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海の見えるカフェとおにぎり|大分市 #77

朝起きると、すっきりとした青空だった。
今日は何をしようかと思ったが、たまには近所で気になるカフェに行ってみようと思い、車で海沿いのカフェへと出かけた。

駐車場に車を停めて、海浜公園を歩く。JR西大分駅前にある公園で、海沿いにおしゃれなカフェやお店がずらりと並ぶ人気スポットだ。

透き通るような青空と海
港に咲く桜

ウッドデッキになっている遊歩道をのんびり歩くと、ちょうど桜が満開だった。まわりは、ジョギングを楽しむ人や、犬を散歩させている人など、みんな思い思いに、春うららな休日を楽しんでいる。

私もたまに、自宅からこの公園までジョギングで走ったりする。風景が良い場所を走ると、モチベーションが上がるし、なんだか充実した休日を過ごせている気がする。


お店の外観

目的のお店に着くと、すでにお客さんで賑わっていた。お店はとても広々としていて、テーブル席も、壁際のカウンター席もたくさんある。レジの横のショーケースには、ずらりと生菓子や焼き菓子が並んでいた。どれもおいしそうで、全部味見してみたい。

今回訪れたカフェは、休日は朝から営業していて、モーニングセットやフレンチトースト、季節のスイーツが人気のお店なのだが、今回のお目当ては、お店の看板メニューのひとつ「ススピーロ」だ。

海の見える席で

ポルトガル語で「ため息」という意味のススピーロは、メレンゲと砂糖を混ぜて焼いた焼き菓子だ。外国のお菓子を食べられる機会はあまりないので、迷わず注文した。

いちごのススピーロ

しばらくして、注文したススピーロが運ばれてきた。今回は春らしく苺とバニラアイスが添えられていて、濃厚な苺ソースをかけて食べるようだ。

初めてのススピーロに、どきどきしながらナイフを入れる。
サクッという音と共に、軽い焼き菓子が崩れながら割れた。
クリームをたっぷりつけて、口へと運ぶ。想像通りの軽くてさっくりとした歯触りと、優しい甘さが印象的だった。

ススピーロに近いお菓子を思い浮かべると、メレンゲクッキーや、マカロンに似ている気がする。ススピーロ自体が主役ではなく、季節のフルーツやアイスと一緒に楽しむスイーツなんだろう。

私は軽い、というのがいいと思った。甘いものを食べた罪悪感があまりなくて、それでいてしっかりボリュームがあり、ちゃんと満足できる。

美しい海を眺めながら、ポルトガルの風景に思いを馳せて、春の香りがするススピーロとコーヒーを楽しんだ。


駐車場に戻る前に、もう1件気になるお店を訪ねた。

サイの絵が可愛い看板と、読み方が難解な店名が書かれたお店の入り口を開けると、レジ前はすでに何組も待っている状況だった。さすが人気店だ。

サイの看板
おしゃれなお店の入り口

ここは、おにぎりとお茶・紅茶の専門店で、外観はとてもおしゃれなカフェのようなのだが、中に入ると、ふっくらと炊き上がったごはんのいい香りがしてくる。

店内利用もできるようだが、かなり待っているお客さんがいたので、持ち帰りで注文することにした。

メニューはセットメニューが基本で、おにぎりの数をいくつにするかと、セットで豚汁をつけたり、お茶や紅茶を選べたりする。今回は、昼食用に焼きたらこと、しゃけのおにぎりに、豚汁をつけてもらった。

1つ1つ、目の前で丁寧ににぎられていくおにぎり。コンビニで買ったおにぎりとは違った温かみがある気がする。


だいぶ待ち時間が長かったので帰宅すると、ちょうどお昼時だった。

さっそく、おにぎりを食べてみる。やさしくにぎられたおにぎりは、ふわりとやわらかく、お米も粒だっていて、噛みしめるとほんのり甘い。具もたくさん入っていて豪勢だ。

豚汁はとても具沢山で、歯ごたえのある根菜や、大分名物のぶつ切りの椎茸の旨味が染み出している。薄切りの豚肉にも味がしっかりと沁みていて、美味しくて懐かしい。

実家にいたときは何かの節目に、いつも母の握ったおにぎりを食べていた。母が握ったおにぎりは、大きさがまちまちだったり、形が少し崩れていたりした。それでも、朝早くから1つ1つ丁寧に握られたおにぎりを、私は笑顔で頬張った。

1人暮らしをしていると、家庭の味が恋しくなる。たまには、自分のためにちゃんと料理をしようかなと思った。


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