ないのではなく、見つけようとしてなかった|30代のキャリア|投稿企画|アラフォー会社員主婦
新卒20代で就職した会社は、長時間労働の毎日。
クリエイティブ系の会社で正社員として勤務。
帰宅がとにかく遅く、付き合いの飲み会も多かった。
仕事はやりがいがあって未熟ながらも早く吸収したい一心だった。
しんどいけど刺激もたくさん受けて本当に楽しかった。
当時一人暮らしをしていた部屋には寝に帰る毎日。
いくら若いといえど段々心身共に疲弊していった。
好きを仕事にできたのに退職。
無念で悔しくてたまらなかった。
結婚して移り住んだ先で正社員で就職。
前職とは違う職種だった。
働きながら子どもを1人産んで1年育休を取ったのちに復職。
お客との会話や雑談が苦手だったが、絶対の環境だったので
自分なりにベストは尽くした。資格取得も頑張った。
実際仕事は楽しく、本来の業務の枠を超えて
販促のブラックボードを描いたり
季節のPOP制作の業務などもさせてもらった。
見つけたやりがい。
慣れるに従って、増える業務量。
まだ小さかった息子を保育園にお迎えにくのは、ほぼ最後の方だった。
延長保育が19時まで。すべり込みで迎えにいった。
お漏らしで濡れたお昼寝布団を持たされこともあった。
今から洗って乾かしたら何時になるかな。。
帰ってからの時間があっという間で寝かしつけも遅くなる。
小さい頃の期間はあっという間というが、
毎日必死だった。
このまま終わらないかと思った。
そして、このまま小学生に上がったら。。
平日の学校行事が多い小学校。
休みがかなり取り辛い環境だった。
学童は18時まで。
保育園児から小学生の生活の変化。
あの時もっと寄り添っておけばよかった、と思う前に
なんとかしたい気持ちが膨らんでいく。
繁忙期は連日20時を過ぎることもあった。
いろんなやりくりが自分の中で限界を感じていた。
家族の事情で周囲に助けてもらうのが難しい状況。
夫の勤務時間と休日が合わないので、どうしようかと考えた。
まだまだワークライフバランスという言葉も、概念も
なかった時代だったと思う。
ただ、人間関係には恵まれて
よくしてもらったことは感謝しかないです。
雇用形態や勤務時間の相談をしたが、
働く人員数の問題もあって難しかった。
それでも頑張ろうと思ったが、思い悩んだ末に出した結論。
自分のいる労働環境を変える。
後悔しない子どもとの向き合い方をしたい。
長く働く環境を手に入れたい。
ここで転職を決意。
しかしこのタイミングで、繁忙期勤務。息子の卒園と入学準備。
自宅の購入。夫の父が病気で亡くなる。
母方の曽祖母が亡くなる。私の弟の結婚。
短い期間にすべて重なって、私の左耳の聴力が突然落ちてしまった。
転職活動をし始めた矢先だった。
住宅ローンを組んだ後で心配しかなかった。
周囲から心無い言葉を言われることもあった。
少しお休みをいただいたが良くならず、一旦会社を退職した。
既に小学1年生にあがっていた息子。
退職はたまたま夏休み時期だった。
学童は働きだすまでお休みして
久しぶりにじっくりと子どもと向き合う時間をとった。
夏休みの工作を一緒に考えたり、図書館に行ったり
何気ない日常がありがたく、耳の調子もだんだん上向いた。
夏休み明けに合わせて転職活動を再開。
前職を辞めた理由や今心配に感じていることを説明した際、
職業支援に関わる女性職員から言われた。
「今まで働いてきて経験したことは何一つ無駄じゃない。
それは仕事に就く以外のこと全部。
歳を重ねることで出来る事や気づける事は必ずある。
子育てしながら今まで働いてきたことは立派な経験。
どんなに小さなことでも、じっくり振り返ってみて。
あなたの強みは必ずある。
うまく行ったこと、失敗したこと、それ以外も全部次に進むための大事な財産よ。」
自分の今までを肯定してもらったかのように
理由もなく頑張れそうな気がした。
背中に強い武器を装着した感があった。
後に、私はこの方のおかげで今の職場と出会えたと思っている。
この声かけがどれだけ転職活動中の
意識の持ち方や職務経歴書などの内容、面接に活きたことか!
これまでやってきた仕事の棚卸しを隅々まで行った。
拾い上げてこなかった事柄もすべて(学生時代のアルバイトも全部)
洗い出しした。
どう感じてどう繋げたかまで、
紙に書き出して整理した。
それから伝え方をじっくりと練った。
次第に話す準備と私なりの伝えるが整っていった。
私自身について、私なりの表現で
納得のいく説明ができるようになった。
特に能力を持たずに働いてきた私でも
大きな発見がたくさんあった。
誰しもが持っている経験という財産。
似たエピソードでも、人によって
見えるもの感じるものは皆違うはず。
を伝えてくれた女性職員さん。
私のやってきたことなんて
たいしたことはない。
収入に直結するスキルだってない。
それは思い込みではないですか?という問い。
職場が変わってもその時出来ることをしっかり取り組む。
これは今も昔も変わらない、私が働く時に大事にしていること。
ありきたりで当たり前やん、と言われそうだが。
振り返れば、どの仕事も私に貴重な経験を財産として持たせてくれた。
見落としてしまう出来事すら経験。
どこをとっても私が歩んできた道。
現在の未経験職種に転職して8年目。
今も正社員で働いている。
紆余曲折ありながらも小中高校と息子の成長過程の変化に
対応してこられた。
それに加えて、あの時の言葉は
今の業務でも活きている。
業務改善やゼロから作り上げるもの、
さまざまな業務に当てはめる。
今までの積み重ねの中にヒントが隠されている。
ちょっと視点を変えてみる。
少し離れてみる。
何気ない日常の会話。
誰かとのやりとり。
そこから紐解かれ何かを掴み取る。
リスキリングの真っ最中。
ここにも振り返りを経て、新しいものと掛け合わせる。
もう無限に広がるしかない。
壁にぶつかってばかり。
かっこいいキャリアなんてないし、
泥臭くていい。
私らしく、できる範囲で働く。
それでも無理しすぎず、感謝を忘れず
これからも働いていきたい。
ここに至るまで、多くの方の支えがあって今の私があります。
その中の1人である、あの時の言葉をくださった女性職員さんを
30代のキャリアのテーマとして取り上げました。
いらっしゃる場所がわかるならば、すぐにでもお礼を伝えにいきたいです。
長々と最後まで読んでくださり
ありがとうございます。
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