉄塔の美女と呼ばれる神戸のシンボル・ポートタワー。
右の赤い橋は、ポートアイランド・神戸空港に通ずる神戸大橋。
このあとこの六甲の山並みを越え、その向こうの大学で仕事だ。
夜はにぐまっちさんのキャリアイベントのお手伝い。
さぁ今週のハードワークもあと少し。
もうちょっと岸に近づいたら、迫力ある街の写真を撮…
…バッテリーが切れた。
(2026/4/17記)
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