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“Many Miles Away” No.8‐④ なんてったって北海道!

2025年6月25日(水)


年齢:59歳
バイク:MITO GUZZI V85TT

<No.8-③の続き>

垂直移動、最果てへ!

4:00過ぎ、東側の部屋だったせいか、朝日で目覚める。流石、北海道の朝は早い。TVを付けるとニュースの占いで俺の星座・さそり座はビリ。

そんなことに一喜一憂する柄でもないが、「予期せぬことが起こります。」だと。アナウンサーも可愛い顔して不吉なことをよくも…。悲観的に捉えたのだ。
「気になるでしょ!」

富良野・民宿あきば。真昼間のようだが、早朝。

今日はそこそこ走る予定なので、身支度整え、出来るだけ周りの部屋の人を起こさぬよう、泥棒の如く抜き足差し足、そそくさと早朝の内に出発。早朝のファーム富田、ラベンダーが五分咲き位か?ぷ~んと良い香り、トイレのようである。本来は逆なのだが。

富良野・ファーム富田。香りも色も素晴らしい!

隣町の美瑛でパッチワークの丘の中を走る。人工的といえばその通りだが、整然と、そして色とりどりで美しい。

美瑛・パッチワークの丘。いい景色に休憩が長くなりがち。

大都市である旭川で朝の渋滞と時間が被るが、中心部の混雑を避け、北海道のトンガリ帽子のような部分の真ん中を垂直に北上を続ける。

R40には自動車専用道路の無料区間もあり、上手く活用、ズンズン北上。仮に人工衛星から俯瞰すると、俺の左右で日本海とオホーツク海がグングン近付きながら、俺と同じ方向に向かっている。三つのベクトルが同時に北に向かっている。

ガンガン走り、音威子府(おといねっぷ)まで、R40はここで方向が変わり、西方向、日本海側に向く。

カンカン照りで日陰の適当な休憩場所が見当たらず、宗谷本線・筬島(おさしま)駅に行ってみる。駅舎だけの無人駅、照り付ける太陽を避け、少し休憩させてもらう。「異常に暑い!本当に北海道か?」

宗谷本線・筬島駅。涼しい日陰は無かったが、「惰性運転」を断ち切るためにも立ち寄った。

佐久から道道119号で遠別に、この旅で初めて日本海とこんにちは。道の駅・てしおで豚丼の腹ごしらえの後、いよいよ本日のメインイベント・サロベツ原野に乗り込む。


圧巻、サロベツ原野!

オトンルイの風力発電と海上にそびえる利尻富士に挟まれ、真っ直ぐに伸びる一直線の道。素晴らしい!これを見に来たのだ!利尻富士は海からニョキっと飛び出、標高1,700m余りと存在感抜群。またその山容も大好きである。

サロベツ原野・オトンルイ風力発電。分かり辛いが、遠くに数十基のプロペラが見える。

何故だろう、俺には好きな形の山と、別にそうでもない山がある。好きな山では富士山や開聞岳、キレイな等脚台形だったり円錐形だったり。

言ってみれば二次元で見ると左右対称。前出の2つの山は滑らかだが、利尻富士はゴツゴツしているにも関わらず、こちらから見える山容は左右対称に近い。

サロベツ原野より利尻富士を望む。大好きな山。これを見に来たのだ。

昔遊んだ「ベーゴマ」をひっくり返したような形である。多分俺の惹かれる山は左右対称の形をしているのだと思う。蛇足ながらバイクの後ろ姿もマフラー左右出しが好きである。

<参考>ベーゴマ。一番手前、正に利尻富士みたい。 出典:Web Japan

度々バイクを停め、見とれる。運転に分散せず、全神経集中して利尻富士を眺める。少し霞んではいるが、最高の山!ずっと見ていたい


最北の町でキャンプ!

こうほねの家PAで今日の宿泊について考え、「北海道立宗谷ふれあい公園キャンプ場」に照準を当て、向かう。広大な公園に驚きつつ、事務所に。ガラガラという訳ではないようだが、幸い空きもあり、今夜の宿泊地となる。

テント設営地は決められており、周りは俺と同じおじさんライダーばかり。強風の中、少し難儀したが「本日の家」を構え、市内に少し戻ったところにあるセイコマで買い出し、テントに戻る。

稚内(わっかない)宗谷ふれい公園キャンプ場。本日の宿。後ろで愛車が見ている。

バイクを停め、「今日はもう乗らないぞ!」と心で宣言し、プシュッと缶ビールを開け、始める。酔いと共に体の力が抜け、まったりモードに。V85TTも荷が下り、ゆっくりしている感じである。人車とも同じ状況である。

ビールが美味い!いいキャンプ場。ちょっと俺のサイトは蟻が多いのが玉にキズ。

SさんからLINEあり、富良野で俺も昨日行ったカレー屋・唯我独尊に行った旨、十勝岳展望台や白ひげの滝、青い池等に訪れた旨を知る。

Sさんと適宜連絡を取り合う。

「どこどこに居て、晴れ、気温○○℃、暑い」等の情報交換も出来る。こちらもSさんが役立つかも知れない情報は送信する。便利な時代だ!

辺りも暗くなり、俺はゆっくり飲んだり食ったり、ちょっとした焚火等をしているが、周囲のライダー達は20:00頃には自分のテントに引っ込み、早くもいびきをかいていたり、要らん屁の音も聞こえたりしている。

俺は折角のキャンプだし、少し夜を楽しもうと思っていたが、キャンプを楽しむというより、多くのキャンプ慣れしたライダー達は、宿泊費節約の意味合いが強いようである。

俺も皆に倣い21:30頃には焚火を消火、テントに引っ込む。そう言えば…朝のTVの占い、パニアケースのカギをパンツのベルトループに吊るす「カラビナ」を道道106号で落としてしまった。朝の星占いと絡め、

<参考>カラビナ。こんな風にカギをベルトのループに吊るす。   出典:niteize.jp

「これだったのかなぁ…。」と思ったが、その後、何と見つかった。服のどこかに挟まっていたようだ。まぁ、こんな顛末だが、大事なく一日が終了し、良かった。

明日は今日と反対側の海、オホーツク海沿いを下る。

■本日の記録
〇本日の走行距離 340Km.
〇燃費 富良野⇒稚内 26.9Km./L.
〇宿泊地 稚内市 宗谷ふれあい公園キャンプ場(キャンプ)

<No.8-⑤に続く>


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