【ギリシア哲学】『ピュタゴラス派エンペドクレス』
【はじめに】
万物の根源(アルケー)は何か。
• タレス:水
• アナクシメネス:空気
• ヘラクレイトス:火
では答えは一つなのか?
エンペドクレスは言いました。
「全部だ。」
四つの元素すべてが世界の材料だと考えた哲学者です。
伝説では、神になろうとして火山に飛び込んだとも語られます。
調べれば調べるほど、
みんな大好きジョジョ奇妙な冒険のカーズのような男エンペドクレスを解説していきます。
(決めつけ)

【① 四元素=カーズの身体】
エンペドクレス
世界は
火・水・空気・土
の四つからできている。
すべての存在は
この四元素の組み合わせ。
ジョジョ第2部のカーズもまた、
• 動物
• 植物
• 鉱物
• エネルギー
あらゆる自然要素を統合した存在です。
四元素統合存在=究極生命体
という対応が見えてきます。

【② 生と死=変形する生命】
エンペドクレス
生まれる=混ざる
死ぬ=離れる
要素は消えない。
カーズも同じです。
• 羽になる
• 魚になる
• 甲殻になる
形は変わるが本質は同じ。
これはまさに
元素は変わらず形だけ変わる
というエンペドクレス哲学そのものです。
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【③ 愛と争い=結合と分離】
エンペドクレス
愛 → 結びつける力
争い → 引き離す力
四元素はこの二つの働きによって
結びつき
離れ
再び組み替わり
世界の姿を変えていきます。
宇宙は
結合と分離の循環で動くと考えました。
カーズの世界も同じです。
• 生物は融合し能力を得る
• 形は分かれ変化する
生命は結びつきと分離で変わり続ける。
これはまさに
愛と争い=結合と分離
というエンペドクレスの宇宙観と重なります。

【④ 神になろうとした男】
エンペドクレスは
神に近づけると説き
火山へ飛び込んだと伝えられます。
カーズもまた
• 太陽克服
• 完全生命
• 神的存在
へ到達しました。
人間を超えようとした思想。
ここも強い共鳴があります。

【⑤ 自然そのものになる思想】
エンペドクレス
「私は少年であり少女であり鳥であり魚だった」
存在は形を変えながら循環する。
カーズ
あらゆる生命の能力を持つ存在。
自然そのものになる。
個体 → 自然全体
この発想も一致します。

【⑥火山へ飛び込んだ哲学者】
エンペドクレスには有名な伝説があります。
神になった証を示すため、
自らエトナ火山へ身を投げた。
真偽は不明ですが、
彼の思想を象徴する逸話として語られてきました。
人間は清く生きれば
神に近づける。
彼はそう説き、
自らそれを体現しようとしたのです。
そして――
ジョジョ第2部でも、
カーズは火山の噴火に巻き込まれながら
究極生命体へ到達します。
火山はここで
• 生命の極限
• 進化の臨界点
• 神化の通過儀礼
として描かれます。
神に近づこうとした哲学者。
神になろうとした生命。
エンペドクレスとカーズが
もっとも強く重なる瞬間です。
一第26話『神になろうとした男』一
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【まとめ】
エンペドクレスは
• 四元素を統合し
• 生命の変化を説明し
• 神的存在への接近を語った
自然哲学者でした。
ジョジョ第2部のカーズは
その思想を体現したかのような存在です。
直接のモデルとは断定できませんが、
四元素統合存在
進化する生命
神化志向
という哲学構造は驚くほど重なります。
哲学と創作は
時代を超えて響き合うことがあります。

〖哲学者データ〗
■ 名前 エンペドクレス(Empedocles)
■ 生没年 前492頃 – 前432頃
■ 師匠 ピタゴラス派影響(思想)
■ 弟子 不明
■ 地域 シチリア島・アクラガス
■ 系統 シチリア自然哲学
■ 学派 多元論(四元素説)
■ 立場 自然多元論
■ 主要概念
・四元素
・愛(フィリア)
・争い(ネイコス)
・混合と分離
・循環宇宙
・生成否定
・存在保存
・自然統一
■ 核心思想
世界は
火・空気・水・土
の四つの根(元素)から成る。
万物の生成や消滅は
元素の混合と分離
にすぎない。
宇宙は
愛(結合)
争い(分離)
の力によって
循環する。
■ 哲学史的位置
パルメニデスの存在不変論と
ヘラクレイトスの変化論を統合。
多元論の確立者。
■ 歴史的重要性
元素保存的発想を提示し、
自然変化を構成要素と力で説明。
自然科学的思考の基盤を形成。
■ 次への影響
→ アナクサゴラス
→ 原子論
→ アリストテレス四元素説
→ 西洋自然哲学


【追記】
芥川龍之介の遺稿『或旧友へ送る手記』の末尾に付された有名な一節です。
「僕はエムペドクレスの伝を読み、みづから神としたい欲望の如何に古いものかを感じた……僕はあの時代にはみづから神にしたい一人だった。」
一言で言えば
「人より上の、特別で永遠の存在になりたいという願いは、2500年前のエンペドクレスにも、そして自分にもある。」
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