分散することによってリターンは下がるのか!?
この記事は投資銘柄を分散し過ぎるとリターンが下がる原因について自分なりに考えてみた記事になります。
1 分散するとリタイアが下がるので集中投資をすることについて
株式投資を始めると、分散する銘柄数について悩んでくると思います。
ネットで調べてくると、「1000万円までは5銘柄から10銘柄くらいにしましょう」や「卵は一つに盛るな」などの記事が多く存在するのも悩む原因だと思います。
個人的には、1000万円くらいまでは、信用できる銘柄を30銘柄くらいで分散すれば良いと思います。
理由としては、株式投資はリターンを上げるより、長く相場にいることの方が重要だと考えているからです。
銘柄を少なくすることによって、リターンを多くできるかもしれませんが、その分価格の変動が激しいです。
私が価格の変動で精神的に動じなくなってきたのは投資を初めて3年くらい経ってからです。
最初の頃は価格の変動に一喜一憂していたので、メンタル的に疲れ日常生活でイライラすることが多かったです。
そんな生活が嫌だったので、分散することを心掛け1000万円くらいまでは約30銘柄に分散していました。
私にとってはそれくらいが、心地良い分散数でした。
2 なぜ分散するとリターンが下がるのか?
🧩1. 分散は「リスクを下げる」代わりに「期待リターンを平均化する」
個別株には、**固有リスク(会社固有の要因)と市場リスク(全体要因)の2つがあります。
分散投資によって、固有リスクは消え、市場リスクだけが残ります。
👉 結果として、
高リターンの可能性を持つ銘柄も薄まり、
低リターンの銘柄も混ざるため、
ポートフォリオ全体のリターンは平均化します。
例:
株A:期待リターン 15%、リスク(標準偏差)25%
株B:期待リターン 5%、リスク 10%
→ 2つを半分ずつ持つと平均リターンは10%(単純平均)
ただしリスクは大きく低下する(例えば15%程度に)
➡️ 「平均リターンは下がるが、リスク調整後のリターン(シャープレシオ)」は改善することが多いのです。
⚖️ 2. 「期待値」は変わらないが、「実現リターン」は下がる
理論的には、分散投資は期待リターンの加重平均を変えません。
しかし、現実には「リターンの分布の歪み」が影響します。
特に株式リターンは「少数の大当たり銘柄」が全体を押し上げるパワーロー分布(べき乗分布)です。
つまり:
ごく少数の銘柄が超高リターン
多数の銘柄が平均かそれ以下
➡️ 多くの銘柄を持つほど、その「大当たり」を逃す確率が上がり、全体の実現リターンは平均に収束して下がって見えるのです。
🧮 3. 幾何平均リターン(複利リターン)はリスクで減る
投資リターンを複利で考える場合、平均(算術平均)よりも**実効リターン(幾何平均)**は必ず低くなります。
リスクが大きいほど複利リターンは減少します。
分散投資によって全体のリスクが下がると、理論上はこの損失が減り、長期ではリターンが安定しますが、短期的な「派手さ」は失われます。
🧠 4.結論
分散投資によって「平均的なリターン」に近づくため、一見リターンが下がったように見える。
しかし実際には、リスクを下げつつ同等のリターンを狙う効率的な戦略。
「リターンが下がる」のはボラティリティや成功銘柄への集中が減るための副作用です。
3 まとめ
少数の銘柄に投資することによって短期的には大きなリターンを得ることが可能なので、少数の銘柄に投資をしたくなると思いますが、長期で投資する分にはリターンが落ち着くことが多くなると思います。
株式投資はプロが約9割を占める世界です。
その中で素人が勝つのは難しいと思いますので、個人的にはある程度は分散をした方が良いと思います。
最低でも20銘柄には分散した方が良いと思います。
20銘柄の理由については下に過去に作成した記事を添付させていただきます。
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