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【VOID404 熱血コラム】年末の戦場!居酒屋アルバイトに捧げた「勝利の生中」と、閉店後の最も重い御馳走|忘年会|居酒屋エッセイ|人間ドラマ|

今から語ることは、単なる飲み会の話ではない。年末の戦場で交わされた、客とプロの矜持を巡る、熱い一夜の記録だ。



🚦 ハイペースで飛ばす俺と、予約表と戦う店員たち

年末の足音が近づくたび、心躍る響きがある。そう、「忘年会」だ。

先日、俺たちが訪れたのは、仕事納め間際の週末。場所は、油とタレの香りが絡み合い、熱気渦巻く、いつもの喧騒をさらに煮詰めたような活気に満ちた居酒屋だった。

俺の席もまた、戦場だった。テーブルの上には、食べかけの刺し盛りと、タレの焼けた匂いを放つ焼き鳥。そして、俺の前には空になったジョッキが次々と積み重なる。1杯目から10杯目までは、このハイペースが止まらないのが俺の流儀だ。しかし、この特急列車のようなオーダーを支える店員たちの負担はいかほどだろうか?彼らの予約表は、さながら満席のダイヤグラムだ。


🍺 勝利の生中と、デイサービスの視線

そんな喧騒の中、次の生中を運んできたのは、座敷担当のアルバイトの男性だった。テーブルにジョッキを置く瞬間はプロの笑顔を見せるが、座敷の通路を歩いてくる彼の姿は、どう見ても「ぐったり」していた。

俺は笑いながら声を掛けていた。

「おい、兄ちゃん疲れてんのか?」

彼はビクッと肩を震わせ、慌てて「大丈夫です!」と返す。だが、嘘はつけない。俺はさらに笑い、本音をぶつけた。

「ぐったりしてんじゃねぇか。顔見りゃ分かるぞ」

そして、俺は焼き場の店長に声を掛けた。

「おい!店長!兄ちゃん疲れてるから、ビール飲ますぞ!」

責任者の目には、「この人はいつもこうだから」という、慣れと諦めが交じった笑みが浮かんでいたが、今回の忘年会に参加している放課後デイサービスの面々(看護師や保育士たち)は、俺の一連の行動を固唾を飲んで見守っているのがわかった。

俺が手渡したビールジョッキを、彼は迷うことなく口に運んだ。グイッと飲み干し、一瞬で顔から疲労を消し去るほどの、最高の笑顔を見せる。

「どうだ、うめぇだろ」

これは単なるビールの味を問う問いかけではない。理不尽な忙しさ、連日の激務、それを乗り越えた瞬間に飲む一杯の「勝利の味」を問いかけているのだ。

彼はジョッキから顔を上げ、最高の笑顔を見せた。そして俺は、現実的な問いを投げかける。

「今が稼ぎ時だ、何時までバイトだ?」

「2時までです」

俺は励ましの言葉を返す。「あと数時間だな、踏ん張れ」。彼の返事は、もうさきの「ぐったり」店員ではない。

「はい!ありがとうございます!」


👨‍👩‍👧‍👦 座敷が作る「ファミリー」と、最高のオチ

この一連のドラマの最中、座敷というのは面白い空間だった。

隣や数席離れた席の知らねぇ子供らが、遊びついでに俺の背中に寄っかかったり、遠慮なく話しかけてくる。俺も、その場限りの親戚の叔父さん気分で適当に相手をする。この無秩序で親密な状態。これが、日本の居酒屋の「座敷」が生み出す一夜限りのファミリー状態だ。

その空間で、店員へのねぎらいの声が上がり、ついに「こっちのも飲むか?」と酒を差し出す者まで現れ、連帯感は最高潮に達した。

その最高の連帯感の中、奥の焼き場から、満面の笑みを浮かべた店長の声が、座敷全体に響き渡った。

「そんなに飲ませてもらったら、コイツ仕事できなくなってしまいます!」

この一言がすべてを持っていった。

張り詰めていた緊張感と、温かい人情が交錯していた空気が、一瞬にして爆笑の渦へと変わった。そしてその一言に、店にいたすべての客連中が一斉に笑ったのだ。いや、面白れぇ瞬間だった。


🍻 締めくくりは、心からの「御馳走」

宴は閉店ギリギリまで続いた。終電間際、デイサービスの面々を送り出し、俺は一人、店に残った。

そして、俺は店長に声を掛けた。

席で飲むことを許されたアルバイトの兄ちゃん、焼き場で汗を流し続けた店長、そして片付けに追われる残りのアルバイトたち、全員を座敷に呼んだ。

そして、ビールを人数分頼んだ。

「今日は本当にお疲れ様。最高の場を作ってくれてありがとう。これは、俺からのねぎらいの御馳走だ!」

静かになった座敷で、プロとして最後まで戦い抜いた彼らが、客ではなく一人の人間として飲むビール。その感謝の深さは、忘年会で俺たちが飲み干した何十杯よりも重い。


📣 最後に、この時期を戦い抜くプロたちへ

年の瀬の居酒屋は、単なる飲食の場ではない。そこは、一年間の苦労を笑いに変え、人として通じ合う熱い感情を交換し、そして明日への活力をねぎらい合う、人間劇場なんだ。

この時期、まだ休むことのできねぇ居酒屋をはじめとした飲食関係者たち。あんたたちの頑張りが、どれだけ多くの人々の最高の思い出となる時間を作っているか。それは計り知れない価値がある。

あの座敷で、プロとして戦い抜いた彼らが飲んだ「ねぎらいの一杯」。あの重さは、あんたたちの頑張りの価値と同じだ。

どうか身体に気を付けて、そのプロの矜持でもうひと踏ん張りして乗り切ってくれ!

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