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aoneko
神経衰弱
初めに結論を言うと、
肉体的反射神経の衰えと共に、精神的反射神経も衰えるということである。
以前私は対人ゲームを好んでやっていたのだが、反射神経を要する場面が多く、学生自分の時のように反応できなくなってきた。
それより何より、いわゆるランクを上り詰めるより、本を読んだり、絵画を見たり等に興味が移っていったのが大きいように思う。
ランクの高さが、なにか自分を高尚なものに導いてくれると本気で思えるような精神的反射神経はもはや無くなった。
なんとなくやって、つまらなくなり直ぐに辞める。
刺激を感じていたものに、飛びつき齧ることで萎びた精神を隆起させようと試みるも、結局は過去の遺物となっていて、
そもそもゲーム自体をあまりしなくなる、に至る訳である。
食事に関してもそうだ。
とにかく野菜が美味い。
ほんのり塩味で焼いたもの、優しい味付けで炊いたもの。
これらが非常に満足感を与えてくれる。
大好きだった大容量ポテチも、通常量で飽きる。
多ければ多いほど嬉しかった肉も、少しで事足りるようになった。
しかし、酒だけはやめられない。
肉体はボロボロになるが、精神は回復していくような気がしている。
衰退した精神を何とか現状維持して時に抗う特効薬である。
立ち飲みで野菜と刺身をつまみながらべろべろに酔っているおじさんを見て、憧れと同族嫌悪を抱いていることは言うまでもない。
(了)
